第三者目線を持つにはどうすればいい?

「旦那観察日記」で新境地を開拓。はあちゅうに“日常をコンテンツ化する秘訣”を聞いた

ライフスタイル
AV男優・しみけんさんとの夫婦生活をサルのイラストで綴った「旦那観察日記」が大好評のはあちゅうさん。「人生全部コンテンツ」をモットーに次々と新しいコンテンツを生み出しつづけている彼女ですが、

「自分の身の回りで起きた出来事なんて、発信して面白いのかな?」

「発信力をつけたいけれど、つぶやくことが思い浮かばない…」

などと思っている人も多いはず。

そんな発信上手になりたいR25世代のために、「日常をコンテンツ化する秘訣」について、はあちゅうさんに聞いてみました。

〈聞き手=あつたゆか〉

発信力をつけるために、刺激的な日常を送るべきですか?

ライター・あつた

ライター・あつた

はあちゅうさんの旦那観察日記、大人気ですね。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

ありがとうございます。(インスタの投稿を転載している)アメブロで最近、1日114万アクセスまでいったんですよ。
ライター・あつた

ライター・あつた

すごいですね…!

“個人の時代”と言われるようになり、はあちゅうさんのように発信力をつけたいと思っている人って多いと思うんです。でも私も含め、「何をつぶやいたらいいのかわからない」という人も多くて…

やっぱり発信力をつけるためには、はあちゅうさんのように面白い日常を送るべきなんでしょうか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

日常に大きな差はないと思いますよ。
ライター・あつた

ライター・あつた

え…でもはあちゅうさんはインフルエンサーだし、やっぱり特別な経験をすることも多いんじゃないですか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

お仕事としてたまに非日常な体験をすることはありますが、毎日は続けられません。

私は「日常」をコンテンツにしているので、どちらかというと、日々の生活の中で自分の好奇心に敏感になることの方が大事なんじゃないかと思います。
ライター・あつた

ライター・あつた

好奇心に敏感になる…たとえばどんなことでしょうか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

なんでもいいんですよ。「気になっていたパン屋さんに行ってみた」とか「好きな映画を観に行った」とか。

自分の日常から大きく逸脱しない範囲でも、新しい発見はあるじゃないですか。
ライター・あつた

ライター・あつた

言われてみれば、はあちゅうさんの発信は「気になっていた本を読んでみた」「通販でこんなものを買ったら便利だった」というつぶやきも多いですね。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

そうなんです。だから日常に大きな差があるわけではないし、無理して日常を特別なものにする必要はないと思います。

映画や本の感想を投稿するときは、「サビ」を意識する

ライター・あつた

ライター・あつた

とはいえ、自分の感想を発信しても面白くないのでは…と思ってしまいます。

映画や本の感想をつぶやくコツってありますか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

私は、サビにフォーカスしてツイートするようにしていますね。
ライター・あつた

ライター・あつた

サビ…?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

だいたいひとつのコンテンツから吸収できる学びって、2〜3個だと思うんですよね

映画を観ている間はずっと楽しいし、細部で面白いところや注目すべきところはたくさんあると思うんですけど、覚えているセリフって2〜3個じゃないですか。
ライター・あつた

ライター・あつた

そうですね。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

だから1ツイートの中でその映画をオススメするときは「どこが一番の共感ポイントだったんだろう?」「どこを切り取ったら、他の人も観に行こうと思うだろう?」と考えて、サビだけを抽出するようにしていますね。
ライター・あつた

ライター・あつた

たしかに、はあちゅうさんのツイートはサビがうまく抽出されているから気になりますね。

とはいえ、はあちゅうさんでもネタ切れしそうになることはあるんじゃないですか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

日常で発信している範囲ではないですね。
ライター・あつた

ライター・あつた

さ、さすがです。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

「どうしてもつぶやくことがない…」という人は、日常が単調になっていて、インプットが足りない状態なんだと思います。

別に特別な体験をする必要はないですが、そういうときは人に会ったり本を読んだりして、脳を刺激するのがおすすめです。

第三者目線を持つには、とにかくたくさんアウトプットすることが大事

ライター・あつた

ライター・あつた

話題の「旦那観察日記」についてもお伺いさせてください。もともと夫婦生活を漫画化したいと思っていたんですか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

