R45 ALL THAT 補足 (文&色えんぴつ画 柳田光司)
「R45オールザットらじヲ」を担当しています「柳田光司」です。
「柳田?誰やねん?お前?」というクレームを少しでも解消するため
「長~い 長~い自己紹介」をさせていただくことになりました。
第36回「年イチ聞くくらいでちょうどいい曲」(2018年7月6日 OA)
「百聞は一見に如かず」
…いい言葉だと思いませんか
自分でも凹むほどの「地図が読めない方向音痴」です。
そのため、紙面の活字や地図を何度見ても 心底 理解することができない。
そのくせ、現地に出向き「地図を更新」しなければ気がすまない性格。
… ひじょうに 作業効率が悪い 燃費が悪い男です。
中学の終わり~高校時代にかけて
「繁華街(はんかがい)」という誘惑が 私を襲ってきました。
中でも、私の心を鷲掴みしたのは「ライブハウス」。
生意気盛りの高校時代。
男子校に入学。インターハイ。全国制覇を狙う先鋭たちが主な友だち。
大学受験に打ち込むタイプとは価値観が合わない。
必然的に 行動は「独り」からの「資金調達のためのアルバイト」の生活。
股間だけをパツンパツンに膨らませながら、彼女らしい彼女もいない日常。
「どことなく、こんなわがままに 付き合ってもらうのは悪いなぁ…」
「…それなら、ひとりの方が 気楽で ええやん」という可愛い高校生。
妄想が爆発することを 回避するかのように…
デカく膨れ上がった「脳内マップ」に強制終了のセンサーが作動します。
基軸となるのは「駅前」~「メインストリート」。
京都でもっとも賑わっていた「新京極」と「寺町京極」に「京都花月」が。
次に「本屋」「映画館」「楽器店」「レコード屋」が
次々と インプット。新しい地図のデッサンが開始されました。
「菊映」「京都宝塚劇場」「松竹京映」「京極弥生座」
「美松名劇」「美松大劇」「京都ロキシー」「京都スカラ座」
「京極東宝劇場」「京都松竹座」「東宝公楽」
少し足をのばせば…
四条大宮の「大宮東映」
八坂神社前の「祇園会館」
一乗寺の名画座「京一会館」
で、その次が「ライブハウス」
たいした容量を、データ入力できないものだから…
必然的に、他のものがまったく目に入らない サブカル耳年増へとまっしぐら。
エロい妄想もK点を超えないように、神様から犯罪防止用のストッパーが設置される始末。
気がつけば いつしか定番の「ギター」へ逃避行。
急に、親戚から譲ってもらったガットギターに鉄弦を張り出す奇行へ(笑)
別れた経験もないくせに、「失恋ソング」を急に作って どんどん深みにハマる。
ギターのチューニングもできないくせに、どうやって歌うんだ!って怒られて照れ笑い。
急に、アレンギンズバーグの詩集にメロディを付けだしたり…支離滅裂(笑)
やがて、京都のライブハウスだけでは満足いかなくなり…
週末になれば「大阪」~「奈良」~挙句「和歌山」まで遠征する。
今、考えれば…
よくも悪くも『ライブハウス』という『密室空間』に独特の文化。
性衝動にも似た 「アドレナリン」が脳内を分泌していたのだと思います。
大阪うめだ
阪急三番街百又ビルB1『ザ・バーボンハウス』
阪急北通りOFCビル『バナナ・ホール』
東通り商店街 新御堂一筋東北『チャーリーブラウン』
東通り白馬車ビル3F『コットン100%』
曽根崎センター街オーロラビル『ポップコーン』
大阪ミナミ
御堂筋 八幡筋西入る『バハマ』
四ツ橋なんば 下車すぐ『BOOP A DOOP』
大阪天王寺
環状線「寺田町」下車。西口、新井ビル3F『STUDIO あひる』
アポロビル西。市立病院の向かい『不思議の国のアリス』
阪急茨木市駅。東口より南へ『我楽苦多(がらくた)』
京阪枚方駅。北口ジャンボビル9F『ブロウダウン』
…ブロウダウンで観た『すかんち』?
