R45 ALL THAT 補足 (文&色えんぴつ画 柳田光司)
「R45オールザットらじヲ」を担当しています「柳田光司」です。
「柳田?誰やねん?お前?」というクレームを少しでも解消するため
「長~い 長~い自己紹介」をさせていただくことになりました。
#23『思わず旅気分!異国情緒漂う曲』(2018年4月6日OA)
職業柄、こんな質問をよく受けます。
「テレビ局のアナウンサーって、どうやれば成れるんですか?」
そこで今回は、実験的な“自己紹介コラム”
『テレビ局のアナウンサーになりたい!』という事例を縦軸。
(柳田風の)“努力の方法”と“ものごとを進める順番”について述べながら
わたしの「嗜好」と「思考」を全面的にさらけ出していきます。
どんな仕事でも、たいして変わらないと思っていますが…最初にすべきこと。
その①『自分の足で できるだけ多くの情報を集めること!』
ここでいう「情報」とは「ウィキペディア」や「ネットニュース」のような
不明瞭な情報ではなく、政府がオフィシャルで公開している「経済白書」
企業の公式ホームページに記載されている「数字」や「グラフ」です。
こういう“不明瞭な時代”ですから、経済白書ですら鵜呑みにはできません。
――大切なのは この数字の使い方です。
その②『あらゆる角度から組み合わせ、自分だけのデータを作成する!』
ポイントは、誰もが簡単にパソコンで知ることができる「数字」ではなく、
世界でひとつしかない、オリジナルデータを作成することです。
例えば「局アナって、1つの放送局には何人ぐらいいるのか?」
「出身大学は?」「レギュラー本数は?」…という①次情報。
この①次情報を…少しアレンジすれば
「男女の比率は?」「年齢の比率は?」…という②次情報になります。
さらには、どこにも載っていない情報を 各々の主観で振り分けたデータを作成。
「現役活動期間は?」
「顔や体型の分類」…これらは、第3次情報になります。
データを組み合わせながら 最低50項目。
そのころには、なんとなく局アナという仕事の「表と裏」が、浮き彫りになってくるはずです。
なお途中で、「こんな邪魔くさいことは、自分には無理!」だと判断したら…中止して下さい。
その③【覚悟】――本気の受験勉強は、その後です。
局アナになるための【次の作業】って、わかりますか!?
「…受験勉強?」
「…東大・京大合格!?」
「アナウンス学校…?」
――― 答えは『×』Or『△』です。
確かに、局アナになるためには 大卒が条件です。
しかも、民放局は圧倒的に、早稲田・慶応・上智の三校が有利。
NHKは、有名国公立卒業者が圧倒的に多い。
知っておいて損はありません。
でも、それより先に 皆さんに「確認」「覚悟」して欲しいことがあります。
こんな事を言えば、元も子もありませんが…
『テレビ局やラジオ局のアナウンサーの採用基準は、AKB48のメンバー選考基準と同じ!』
明確な合格基準がないんです。
という事は、「局アナ」という職業を、
第一希望にすることは、あまりにも「リスクが高い」ことだと認識する必要があります。
ちなみに、東京キー局にアナウンサー希望する人数は 毎年1000人を超えます。
この数千人単位の志願者が、東京の民放⑤局を併願しながら全国各地を回るんです。
でも実際は…
1次・2次・3次・4次試験を突破し、
「最終面接」に残るメンバーは 毎回ほぼ 同じメンバーです。
他局なので、審査している人間はまったく違います。
でも、結果は 悲しいかな?ほぼ同じです。
…という事はやはり???「明確な基準」があるのは間違いないでしょう。
各局により、「好み」は分かれますが、
…99・99999%の受験者は、書類選考の段階で「アウト!」だという事です。
とはいえ、「0・0000001%の輝き」も短命。
いつまでも、続きません。
例えば、フジテレビの女子アナの平均退職年齢は29歳。
ちなみに、プロ野球の引退平均は28歳。Jリーグは25歳。
40歳を超えてアナウンスの職務についている社員は30%。
全国のアナウンサーで顔と名前が一致する人は1%未満。
…恐ろしいほど、割に合わない職業です。
ここまできて「覚悟」を決めたら…どうぞ!ご自由に!
「やるリスク」と「やらない後悔」を天秤にかけるのをお忘れなく。
(4)夢にチャレンジ!…ベストを尽くし…失敗した場合。
…腐らない。他人の責任にしない。
さっさと辞めて、次をめざせますか??
半世紀ぐらい生きてきて、強く感じることがあります。
「頑張っても…ダメなこと」って あるもんです。
否、人生において ほとんどのことは 上手くいきません。
学生時代。私の周りにも、インターハイはおろか 試合にも出られなかった補欠。
ユニフォームすらもらえないまま 最後の大会を終えたヤツもいました。
でも、ここが「節目」だと思うんです。
「失敗したことを、笑いをまぶして 笑い飛ばせるやつ」と
「妬み、腐り、他人に責任をおしつけ ジメ~っと陰湿になるヤツ」
この「差」は、たいへん大きいと思います。
そんな、”結構、めんどくさい私”が
「思わず旅気分!異国情緒漂う曲」で推薦した曲は…
≪浜村美智子≫の『カーニバルの夜(フェリシダージ)』
なぜ?私がこの曲を推薦したのか?
気になる方は、ラジコのタイムフリー(1週間無料サービス)でも
番組をお聞きください!
一度、浜村美智子さんをググってみてください。
「時代、人種、国籍」を飛び越えるパワーを持った早すぎたアバンギャルド。
今なお「現役」です。
今回の色鉛筆画は「ずっと前、映画監督の園 子温(その・しおん)芸人デビューというイベントの演出をやらせていただいた時のデッサン」です。
支離滅裂な作風。
狂人「園 子温」ですら、きっちりと映画を見まくった末のデータ結果。
自分の欲望が抑えられない者のみが許された「自己表現を兼ねたビジネス」だと思いますね。
50歳を目前に、まさかのラジオデビューした私「柳田光司」宛の
応援メール、ハガキ、郵便なんでも結構です。
一行メッセージでもかまいません。必ず目を通させていただきます。
こちら「R45 ALL THAT 補足」も読んで下さいね~!
次回の『R45 ALL THAT “らじヲ”supported by Joshin』は、
4月13日(金曜日)夜9時から。
第24回のテーマは、リスナーさんからのお題リクエスト…『お風呂ソング』
来週も お付き合いのほど よろしくお願いいたします。
谷口「わー、わー、言うてます!」
柳田「お時間です!」
2人「さようなら!」 …(つづく)