いえ。もともとあのInstagramアカウントは、iPadでイラストを描くための練習用アカウントだったんです
ライター・あつた

ライター・あつた

え! そうなんですね。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

はあちゅうサロンのメンバーがiPadでイラストを描いていて、私も一緒に楽しみたいなと思ったことがきっかけです。
一番最初に投稿されたサルの絵。「#iPad」「#iPad芸人」のハッシュタグがついていることから、本当にiPadでのイラスト練習用だったことが伺える
はあちゅうさん

はあちゅうさん

夫婦のサルの絵をアップしたら思った以上に「いいね!」されて、「もっと描いてください!」という反応があったんです。「じゃあ次は2コマにしてみようかな」と思って描いたら、「もっと読みたい!」と言ってもらえて。

そうしているうちに、漫画形式に落ち着きましたね。
ライター・あつた

ライター・あつた

なるほど。はじめる前に特に他の夫婦漫画を読んで参考にされたとかは…?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

特にないですね。

最初から型を決めるよりは、「これは反響がいいな」「こういうハッシュタグをつければいいんだな」と反応を見ながら投稿をアップデートしています。
ライター・あつた

ライター・あつた

ネタをアウトプットするときはどんなことを意識してるんですか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

自分が「面白い」と思うことと、第三者が見て「面白い」と思うことが重なるネタを探すようにしていますね。
ライター・あつた

ライター・あつた

自分だけが「面白い」と思うだけじゃダメだと。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

そうですね。私は日常の中で自分が「面白い」と感じる出来事に遭遇したときは、「これはどうして面白いと感じるんだろう?」と客観的に分析するようにしています。

「彼のこの発言は、こういうふうに普通とズレているから面白いんだろうな」とか「AV男優の裏側が見れるから面白いんだな」とか。

日々のSNSの発信やネットサーフィンで“人がどんなことに共感するか”を研究して、磨いている感じです。旦那観察日記はそれを絵で表現してみた感じですね。
ライター・あつた

ライター・あつた

そういう第三者目線の感覚って、どうやったら身につくのでしょうか? 一朝一夕にはできなさそうですが…
はあちゅうさん

はあちゅうさん

とにかくアウトプットです

アウトプットしつづけてると、自分が面白いと思うことと世の中が面白いと思うことのすり合わせができるようになっていくんです

そうやって第三者の目線が身につくと、「このツイートはだいたいこれくらいの反響があるだろうな」と、ある程度予想がつくようになります。
ライター・あつた

ライター・あつた

そもそもアウトプットしないと、どのネタが反響があるのかもわからないままですもんね…
はあちゅうさん

はあちゅうさん

例えば友だちのグルメインスタグラマーさんは、もともと友だちと撮ったツーショット写真などもインスタに上げてたのですが、友だちとの写真を一切なくして食べ物だけを投稿するようになってから一気にフォロワーが増えたと言っていました。

自分が今やっていることを常に疑いながら、数をこなして、磨くといいと思います。

やはり毎日アウトプットしないと反応がわからないので、方向性を変えてみたり、ファンの人と丁寧にやりとりをしてニーズを探り出すのは大切だと思います。

すぐアウトプットできそうなものはメール、いつ使うかわからないものはノートでネタを管理

ライター・あつた

ライター・あつた

旦那観察日記は、毎日3投稿されていますよね。他のお仕事もあるのにかなりストイックだなと思うのですが、コンテンツを量産するコツがあれば教えてください。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

私は、ネタを思いついたら「Captio」というアプリを使って、未来の自分にメールをするようにしています。
ライター・あつた

ライター・あつた

普通のメモ帳ではダメなんでしょうか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

私、メールの未読がある状態って気持ち悪くて。

普段使うメールの受信箱にネタが記載された未読のメールが順番に並んでいると、「消化しなきゃ!」という気持ちになってくるんですよね。
「肉食べるの妨害」などの気になるネタがチラッ
はあちゅうさん