「ローリー寺西」は衝撃的でした。
近鉄奈良駅前『ビバリーヒルズ』
国鉄(JR)和歌山駅から徒歩20分ぐらい。
北新地交差点をまっすぐ、まっすぐ。
グリル中村の近く。バルファン?ビルの3Fにあった?『BE‐BOP』
地元、京阪浜大津と三井寺駅の中間。公園横にあった『ロック魂LIVE』まで。
…ね(苦笑)
…こういう わけの分からない「個人的な衝動」に
わざわざ他人(友だち)を 巻き込むなんて… よほど無神経でないと不可。
今も昔も「見る前に跳べ」的な…常識に欠ける男です。
病的な凝り性?というか
…コンプリート癖?…というか ≪真面目は真面目≫なんです(笑)
とにかく 数多く 隈なく見て回ったあと…
「自身の進路」について 考えようと思っていました。
大阪うめだ。泉の広場北のつきあたり。
『青い鳥ウメ地下店』に毎週 日曜日に『山田雅人』さんが 出ていました。
およそ30分ぐらいのステージ。
毎週日曜日。夕方6時、6時50分、7時40分の③回公演。
京都銀閣寺近くにあった『サーカス・サーカス』
バンド演奏の(前半)と(後半)の休憩時間?に
颯爽と ステージに立ったのは『嘉門達夫(現:タツオ)』さんでした。
でも、わずか16~17歳だからこそ… 真実を見抜く目があったのも事実。
この程度のギターなら 三か月もあればマスターできるなぁ。
思惑どおり、簡単に第一関門を突破に成功!
でも、こういうカタチを追いかけるのは抵抗があり 違うカタチを模索しました。
気がつけば…
私は、仲間4人でバンドを結成し…
造型と雰囲気が もっとも肌にあった「ライブハウス」のステージへ。
今なお 若いミュージシャンから絶大な支持を集めている『拾得(じっとく)』
『礫礫(たくたく)』という100年以上の酒蔵を生かした二大老舗に招かれ、対バンで出演し、演奏し60分ぐらいのステージを沸かせることが楽しかった。
バンド名は「ボッタクリ」
名付け親は、19歳のわたし。
その「語源」は…「ぼる」が元々の形で、「むさぼる」の前半部分が省略されたという「暴利」の変形。「~っくり」の部分は「たぐる(手繰る)」であり、無理やりひっぱる!
…それが転じて「法外な料金を要求する」こと。
京都って、今も昔も「多様性」が感じられる ふしぎな土地柄。
何よりも有難かったのは、京都の音が鳴り響く現場では「演者」も「お客」も
「場を提供してくれるお店の人」も 同じ目線でした。
前売り券をノルマでさばくことも一度もありませんでした。
…おそらく、こんな奴らに言ってもムダだと思われていたのかも(汗)
今になれば「もう少し商業イズムで バンドに取り組んでも良かったかなぁ…」
…なんて 思うときもありますが、たいした音楽へのこだわりも無いし、
人生をすべてバンドに賭けるほどの才能があるか?と言えば… まったく無い。
…でも、黙ってるってことができない。
最近だと たいして興味もない「ワールドカップ」についてモノ申したり…。
「大迫って、28だから・・・次は32かぁ・・・」と神妙に。
単に「年齢に4を足しているだけ」(笑)…最悪なオッさんです。
だいたい、学生時代に「バンド」や「演劇」に一度でも身を染めようなんて考える奴なんて ホント、ろくなもんじゃない!自意識過剰にも程があると思いませんか(笑)?
あぁ、でも 30年近く経って ようやく 懐かしい気分になれたかなぁ…。
…そんな ど~しょうもない私が、
「年イチ 聞くくらいでちょうどいい曲」で推薦したのは
≪リトルエヴァ≫の『ロコ・モーション』です。
なぜ?私がこの曲を推薦したのか?
気になる方は、ラジコのタイムフリー(1週間無料サービス)でも
番組をお聞きください!
50歳を目前に、まさかのラジオデビューした私「柳田光司」宛の
応援メール、ハガキ、郵便なんでも結構です。
一行メッセージでもかまいません。必ず目を通させていただきます。
こちら「R45 ALL THAT 補足」も読んで下さいね~!
次回の『R45 ALL THAT “らじヲ”supported by Joshin』は、
7月13日(金曜日)夜9時から。
第36回のテーマは、まさか、まさかの『ふんどし ソング』
来週も お付き合いのほど よろしくお願いいたします。
谷口「わー、わー、言うてます!」
柳田「お時間です!」
2人「さようなら!」 …(つづく)