Another Trainer   作:りんごうさぎ

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6.旅ゆけば トキワの町に リーグの香り

 マサラタウンにサヨナラバイバイして最後のジムのあるトキワシティへ向かって幾日。歩みを進めていると、途中の町で前から歩いてきたエリートトレーナーの男女のアベックに声をかけられた。方向的にこの2人はトキワの方から来たのかも。

 

「やぁ君達、良かったら僕らとバトルしないかい?」

「げっ、エリートトレーナー! わたしはちょっと……シショー、たまには譲るわよ」

「おいおい、えらく弱気だな」

「だって、わたしエリートってなんか苦手なのよ。ここらってなんかいつになく周りにいっぱい人もいるから緊張しそうだし」

「ランク8に勝ったのにいまさら過ぎる。さすがに実力ならお前の方が強いはずだ。それにリーグならギャラリーはこの比じゃないだろ」

「わかってるわよ! でも苦手なんだもん、しょーがないじゃないっ」

 

 普段強いクセに苦手な奴の前だと何もできないとか……こおりタイプに睨まれたドラゴンタイプにでもなったのか。ガブはめざ氷なら耐えるけど。

 

「じゃ、俺が相手しようかね。おい、フルバトルでいいのか?」

「いや、実はちょっとおもしろい提案があるんだ」

「提案?」

「この辺りじゃあんまり知られてないけど、マルチバトルっていうルールがあってね。ちょうどお互い2人だし、どうかな?」

「あれ、2人?」

「ああ、そこのお嬢さんはトレーナーじゃないって僕のエリートの勘が告げているのでね」

 

 なんじゃそれ。エリートさんにはレーダーでも付いているのか。……冗談で言ったけど、自分がポケモンレーダーみたいなもの付いているし案外本当にあったりして。

 

「わたしはそういう意味で言ったんじゃないんだけど……シショー、マルチバトルって何?」

 

 自分は戦いたくなかったって意味合いなんだろうな。わかりやすい。今エリートでなく俺に聞いたのもあいつらが苦手だからなのかな。どんだけイヤなんだよ。

 

「そうだなぁ。ダブルと同じならホウエンとかの方だと盛んなんじゃないか? 一言で言えばタッグマッチだ。4人が2人ずつのチームに別れて1匹ずつ出し合い、2vs2で戦うチーム戦。先に2人とも手持ちが全滅した方が負け。ダブルバトルは1人ずつが各々2匹出し合うんだが、マルチだと別々のトレーナーがポケモンに指示を出すから単に2vs2というだけでなく、トレーナー同士のコンビネーションが重要だろうし、2匹同時に場にポケモンがいるからシングルとはまた違った戦い方が必要になる。1体を集中狙いするとか、味方のサポートをすることもできる。ダブル専用の技や戦術も当然ある」

「へぇー。君、意外と詳しいね。僕らはホウエンからこっちに来ていて、リーグ戦の前に気分転換にダブルバトルをしたくなってね。ぜひお願いするよ」

「……まぁ物は試しだ。ブルー、やるだけやってみよう。俺がリードしてやるから気楽にやってみたらどうだ?」

「シショーがリードして初の共同作業……いいわ、やってやろうじゃない!」

 

 何かブツブツ言ってから急にやる気出してきた。よくわからん奴だな。

 

「決まりのようだね。おっと、ギャラリーも増えてきた。じゃ、勝負は全員あらかじめ決めておいた2匹ずつということにしよう。あんまり勝負が長引くとスマートではないからね。なので交代もなし。これでどうだい?」

「……交換なしか。よし、わかった。ブルー、耳貸せ」

 

 ダブルならまずは1体ずつ潰すのが基本。攻撃するのは俺がブルーに全て合わせれば連携は必ず取れる。ブルーが変な事すればきついがたぶん大丈夫だろう。あとはブルーは耐久力の高いポケモンでなるだけ耐えてもらい、隙を見てあの技を使う。

 

「ふむふむ……わかったわ。じゃあこの2匹にしよっと」

「ねぇ、みゅーもバトル!」

「みゅーはボールに入ってないとダメだ。悪いけど今回は応援に回ってくれ」

「みゅー。残念だけど、じゃあいっぱい応援する」

「作戦タイムかしら? シンと私のコンビは簡単には倒せないわよ?」

「さて、それはどうかな」

 

 女エリートが心理フェイズに入ってきた。しかも俺じゃ手応えなしとみてか標的をブルーへシフトしてきた。

 

「そっちの子は緊張しているみたいだけど、大丈夫かな?」

「な、なめないでよ! これでもわたしだってバッジ7つよ!」

「あら、私達は8つよ? おチビちゃん」

「ぐぐぅ……シショーッ!」

 

 あっさり降参かよ。情けないなぁ。

 