はあちゅうさん

「メールの未読数=ネタのストック数」になるので、最近は漫画を書いたらメールを消すのが日課になっていますね。
ライター・あつた

ライター・あつた

「投稿しないと気持ち悪い」という状況まで持っていっているのがすごい。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

本でも、自分の目の前に未読の本が積まれていたら「読まなきゃ!」とプレッシャーになりますよね。

それと同じで、「ネタを描いたらメールが既読になる」と思うと執筆のスピードが上がるんです。
ライター・あつた

ライター・あつた

自分の執筆スピードの上げ方を理解して、実践されているのがさすがです…

ちなみに、小説のネタなどもこうやって未来の自分にメールしているのでしょうか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

小説のネタは、ノートに書くことが多いですね。

私、ノートは2冊持ち歩いていて「メモ用」「清書用」に分けているんですよ。
ライター・あつた

ライター・あつた

「清書用のノート」ってどういうことですか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

まずメモ用のノートは、なんでも帳です。

気になったことや買おうと思ったもの、イラストなどとにかく思いついたら記入します。
メモ用のノート。サルのお尻の穴が書いてある…(笑)
はあちゅうさん

はあちゅうさん

その中から「もしかしたら、これは将来的に小説やブログのネタになるかも」と思ったものを清書用のノートに書き写しています。
こちらが新しくしたばかりの清書用ノート
ライター・あつた

ライター・あつた

博報堂ケトルの嶋浩一郎さんも「一軍ノート」と「二軍ノート」を持っていると聞いたことがあります。

さきほどのメールとはどう使い分けをしているんですか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

アウトプットする場所と形が決まっているものはメールですね。

旦那観察日記やnoteのネタなど、公開する場所が決まっていてすぐアウトプットできそうなものは未来の自分にメールを送ります。

ノートに書くのは、アウトプットするのがいつになるかわからないもの

「いつ使うかはわからないけど、自分の中にインストールしておきたいもの」は清書用のノートに書いています。
ライター・あつた

ライター・あつた

メールのほかに2冊のノートも使いこなしているんですね。

そうやって、まずは「日常をメモする場所を用意する」のが大切なのかもしれない…!

苦手な場所で発信する必要はないけど、先に諦めるのはもったいない

ライター・あつた

ライター・あつた

これは個人的な悩みなんですけど…プラットフォームごとに得意不得意ってありませんか?

例えば私だったら、Twitterでつぶやくのは好きだけど、Instagramやnoteはなんとなく苦手だなあと感じていたり。

はあちゅうさんはその辺をどう乗り越えているんしょうか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

苦手なプラットフォームで無理やり発信する必要はないですよ。
ライター・あつた

ライター・あつた

そうなんですか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

私の場合は「今日はいい写真が撮れたな」と思ったらInstagram、「今日はこんなこと考えたな」と思ったらTwitter。noteは更に膨らませたいことを発信したいときに使っています。

私は複数のプラットフォームを使い分けることが楽しくてやっているのですが、それを負担に感じる人は無理してやらなくてもいいと思います。

すべてのプラットフォームをまずは使ってみるのは大事です。ただ、そこからは自分に合うものだけを続けていけばいいのかなと思いますね。
ライター・あつた

ライター・あつた

よかった…! 少し安心しました。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

とはいえ、少しやっただけで「Instagramは苦手」「ブログはダメ」と諦めを先に持ってきちゃうのはもったいないのかなと思います。

たとえば私のInstagramのメインアカウントのフォロワーは5万人から伸び悩んでいたのですが、旦那観察日記を始めたらメインアカウントのフォロワー数も1日300人くらい伸びていったんですよ
ライター・あつた

ライター・あつた

意外なところから広がるんですね。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

そうなんです。

あと最近私はブログをやっていなくて、肩書きに「ブロガー」とあるのはちょっと詐欺だなと思っていたんですけど(笑)、旦那観察日記がアメブロに転載されることによって閲覧数が伸びて、アクセス数がいきなり大学時代の最高記録を超えたんですよね

