武藤彩未ちゃん。四月生まれの女性芸能人の問題。

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さくら学院の卒業生(もしくは在校生)は、三吉彩花、松井愛莉、中元すず香、水野由結、菊地最愛と有望なところはだいたい売れているのだが、なぜか武藤彩未ちゃんだけ例外的に売れていない。楽曲が今ひとつ恵まれてないのが大きな理由ではあるが、気になるのが四月生まれの問題である。四月生まれ(正確には4月2日以降生まれ)はとても有利なわけである。同じ学年の中で比較され自分の能力を判定されるのだから、四月生まれだと、飛び級とは逆の、なんか留年したような状態でクラスにいるのだから、実際より能力値が高く出やすいのは当然である。プロ野球選手でも早生まれが少ないのはデータで明らかである。やはり4-6月生まれだと、能力値が高く評価されやすいので、わりとスイスイいけるわけである。ひとつ問題なのは、同じ学年の中で最も老けていることである。武藤彩未ちゃんは何となく老けているという印象を持たれやすいようだが、実際は、今度の四月で19歳である。高校三年生として見ると老けているだけであり、仮にもう少し早く三月に生まれていたら、そろそろ大学二年生になるわけである。四月生まれは老けているというのは、一般人だとさして問題にならないが、女性芸能人だと、素肌年齢は命である。どうも武藤彩未ちゃんをプロデュースしている大人はこの部分の認識が足りない。まだ高校生だと悠長に構えているように見える。デビューに妙に時間を掛けたのは、アイドルと言いつつも、実はアーティストとして売り出したかったのであろうが、四月生まれなのだから、もっと早くやらせるべきだった。可憐ガールズで中元すず香と一緒であったから、そういう意味では小さい頃にある種のデビューはしているのだが、武藤彩未としてデビューするのに時間かけ過ぎだし、また本人のバラエティースキルがかなり高いのにソロでやらせたのも、アーティスト志向の問題である。アイドルと名乗ってはいるが、ハロプロ的なアイドルはまったく目指してないわけである。元々の武藤彩未ちゃんの評価の高さが四月生まれならではの過大評価とも言えるのだが、プロ野球選手にせよサッカー選手にせよ、そういう過大評価に乗っかって成功しているわけだし、たいていのことは人生の序盤での評価で決まるのである。人生の前半で評価が低かったらそれで終わりである。四月に生まれて最初に無双して陣地を押さえてしまえば、あとはどれだけ成長が鈍化しようが逃げ切れるわけだ。やはり四月生まれがネックになるのは、素肌年齢が肝心な女性芸能人特有の問題である。武藤彩未ちゃんと中元すず香は、学年だとひとつしか違わないが、実年齢では一年八ヶ月も違うのだから、そのあたりを強く意識しておくべきだっただろう。
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