「大丈夫、任せとけ。俺がなんとかしてやるから心配するな」

「みゅーも応援しているの。だから頑張って」

「あ、ありがとう……頑張ってみる!」

「それじゃ、そろそろ始めようか。バトル開始だ、いくぞ!」

 

 4人同時にボールを投げた。

 

 シン ニドキング Lv48 146-124-89-87-87-97 

 カヨ ニドクイン Lv48 155-114-99-79-97-89 

 レイン ユーレイ Lv45 121-74-70-180-66-146

 ブルー ラプラス Lv50 236-91-95-105-161-78

 

 

 ニド夫妻かよ。……みせつけてんの? そういえばチャンピオンロードにこんなアベックがいたような気もする。……今はそれよりバトルに集中するか。レベルもリーグランカーらしくかなりの水準だ。油断できない。

 

「「てだすけ」」

「あっちにちょうはつ」

「ニドクインにれいとうビーム!」

 

 あ、バカ! なんでそっちなんだよ! 「わたし種族値覚えてきちゃったわー」とか言ってたから信頼したのにどうなってんだ! そっちの方が明らかに耐久力高いだろうが!

 

 この2体なら絶対ニドキングの方が倒しやすく攻撃力も高い。優先して狙うべきだ。読まれて“まもら”れてもニドクインなら大した攻撃もないから痛くない。

 

 逆にニドクインはダブルであえて使うなら補助寄りのはず。だからブルーに合わせて遅らせて攻撃するより最初はブルーの様子見もかねてそっちに“ちょうはつ”した方がいいと思ったわけだ。

 

 でもこれじゃ攻撃した方が良かったし先にニドクインから倒すしかなくなった。他人に合わせるのってやっぱり面倒だな……。ブルーじゃ俺に合わせられないだろうから仕方ないけれど。

 

 しかも相手は初手で合図もなくお互いに“てだすけ”。……慣れてるな。優先度は“ちょうはつ”より上だから止められない。この最初の動きだけ見てもなめてかからない方がいいと思わされた。

 

「ちょうはつ……攻撃技しか出せなくする技か。ゴーストタイプだし面倒だな。カヨ、仕方ない。あのゲンガーをなんとかしよう」

「オッケー、かみくだく」

「10まんボルト」

 

 2匹共誰に技を出すか指示してないからあからさまにこっち狙いか。さすがに会話の時点から実は仕込みでこれが裏をかくための偽装だったら丸損するがさすがにないだろう。ここは“まもる”以外ありえない。裏をかかれたらここから警戒度を上げるしかない。

 

「まもる」

「ヤッバ! ラーちゃん、れいとうビームで助けてあげてっ」

 

 ハァ!? “まもる”で攻撃を引きつけている間にブルーに攻撃してもらおうとしたが、攻撃を相殺させてしまい失敗した。ったく、なんで俺が技名をバカみたいに口に出してるかわかってんのか? 俺が“まもる”使ってるのにかばってどうすんだよ。全然連携がとれてない。

 

 おそらくブルーは自分が動くのに精一杯で周りの状況は全く頭に入ってないんだろうな。こいつは慣れてないこと、初めてすること、同時にすること、などが絡むとすぐにテンパってしまう。今までそうだった。

 

 ならばと声をかけて俺の狙いを伝えるとまさに今のように簡単に相手に読まれて丸損することになる。だから今ブルーに何かアドバイスすることはできない。……テレパシー使いたい!

 

「あれ、よけいなことしちゃった?」

「もらい、ダブル10まんボルトだ!」

「サイコキネシス、ニドクインへ」

 

 ブルーが呆けているのを見逃さず男エリートがニドクインまでまとめて指示を出してきた。そんなこともできるのか。指示がかなり速い。ブルーは反応できていないが俺はすかさず指示を出した。

 

 体力が減っているニドクインの方だけ先んじて倒したが片方の“10まんボルト”はラプラスが受けた。“てだすけ”補正もあったはずだがラプラスはかなり余力を残して悠々耐えた。ダメージは半分どころか、四分の一ってところだな。

 

「なんて耐久力だ。全然効いてないな。効果は抜群のはずだが」

「私のニドクインがやられるなんて、恐ろしい攻撃力だわ」

「次は?」

「余裕ぶっちゃって、かわいくないわね。次はこの子よ、ギャロップ!」

 

 またレベル48か。これがアベレージなのか。レベル高いなぁ。これで相手は4体のうちの3体目、ここがベストのタイミングだな。

 

「ブルー、やるぞ。ゲンガー、まもる」

「ラーちゃん、ほろびのうた!」

「なんだって!!」

「ほろびのうたですって!?」

 

 これが切り札。決まれば確実に2体倒し、最後の1体は2vs1なら圧倒できる。ギャロップに補助技はないようだし、あとは耐えるだけでいい。ひたすら攻撃を避けて、相殺し、“まもり”ながら、時間を稼いで3体同時ノックアウトになった。交代できないルールだからな。