「私、ブロガーに舞い戻った!」と思って(笑)
ライター・あつた

ライター・あつた

たしかに(笑)。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

なので、「このプラットフォームはダメだ」と思わずにまずはトライして試行錯誤を続けていると、意外なところから反響があったりします。

私のInstagramのメインアカウントも、日記にしてみたり、雑貨ばかり載せてみたりと、その時の気分で、方向性を何年もかけて変えているんです。

「もう私にはInstagram向いていないや」と諦めるんじゃなくて、切り口を変えて続けてみることも大切だと思いますね。
ライター・あつた

ライター・あつた

なんだか気持ちが軽くなったような気がします。

ちなみに、旦那観察日記がアメブロに転載されるようになってから、何か変化はありましたか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

今まで私のことを知らなかった層の方が読んでくれていますね。

「はあちゅうさんとヒカキンさんを混同していました」「はあちゅうさんって男だと思っていました」なんて方もいるので、そういう方にも読んでもらえるのはうれしいですね。
ライター・あつた

ライター・あつた

そんな方がいるとは…インターネットの海は広いですね。

発信が上手くなる人は、「素直に吸収できる人」

ライター・あつた

ライター・あつた

はあちゅうさんの周りに、身の回りのことをコンテンツ化するのが上手いと思う方っていらっしゃいますか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

林真理子さんですね。普通の人だと見過ごしてしまうようなことがエッセイの細部にあらわれていて、エピソードが豊富で、読みやすくて面白いんです。

大御所の作家さんの作品でも、すごく壮大なことを言っているのに心に届いてこないなって思うときがあって。そういうのってやっぱり身近なエピソードがないからなんですよね。

林さんは常に生のエピソードで上手く表現されるので、説教くさくなく読めて、かつ教訓があるから素敵だなあと思います。
ライター・あつた

ライター・あつた

身の回りからそういったエッセンスを拾える人とそうでない人の違いって、どこにあると思いますか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

ボーッと生きているか、そうじゃないかですね。
ライター・あつた

ライター・あつた

うっ…バッサリいきますね。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

私の場合は小さい頃から作家になりたいと思っていたので、「いつか本を出版するときはこれを書きたい」と頭の中でシャッターを切るようにその風景を頭の中に焼き付けてたんですよ。

「発信したいと思っているか否か」で、日常の捉え方は大きく変わると思います。
ライター・あつた

ライター・あつた

今日はあちゅうさんの話を聞いていて、「発信しよう」という心構えこそが大切なんだと感じました。

最後に聞きたいのですが、発信が上手くなる人にはどんな特徴がありますか?
はあちゅうさん

はあちゅうさん

素直に吸収できる人は伸びますね。
ライター・あつた

ライター・あつた

素直さ、ですか。
はあちゅうさん

はあちゅうさん

たとえばはあちゅうサロンでも、一緒にイベントに参加して同じようなツイートをしているのに、拡散される人とそうでない人がいて。

発信が得意になっていく人は反響のあるツイートから学んで、自分の足りないところを研究しているんですよね。自分なりのエピソードを付け加えたりだとか、イラスト付きでわかりやすく要約したりだとか。

同じ情報を得ていても、自己流で凝り固まっちゃったり、「ふーん」て他人事のように素通りしちゃう人は全然伸びていかないですね。
ライター・あつた

ライター・あつた

考えてみると、自分の周りに発信上手な人の見本はたくさんありますもんね。

素直に発信をがんばろうと思えました。ありがとうございました!
今回はあちゅうさんから学んだのは、とにかく「アウトプットすることの大切さ」。

日常を面白くコンテンツ化するための近道などなくて、読者やフォロワーの反応を見ながら愚直に試行錯誤を繰り返していった結果が、今の彼女を作っているのかなと思いました。

来年2月に書籍化もされるという旦那観察日記。新たな一面を見せたはあちゅうさんのさらなる進化に目が離せませんね!

