灰色のふわふわ

「萌え」から「推し」に変わったの　何なんだろう　自分ひとりでひたるんじゃなくて他人にみとめさせなきゃいけないみたいな　ストーカーから親衛隊に変わったような　萌えの人は自分がきもいと自覚しているが推しの人は仲間の承認によってきもくないことになっているような　「萌え」はダメだけど「推し」なら良しみたいな　「推し」はアクセサリーとして身につけるものみたいな　身分証のような通行許可証のような　何か

「好き」から「尊い」に変わったのも　同じような感じがする　自分が個人的に好きじゃなくて　客観的に見て尊いでしょうこれは！そうですよね？同士はイイネしてください！っていう　押しの強さ　押し付けがましさ　自己愛を推しに委託して崇拝するのは　「親バカ」に似たような何かを感じる　「ウチの子カワイイでしょ！！」って押し付けてくる子持ちのウザさととても似ていると思う　「尊い」って言ってる自分が尊い的な自意識も感じる

夢女子がディスられて腐女子・カップリング推しが主流　腐女子は男オタクに蛇蝎のごとく嫌われるみたいな風潮は　今は落ち着いてるみたいだが

社会性が何より大事？かと思ったら　データベース消費のアスペが主流　アスペ型の社会性？

時代に取り残されたオールドぼっちオタクなのでこれらの何もかもにゾワッとしてしまう

単に女性オタク向けの市場が拡大してきたというのもあるのかもしれない　「推し・尊い・カップリング」というのは女性的な愛し方なのかもしれない　ひとりで妄想するよりも女性同士で推しについて語り合うということが何より楽しいのかもしれない

わたしたちは二次元の「パートナー」と精神的に性的な関係を結んでいる「フィクトセクシュアル」というセクシュアリティ自認の性的マイノリティなんです！二次元のパートナーと性経験があるから処女じゃないんです！理解してください！っていう堂々とした啓発マンガみたいなの見て　ゾワッッッとしてしまった　そしてゾワッとすると理解のない差別主義者ということになってしまう　ひとりで二次元キャラと結婚してるみたいな人には何とも思わないけど　そういうふうに啓発されるとゾワッとしてしまう　多様性って　きもいんだろうと思う　そしてアスペの人はそんなきもさを感じずにすむんだろうと思う　私は神経症圏？だからだめなんだろうと思う

もう新しい時代に合わせて感覚をアップデートするのは無理だと感じる　２ちゃんねるでオマエモナーなんてやっていたのはネット老人と言われる通り　私は老人だと思う　母親と共依存で生きてきたから実年齢より老人っぽいというのもあるかもしれない　それはつらいことだ