 

「徹底して守備に入られると本当にどうしようもない。ガードが固過ぎる」

「ごめん、私やられちゃった。あとは頼んだわ」

「ああ、なんとかするさ。いけ、キュウコン!」

「いって、フーちゃん!」

 

 相性悪いな。あとからメンバーを変えられないから仕方ないが、まぁそれでも勝てる。

 

「オーバーヒート!」

「フーちゃん!?」

 

 普通にやれば3対1なので余裕で勝てる。そう思いしばらく技を撃ち合っていたが、なぜか焦っていたブルーは攻撃一辺倒で格好の的になって簡単にやられてしまい、結局俺が片を付けた。相性悪いんだから無理せず守備に徹すればいいのに。ブルーは終始行動が謎だったな。

 

「いいバトルだったよ。カントーでこんなにいいマルチバトルができるとは思わなかったよ。ありがとう。良ければまた手合わせしてくれ」

「あなた達もその実力からして今年からリーグに参加することになるでしょうね。もし当たったらお手柔らかにね」

 

 最後までさわやかなエリートだな。そのエリートと別れ、ギャラリーも散開してようやくブルーは緊張を解いて俺に言った。

 

「マルチバトルって難しいわ。わたし、なんか足引っ張ってばっかだった」

「……いや、ほろびのうたのおかげで勝ったようなものだし、ほとんどお前の手柄だ。それに初めてやったにしては上出来だろう」

「……ウソなの」

「ううぅぅっ! もう、みゅーちゃんっ、そこは黙っててよー!」

「あ、ごめんなの。今のはブルーのことかばってたのね。でもウソだったんだもん」

「みゅーって罪深いな。たしかに本当は俺から見るとブルーはツッコミたい行動が多過ぎてあれだったが、リーグではマルチバトルなんてないから気にするな」

「はぁ~。ため息しか出ないわよ。いいとこ見せたかったのに……。ねぇ、それじゃあリーグ終わってからでいいから、今度マルチバトルとか他のバトルも教えてよ」

「……気が向いたらな。さ、今日は早めにトキワのポケセンまで急ごう。満員で泊まれなくなったらマズイし、ジム戦も控えているから早めに回復も必要だ」

 

 ブルーの言葉に対してはあえて明言はせず、先を急がせた。本当はいざとなれば飛んでいけるから“歩くことを”急ぐ必要は全くないんだけどな。急ぐ必要があるのは事実だけど。

 

 ◆

 

 トキワに到着して俺達はとうとう最後のジムへ向かうわけだが、このジムはリーダーがロケット団のボス、サカキだった。これがどうなっているのかわからないが、ブルー達に言うわけにもいかないし、トキワの方から来たと思われるエリートは特に変わった様子もなかった。問題も起きていなさそうだし、あんまり気にしないで出発した。

 

「ここね。シショー、早く入りましょう」

「……ああ」

 

 立札がないな……。

 

 普通と違うところはないか注意していたのですぐに気づいた。何かイレギュラーが起こりそうな気配。イヤな感じがする。エスパーの予感なのか。いきなりサカキ襲来とかないよな。いざとなればこの2人は守ってやらないと……。

 

 入ると中はもぬけのから。ただジムの中には見慣れない立札があった。こんなこと今までなかったから初めてだ。……カラクリ屋敷に掛け軸はあったけど。

 

「何これ。えーっと……受付の機械にトレーナーカードを入れて黙して立ち去れ、だって。どういうこと?」

「他に何もないんだ、やってみるしかないだろうな。どいてろ、俺が先にやる」

 

 言われた通りにすると、カランと音がして何かが出て来た。なんと、出て来たのはグリーンバッジ! まさかこんなことになるとは。とりあえず俺の予感なんていつも当てにならないことを思い出した。完全に杞憂だ。

 

「これってどういうこと?」

「たしかなのは、これで俺達はリーグ出場資格を得たということ。申請はトキワでするらしいから早く済ませにいくぞ」

「え……ええーーっっ!! なんかあっけなさ過ぎて実感湧かないじゃないっ!! 最後はこう、なんか己の全てを賭けた、凄まじく壮絶なギリギリの接戦を辛くも辛勝するみたいな的な……ね、なんかそういうのあるじゃない?」

 

 日本語おかしいからな、だいぶ。納得いかない気持ちはよく伝わって来たけど。

 

「わかったから、お前もはよこれにカード入れろ」

「……はーい」

 

 おそらくジムリーダー不在による緊急措置だろう。このジムに関しては今はリーグ間近で駆け込みがあるから休業するわけにもいかない。だから今からリーグが始まるまでの短い間だけこうなっているんだろう。

 