〈取材・執筆=あつたゆか(@yuka_atsuta)/撮影・編集=渡辺将基(@mw19830720)〉

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テックキャンプ×新R25の大型連載、始動。

「東京都知事も目指せるんじゃない?」ホリエモン推薦・寺田有希がプログラミングを身につけるべき理由

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株式会社div

仕事
新R25編集長・渡辺とテックキャンプを運営する株式会社div代表のマコなり社長との対談で決まった“テックキャンプを半年にわたって受講してもらう”という大型連載企画。

しかし、ハードな企画ということで挑戦者の人選は難航。そこで渡辺は、かねてから「プログラミングは簡単だ」と豪語する堀江さんに相談することに。

そこで推薦されたのが…
ホリエモンチャンネルMC・寺田有希さん。

さっそく本人に打診をしてみたのですが、寺田さんの人生を変えうるハードな挑戦。堀江さんの気軽な提案とは対照的に、そう簡単に決断していただけるはずもなく…
こんなやりとりを繰り返しながらも…3月某日、ついに寺田さんから編集部宛に「やります」というメッセージが届きました。

堀江さんが寺田さんを推薦した理由、そして寺田さんが決断してくれた背景にあった想いとは…?


〈聞き手=渡辺将基(新R25編集長)〉

実は以前から寺田さんにプログラミングを勧めていたという堀江さん

渡辺

渡辺

新R25とテックキャンプさんの連載企画で、寺田さんに半年間にわたるプログラミングチャレンジをしていただくことが決まりまして。

今回はそのスタート対談として、推薦人の堀江さんと寺田さんにお話を伺えればと思っています。
堀江さん

堀江さん

やっと決断したね。
寺田さん

寺田さん

しましたよ…!(笑)
渡辺

渡辺

今回、堀江さんはどういう理由で寺田さんを推薦してくれたんですか?
堀江さん

堀江さん

いや俺、前から「プログラミングとかやればいいじゃん」って話はずっとしてたのよ。
渡辺

渡辺

あ、そうだったんですか。
堀江さん

堀江さん

うん。あと、どうせプログラミングをやるんだったら、そのあとなにかしら役に立ってほしいなと思って
渡辺

渡辺

そうですよね、寺田さんのキャリアにもプラスになるほうが…
堀江さん

堀江さん

あ、俺のね。
渡辺

渡辺

あ、堀江さんの役に立ったほうがいいってことですか?
寺田さん

寺田さん

えっ、そっち?(笑)
堀江さん

堀江さん

そりゃそうだよ。俺が協力するんだから、何か仕事もお願いできたらいいよね。

今、寺田さんも波に乗ってるから、この勢いでプログラミングもやらないかな〜と思ってさ。

いつも「私はプログラミング無理です」って言ってたけど、今回はワンチャンハードルを越えさせられるかもなって。
ワンチャンって…
堀江さん

堀江さん

寺田さんって地頭がいいしすごいポテンシャルがあるのに、なかなかハードル飛ぼうとしないなっていつも思ってて。

でも、実際にこうやってなかなかチャレンジの心理的ハードルを越えられない人がほとんどなんだよね。

まぁ、そういう人たちのおかげで俺は得してるんだけど。
渡辺

渡辺

チャレンジできるだけで自分の価値が上がると。
堀江さん

堀江さん

そう。チャレンジできる人間ってほとんどいないんだよ

寺田さんも、どちらかというと何かにチャレンジするときにすごく慎重になるタイプだし。
渡辺

渡辺

でもそんな寺田さんも、今はオンラインサロンの開設やYouTube本格始動など、新しいチャレンジが重なってますね。
堀江さん

堀江さん

だから少しは、気持ちのハードルを越えられるようになったんじゃないですか。
寺田さん

寺田さん

たしかに、そうかもしれません。
堀江さん

堀江さん

今回の決断で一皮むけたよね。
寺田さん「ありがとうございます(笑)」

寺田さんがハードなチャレンジを決断した理由

渡辺

渡辺

とはいえ、今回のチャレンジは決してラクではないじゃないですか。

寺田さんは、決断するにあたって不安はなかったですか?
寺田さん

寺田さん

1日2〜3時間の勉強を半年間続けないといけないので、体力が持つかが一番心配でした

新しくスタートしたオンラインサロンやYouTubeに加えて、MCを担当しているレギュラーの仕事もあるなかで、1週間のうち23時間テックキャンプに割かなきゃいけないので。

