向き合った時間

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昨日は衣装付きの通し稽古でした。

ブログ更新出来なくてごめんね!

稽古後にみんなでご飯を食べながら、通しについての反省と、更に出来ることを話し合っていたら時間が遅くなってしまいました。

だから今日は、少しだけ詳しく話してみたいと思います。


「アルカナ・ファミリア2」

本当に、本当に、新しいルカが此処にはいるよ。

目から沢山の想いが溢れます。

その代わり、家に帰るとドッと疲れが来て、身体が一気に重くなります。

これはCZのビショップの時にも経験した感覚。

山都は肉体的疲労の方が大きかったけど、今回のルカは精神的疲労の方が明らかに大きい。

けど大きければ大きいほどしっかりと生きようと思います。

するとこの疲れも何だか心地いい満足感に変わって、この感覚を大切にしようと思えます。



昨日は原作のパカ子さんも通しを観に来て下さって、

「帰ってきたという感じがします」

というお言葉を頂きました。

個人的に感想も頂いて、

「ルカ、これは泣けます」

という言葉も頂きました。


これからもっともっと、初日を迎えるまでまた迎えても、千秋楽まで"想いを更に募り、堪えきれなくなる"くらいまで向き合って行こうと思います。







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これは初演の時にノートに書いたルカ像の一部分。

原作のゲームをやりながら、ルカから発せられるルカ自身の姿と、まわりから見たルカの姿を僕の言葉に置き換えて、

ルカの輪郭を作るために度々ゲームを止めながらメモして行った跡。

ひとつも取りこぼさないようにと。



ある方に、

「ひとつの役についてノート2ページは軽く埋めれるくらいの役作りをしなきゃ」

ととある時に言われて、

それまでの僕は埋められていただろうかと何だか悔しくて、ルカは5ページくらいびっしり埋めました。



ゲーム内全てのルカの台詞も復唱しながらクリアーしたり。

これはビショップもやっていた事ですが、癖やそのキャラ独自のイントネーションを少しでも自分に入れられたらと思ってやっています。



初演を観に来て頂いたパーチェの声をやってある杉田智和さんが、

「ルカ役の子は中村くんの声の癖を完璧にトレースしているね」

と言ってあったそうです。


向き合った時間は裏切らないんだと自信にも繋がった言葉でした。

原作のあるキャラクターを演じる時にはキャラクターの表面的な部分よりも、本質的な部分を大切にして行きたいけど、

言葉の癖やイントネーションからもルカを感じて頂けたら僕は嬉しい。

お手紙を読んでいると、みなさん1人1人そのキャラクターを愛しているポイントが違うから。



原作のキャラクターをお借りしながら、舞台だからこその血の通った、動く、生きる人間を演じて行きたい。

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どーん!!

そんなことを思いながら今日もルカと向き合います。







初演の頃は原作にないオリジナルの事柄にルカがどう反応しどう向き合うのかを手探りで探して行ったはずなのに、

今回は、

もう迷わないよ。

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お嬢様、リベルタ、ノヴァ、デビト、パーチェ、ダンテ、ジョーリィ。

今回は、

ファミリーともう一度向き合う物語。




北村健人


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