iCloudが登場してからバックアップをクラウドで済ませてしまう人も多いと思います。
しかし、フルバックアップをするためにはiCloudの容量ではあきらかに足りません。
そのため、PC環境がある人はiTunesを使ってiPhoneのフルバックアップを定期的に作成しておくと万が一なにかあった時に役に立ちます。
実際にiTunesでフルバックアップした容量を見てみましょう。
なんと65GB。
iPhoneに音楽やアプリをどんどん入れれば更に容量が上がっていきます。
僕のPCは、Cドライブの容量が120GBしかなく65GBも取られたら半分以上をiPhoneのバックアップで埋めることになります。
今日はそんな現状を打開すべくiTunesバックアップをCドライブから別のドライブへ移動する方法を紹介します。
シンボリックリンクを使ってバックアップフォルダを別ドライブへ
フォルダ移動はシンボリックリンクを使うことで簡単に行うことができます。
シンボリックリンクとは、コンピュータのディスク上で扱うファイルやディレクトリを、本来の位置にファイルを残しつつそれとは別の場所に置いたり別名を付けてアクセスする手段である。複製とは違い、実体がないこと、ソフトリンクで開いたファイルへの操作が実物のファイルにも反映されること、ファイルサイズが小さいのが特徴。
つまりフォルダとフォルダのワームホールみたいなものを作成し、Cドライブにあるバックアップフォルダをワープさせて別ドライブのフォルダへ移動する
ようなことだと思ってもらえば良いと思います。
シンボリックリンクの作成には「Link Shell Extension」が便利
通常の作業でシンボリックリンクを作成するとコマンドプロンプトなどを使う面倒な作業があります。
その作業を簡単にしてくれるのが「Link Shell Extension」です。
マウスを数回押すだけでシンボリックリンクを作成することができます。
「Link Shell Extension」については別記事で解説していますので、下記からどうぞ!
※本記事は「Link Shell Extension」を使用した方法で解説します。
今あるiPhoneのバックアップを保存したいドライブへ移動する
iPhoneのバックアップは下記のパスにあります。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync
「Backup」というフォルダがあるので、これをコピーし保存したいドライブへ移動しましょう。
移動が完了したら、元の「Backup」フォルダを削除します。
「MobileSync」の配下には何もない状態にします。
移動したバックアップフォルダをシンボリックリンクで繋げる
僕は「Tドライブ」に「iPhoneBackup」という名前に変更してフォルダを移動しました。
フォルダを右クリックして「リンク元として選択」を選ぶ。
選択したら、先程のバックアップパスに移動します。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync
移動したら「MobileSync」の配下にシンボリックリンクを作成します。
作成すると僕の場合「iPhoneBackup」というフォルダが作成されます。
念の為、元あったフォルダの「Backup」に名前を変更してあげます。
最終的にはこの形になります。
「Backup」を開いて、正常にバックアップファイルが見えていればシンボリックリンクの作成に成功しています。
あとはいつも通りiTunesでiPhoneのバックアップすればOK
これでシンボリックリンクを使ったワームホールができました。
あとはいつも通りiTunesでバックアップすればバックアップフォルダを移動したドライブに保存されていきます。
お疲れ様でした。
まとめ:iPhoneのバックアップは容量大きすぎ…!
いつの間にか肥大化してしまったバックアップフォルダをシンボリックリンクを使って簡単に別ドライブへ移動することができました。
この方法を知らなければ僕のCドライブは容量不足で死んでいたでしょう…。
容量節約にこういう方法もあることを知っていただけると幸いです
「Link Shell Extension」の記事はこちらからどうぞ!
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