急遽ほかの仕事が入ってしまったら、睡眠時間を削ってプログラミングやらないといけないよな…とか思ったり。
渡辺

渡辺

肉体面もそうですけど、精神的にも不安になりますよね。
寺田さん

寺田さん

ただ、今回お話をもらったときに「これは自分が変わるためのチャンスかも」と直感でビビッときたんです。

そこからいろいろ悩んだんですけど、「プログラミングスキルがあれば見れる景色が変わるかも」という想いが最終的に勝ちましたね。
堀江さん

堀江さん

ホント、大変だよねえ…(小声)
!?
渡辺

渡辺

…何がですか?
堀江さん

堀江さん

いや、決断に至るまでのプロセスが大変だなと思って。

俺なんかもう、即断即決だろうね。

出演費もらってプログラミング勉強できるんですか!? ラッキー !」って。
息を吐くようにチャレンジする男・ホリエモン
渡辺

渡辺

いや、普通の人はなかなかそうはいかないんですよ…(笑)

寺田有希がプログラミングを身につけたら、都知事も目指せる!?

渡辺

渡辺

でも、知名度のある人でプログラミングやテクノロジーに精通している人ってまだまだ少ないですよね。

寺田さんがプログラミングを習得すると、かなりレアなポジションにいけるんじゃないかなと。
堀江さん

堀江さん

それ俺、もう20年くらい前から言ってるよ。

プログラミングは誰でもできるし、やったら得だし、20代の女性が習得したらそれだけで価値になるって。
堀江さん

堀江さん

「女性×プログラミング」の掛け算で、超スーパーレア人材になれると思う

オードリー・タンさん(台湾のデジタル担当大臣)とか、今ってああいうITに強い人材が社会に求められてるからね。

知名度もあって聡明でプログラミングができる女性って、すごくいいと思う。
渡辺

渡辺

「女性の活躍」文脈でも新しいモデルケースになるといいですよね。
堀江さん

堀江さん

これ、今後は東京都知事も見えてくるんじゃない?
東京都知事!?
堀江さん

堀江さん

小池都知事だって、元々はニュースキャスターなわけじゃん? 政治の世界では一般認知があるのはすごく強い。

まずは東京都の副知事になって、そのまま都知事になるとかさ。ありえるよねぇ。
渡辺

渡辺

そんなスケールの大きい話だったんですかこの企画(笑)。
寺田さん

寺田さん

私、政治の世界にいくんですか?(笑)
堀江さん

堀江さん

女性の社会参画ってすごい求められてるから、多分あと10年後には行政や企業の取締役も半分は女性って義務付けられると思うよ。

だからそういうポジションもニーズとしてはあるんじゃない?
渡辺

渡辺

プログラミングを頑張ったら、そんな可能性もあるかもしれないということで…
堀江さん

堀江さん

いや、全然非現実的じゃないよ。あるよ、これ。
受け流すことを許さない堀江さん

テックキャンプのサービスで気になる点は?

渡辺

渡辺

ちなみに寺田さん、今回体験していただくテックキャンプのサービス内容のなかで気になる点はありましたか?
寺田さん

寺田さん

基本はオンラインで受講できるけど、教室も利用できるのはありがたいと思いました。

1人だと投げ出したくなってしまいそうなときも、教室に行けば講師の方が背中を押してくれそうだなって。
渡辺

渡辺

教室だと、ほかの受講生が頑張ってる姿も見えるので刺激にもなりそうですよね。

その他にもテックキャンプには、講師に質問し放題の環境やペアで学習を進めるスタイルなど、徹底的に“挫折しない仕組み”が組み込まれているので、今回寺田さんが本当にやり切れるかどうかはすごく価値のある検証になると思ってます。
寺田さん

