多段階変速機の使い方を簡単にご案内致します。モデル車種はCROC(クロック)14段変速【SHIMANO製】です。
今回は、リア(後ろ)のギアが7枚、フロント(前)のギアが2枚、装備されておりますので、組合せが14通りということになり、14段変速(7×2)となります。
操作方法
操作は、ハンドル部分で行います。
フロントギア(前)を変更するには、左側のシフトレバーを親指で押しこむと大きいギアに変わり、手前に引くと小さいギアに変わります。レバーを動かす際に、カチカチカチと音がしますので、音がしなくなるまで動かして下さい。
リアギア(後)を変更するには、右側のシフトレバー(上)を押すと1回ごとに大きいギアに変わっていきます。また、右側のシフトレバー(下)を押すと、1回ごとに小さいギアに変わってきます。
文面にしますと、難しく感じますが、乗りながら一度操作すればすぐにわかると思います。
ギアって何??
【1】例えば、上記のギアの大きさ(リア=フロント)ですと、ペダル一回転させると、もちろん後ろのギアも一回転ですね。(こういうギア比はないですが)これを標準としましょう。
【2】ペダルを回すと前のギヤが回ってチェーンで後ろのギヤに力が伝わって車輪が回ります。つまり、前のペダル(ギア)を1回転させた時、後ろの車輪(ギア)が何回転するかにより、ペダルの重さ、進む距離が変わってくるのです。
上記のギアの大きさ(リア小<フロント大)でいいますと、ペダル一回転する間に、後ろの小さいギアが何回転もすることになります。つまり、(1)の状態に比べ、一回転させようとする力が必要となる(ペダルが重くなる)のですが、距離がグーンと進むことになるのです。
【3】上記のギアの大きさ(リア大<フロント小)でいいますと、ペダル一回転させると、後ろのギアは少ししか回りません。
つまり、(2)の状態に比べ、一回転させようとする力はそれほどいらなくなる(ペダルが軽くなる)のですが、少ししか進みません。(こういうギア比もないです。極端な例です!)
上記をふまえ、前の2枚のギアと後ろの7枚のギアを大きさを、その時の走行状態に調整し、快適な走りをして下さい♪
ギアの特徴
・前のギヤが大きいほど、後ろのギヤが小さいほど、ペダルは重く(クランク1回転で自転車の進む距離は長く)なります。
・前のギヤが小さいほど、後ろのギヤが大きいほど、ペダルは軽く(クランク1回転で自転車が進む距離は短く)なります。
自転車は出だし・停車前、上り坂・下り坂,追い風・向かい風など、いろいろな条件(走行抵抗)を走ります。人間が、楽に出せる出力は限られていますから、なるべく楽に(自転車が速く進んでも遅く走っていても、一定のペダリングペースとトルクで)出すために変速機があるのです。
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