“中国はトイレが汚い”というマイナスイメージを払拭するため、中国観光局局長が「トイレ革命」遂行を宣言。今後3年間で3万3,000軒の公衆トイレを新設し、既存の2万4000軒についても改装を行うという。
そんな中、山西省の省都・太原市のレストランに、革命的なトイレが登場した。男子トイレの小便器の正面に、露出度の高い衣装から下着がのぞく、セクシーな女性のマネキンが設置されているのだ。この小便器の利用者は、このマネキンに見つめられながら用を足すこととなる。
レストラン店主がどんな意図でこのようなトイレにしたのかは不明だが、
「何も知らずに入って、女性トイレと勘違いしてしまった」
「緊張して出なくなってしまった」
「夜中にこんなトイレに入ったら心臓に悪い」
と、実際に利用した人たちの評判は芳しくない。
奇抜なトイレは、ほかにもある。今年2月に話題になったのが、風光明媚な観光地として日本でも有名な桂林にできた、透明ガラス張りのシースルートイレ。用を足しながら外の景色を楽しむことができるが、外からも丸見えなのだ。
かつて中国名物だった、壁や目張りのない“ニーハオトイレ”は、もはや農村部でも絶滅寸前だが、人民は、人目にさらされながら用を足していた時代が懐かしい!?
(文=佐久間賢三)
中国「トイレ革命」でニーハオトイレが進化!? “美女”に見つめられながら用を足す小便器が話題
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