寺田さん

そういう意味では適任かもしれません。

本当に私、プログラミングのこと何もわからないですし…(笑)
堀江さん

堀江さん

まあでも、だいたいみんなそうだよ。

俺のときは独学だったから、先生もいないし、教材もほぼなかったし。
渡辺

渡辺

堀江さんはいつも、今はプログラミングを学ぶのに恵まれすぎてるって言ってますもんね。
堀江さん

堀江さん

何度も言ってる。
寺田さん

寺田さん

ホリエモンチャンネルでもいつも言ってますね(笑)。

ただ、以前無料のプログラミングサービスをやってみたんですけど、続かなくて…

私は自分を追い込んで頑張れる環境を作らないと、やり切るのは厳しいなと思います。
堀江さん

堀江さん

だから、テックキャンプがある程度高い値段設定なのもすごい大事なことなんだよね。
渡辺

渡辺

寺田さんもこの企画で宣言してしまうことで、あとに引けなくなりますし。
寺田さん

寺田さん

そうですね(笑)。
堀江さん

堀江さん

ちなみにテックキャンプって、言語はなにを勉強するの?
渡辺

渡辺

Rubyみたいです。
堀江さん

堀江さん

へえ〜、Ruby。
渡辺

渡辺

Rubyは一番はじめに習得しやすい言語なんですか?
堀江さん

堀江さん

習得しやすいというか、使い勝手がいいよね。
堀江さん

堀江さん

Webアプリの開発でもよく使われてるけど、ちょっとした集計をするためのスクリプトを書けたりもする。

プラクティカル(実用的)でいい言語だと思うよ。

最後に堀江さん&寺田さんからメッセージ

渡辺

渡辺

では、最後に堀江さんから寺田さんに向けて、応援メッセージやアドバイスをお願いします。
堀江さん

堀江さん

まあ…大丈夫じゃないですか。最初のハードルを越えられたら、もう俺からは別に言うことないかなと。
渡辺

渡辺

ただ、今回は堀江さんが推薦人なので、寺田さんがくじけそうになったときはちゃんと応援してあげてくださいね。
堀江さん

堀江さん

わからないことがあったら全然教えるよ
寺田さん

寺田さん

いい先生みつけた!(笑)
渡辺

渡辺

ただ、たぶんテックキャンプの先生のほうが教え方はうまいと思います(笑)。
堀江さん

堀江さん

だって俺、教えたことないもん。
「『なんでこんなのもわかんないんだよ!』って言っちゃいそう」とのことでした
渡辺

渡辺

寺田さん自身もプログラミングを学びながら、「こういうものを作りたい」というゴールが見つかるといいですよね。
寺田さん

寺田さん

そうですね。

そもそも「プログラミングでなにができるのか?」というところからわからないので、徐々にその辺りの解像度も上げていきたいです。
渡辺

渡辺

最後に改めて意気込みを聞いてもいいですか?
寺田さん

寺田さん

みんな「これからの時代、プログラミングを身につけておいたほうがいい」ということはわかっているけど、本当に最初の一歩を踏み出せないだけだと思うんですよ。これまでの私のように。
寺田さん

寺田さん

だからまずは自分がプログラミングを頑張る姿を通して、誰かのチャレンジする一歩を後押しできたらいいなと思ってます
渡辺

渡辺

受講の様子は新R25やホリエモンチャンネルでも追いかけますが、ご自身のオンラインサロンやYouTube、Twitterなどでもぜひその様子を発信していただけたら嬉しいです。

これから半年間、頑張ってください!
ということでついに本格始動した、寺田さんのプログラミングチャレンジ企画。

チャレンジの様子は、新R25の記事とYouTubeチャンネル、ホリエモンチャンネルで密着していきますので、次の更新をお楽しみに。

寺田さんのオンラインサロンでも近況報告をされるかもしれないとのことなので、興味のある方、一緒に何かにチャレンジしたい方はぜひそちらもチェックしてみてください!

寺田さんのテックキャンプ挑戦の様子はこちらから!

「プログラミングは今すぐやるべき」とさまざまな取材で語っている堀江さん。「実はやってみたかった…」という方は寺田さんと一緒に新しいチャレンジをしてみるのはいかがでしょうか?
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