R45 ALL THAT 補足 (文&色えんぴつ画 柳田光司)
「R45オールザットらじヲ」を担当しています「柳田光司」です。
「柳田?誰やねん?お前?」というクレームを少しでも解消するため
「長~い 長~い自己紹介」をさせていただくことになりました。
#18『明日は3月3日、耳が痛い曲』(2018年3月2日OA)
職業柄でしょうか?
「今まで見た中で おススメの映画は何ですか?」とよく質問されます。
その度に「えっ、そんな難しい質問?急に言われても…」って迷います。
映画って、それまで どれだけの「量」や「数」を見てきたか?によって
大きく好みも別れるし…質問した相手の性格によっても大きく異なります。
例えば、私の場合は「ミュージカル映画」や「幼児や子どもが虐待される内容」
はほぼアウト。アダルトビデオなら、もっと受け付けないジャンルが多いんです。映画の好みって、人によってまったく異なりますからホント困るんです。
昔、仕事関係で知り合った方からVHSテープをお借りしたことがありました。
「VHSテープ」って、今思えばアナログの代表みたいなもので…
その人間が、テープの上から、上から、重ねて録画するシステム。
そのため、とんでもない「残像」。
言葉にするのも不潔な「エログロ映像」と遭遇するハメになることも…(汗!)
「✖✖(漢字二文字)家族・ロビンソン」。
ヤツの性癖が、「✖✖✖✖(カタカナ4文字)」だったとは…(驚!)
知ってはならない事実。未知の世界。密室の恐怖感。
同じニッポンのどこかでこんなイベントが開催されているなんて…(汗)…。
ど肝抜かれた。
先ほど迄、私の心を鷲掴みしていた心の師『黒澤 明』など一瞬で消えました。
確かに、巨匠は豪語しておられた。
『大胆不敵の映像作家たれ!』と。
しかし…大胆にも程がある。
「✖✖家族」って…。
「ロビンソン」って…(笑)
ただの、ド変態AVなのですが… 職業柄、どんどん考えてしまうんです。
「狙い」は、なんやねん?
「客層は」?
「会社の指示」?
「監督の趣味」?
ひょっとして、これは「ミステリー映画」ではないか?と思ってしまいます。
私、この「謎(なぞ)」にめっぽうハマる体質なんです。
ひとつの「謎(なぞ)」が提示される。
その「謎」が深まり、解決の糸口がみつかり…やがて「謎」が解ける。
勝手な、持論なのですが…
「謎」を解くという手法や行為が、娯楽を満喫する基本だと思うんです。
これは、狭い範囲のミステリー小説だけでなく、広く愛される面白さの基本。
私の中では、夏目漱石の『こころ』も、
松本清張の『点と線』も、阿部公房の『砂の女』も同じジャンル。
すべて、おススメの「娯楽」なんです!
とにかく「謎(なぞ)」って言葉に、弱い男です。
…ものすごく魅かれます。
その分、白々しいキャラを作った「若手芸人」を見るとマジで腹が立ちます(笑)
最初に言っておきます。
私の映画の趣味は、映画ツウにすれば「キング・オブ・王道」
めちゃくちゃ 男くさく、古く、おまけに偏っています。
…でも、自信をもって“面白い”って 思うものばかりです。
「フレンチコネクション」
「ゲッタウェイ」
「突破口」
「ロンゲスト・ヤード」
「フレンチコネクション2」
「タクシードライバー」
「地下室のメロディー」
「ローリング・サンダー」
「レイジング・ブル」
「夜の大捜査線」
「波止場」
「殺しの分け前」
「太陽がいっぱい」
「ファイブ・イージー・ピーセス」
「ノートルダムのせむし男」
「現生に手を出すな」
「暗黒街の顔役」
「現生に体を張れ」
「攻撃」
「狂った本能」
「動く標的」
「特攻大作戦」
「荒鷲の要塞」
「地獄に落ちた勇者ども」
「天国の門」
「許されざる者」
「バニシング・ポイント」
「ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦」
「デリンジャー」
「サブウェイ・パニック」
「カンバセーション…盗聴…」
「サイレント・パートナー」
「カリフォルニア・ドールズ」
…どれもこれも、1カットもムダのない作品ばかり。
それは、それは、もうお見事!
まばたきひとつする間に伏線が張られるような娯楽映画です。
で、おまけで ぜひ観てほしい最後の一本は
『御用牙』(主演:勝新太郎)
オープニングカットは、勝新自らのシンボルを鍛えるシーン。
しかも、その鍛え方も生半可ではなくて、鉄板の上に✖✖✖を乗せて…
鉄の棒でガンガン叩く!理解不能のカット。…呆れて、笑うしかありません。
そんな、私が。あれだけ毎日のように観た映画も、年々観る本数が減ってきた私が…「耳が痛い曲」で推薦した曲は…
≪吾妻光良 & The Swinging Boppers≫の『齢には勝てないぜ』
なぜ?私がこの曲を推薦したのか?
気になる方は、ラジコのタイムフリー(1週間無料サービス)でも
番組をお聞きください!
50歳を目前に、まさかのラジオデビューした私「柳田光司」宛の
応援メール、ハガキ、郵便なんでも結構です。
一行メッセージでもかまいません。必ず目を通させていただきます。
こちら「R45 ALL THAT 補足」も読んで下さいね~!
今回の色鉛筆画は「あの頃の、昭和館」
親からさんざん遊びに行くな!と耳が壊れるくらい注意された最高の娯楽
「道頓堀の角座」と「新京極の八千代会館」を。
思えば、人生とは何か!?を日々探求し続ける哲学者でもありました(ウソ)
次回の『R45 ALL THAT “らじヲ”supported by Joshin』は、
3月9日(金曜日)夜9時から。
第19回のテーマは、リスナーさんからのリクエスト
『電子炊飯器のメッセージ音? ソング』
来週も お付き合いのほど よろしくお願いいたします。
谷口「わー、わー、言うてます!」
柳田「お時間です!」
2人「さようなら!」 …(つづく)