 経験値稼ぎができないのは痛いっちゃ痛いが、すでに十分に上げてきたし、今まで散々ランク7や8とやったから1回ぐらいは休んでもいいか。もうランク8でも格上とは言いづらいから大幅な経験値アップは望めないわけだし。

 

 サカキがいなくなったのは見たところつい最近のはずだ。とするとレッドとグリーン、あいつら2人だけでやりやがったな。さすがというべきか。

 

 これでロケット団はカントーの拠点を完全に失ったし、団員自体もシルフの時に大幅に削られている。ここまでくれば解散は免れないだろう。一件落着と見ていい。やっぱり放っておいても奴らは滅びる運命だったか。これでロケット団に狙われたりすることも以後ないだろう。俺は何かと恨みを買っているだろうからひと安心だな。

 




最後は不戦勝でした
先を越されたので仕方ないですね
レッド達の方は書く予定はないです
サカキ戦はもうシルフで本気出したのでいいですよね……


一応確認しますがトレーナーの格付けは上から

1四天王
2ジムリーダー
3その他マスターランク
4リーグランク

となります(ちなみに四天王はチャンピオン含めて4人とします)

ジムリーダーは2番手です
マスターランクの中から選ばれた人間がやっているので当然ですね
なのでランク8は本気ではないです
よってエリートトレーナーがジムリーダーのランク8のレベルを超えていてもおかしくないです
じゃあ今まであれは本気だーと言ってたのはなんじゃいという話ですが、その話ちゃんとソースはありますか……?
ランク8が全力なんて誰が言ったんですか?
頭エリカなんてことはないでしょうか。

逆にクロバットとかフーディンはジムリーダーの独断によるイレギュラーです
これは逆に本気過ぎ
一応上限は45付近までって決まりがあるのに無視していますね
ちゃんとルールぐらい守ってよ……

サカキやナツメ、今回のエリートのレベルを見ればリーグのレベルは見えてくると思います
今回のバトルはリーグレベルの予告でもあったわけですね

マルチバトルでは交代なしの縛りがありましたね
実は今までも何だかんだ相手の交代はほとんどない状況になっていました
気になっていた方もいらっしゃるでしょう
交代はどうしても扱いづらいんですよね

無償で可能だと千日手になりますし、交代際に行動できるとするとどこまで許されるか曖昧ですよね
次のポケモンを悩む間に補助技使うとか交代で攻撃を避けまくるとか無法地帯と化しそうです

そもそもアニメとかポケスペとかのリアル仕様のルールがよくわからないんですよね
リーグとかで明らかに交換すれば有利になれる場面でそれを怠るのは控えめに言って敗退行為だと思うんですが……

この辺はリーグのルールではっきりさせたいですね
つまりゆくゆくは交代も戦術として確立させたいです

他にも道具とかフィールドとかこれまで割と軽視されていた要素がいくつも残っていますね
この辺もルールをしっかり決めてリーグで実装していきたいです
あれこれ手を出すと大変なのでどこまで実現できるかわかりませんが

こうしてみるとこれまでのバトルはまだ完全ではなくてまだ序の口という感じですよね
新要素追加の伸びしろをあえてリーグまで残していたわけですよ(震え)


あともうひとつ自分の考えている理想があるんですよね
アマからプロへのランクアップです
リーグランクは飾りじゃない!
ここからはプロリーグでのバトルになります

実力が均衡してる中で必勝が求められるトーナメントリーグ
レベル上げは皆もう限界、なら次に何をするでしょうか

コンマ一秒の奪い合いや、腹の探り合い
能力の最適化や相手のクセなどの研究

そういうのが欲しいかなと思います
むしろ勝ちたかったらその辺は必然的に突き詰めようと思うはずですよ

例えばマスターならメタ張って氷や悪タイプを用意する
相手のメンバーや技の研究をする(わかりやすいのだと“はかいこうせん”が穴とか調べる)

本当は努力値の効率化とか指示の伝達の効率化とかもレインみたいにするべきですができないことは仕方ないですね

一般トレーナーから見ればよくそこまでやるなぁとなってもおかしくないですが、マスターレベルがこの程度を怠慢してるようではダメでしょう
何年もリーグで戦って来て今までレベル上げ以外何をしてたんやって話ですので

そもそもの話、「はかいこうせん連打のカイリュー」とか「ギガインパクト連打のガブリアス」などが国内で最強って思うと悲しくなってきませんか?
競技人口=ほぼ国民の数といえるほど多いのに、その頂点がただのノーキンでしたなんてことが許されるでしょうか、いや、許されません!(強い反語)


とにかく言いたかったのは全部盛り込むのは厳しいでしょうがそういう感じを目指したいです(できるとは言ってません)

……たまにはポケモンらしからぬガチバトルをする主人公がいてもいいですよね

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