『Ceonsoyclopedlia』は、Censor(検閲)にまつわるEncyclopedlia(百科事典)です。旧称『表現規制用語集』。民主主義社会の根幹をなす最重要の「人権」である表現の自由――その規制・弾圧・バッシングにまつわる事例や用語について、あらゆる知識を保存伝達するためのサイトです。

 規範などを自分自身の価値観として受け入れること(通常の意味では規範の種類は問わない)。
 しばしば自分が気に喰わない価値観に対し、「○○を内面化している」と表現することでその価値観を本人の自由意思にカウントするのを拒絶するしぐさとして用いられる。
 その嫌いな価値観そのものには論理的に反論できなかったとしても、価値観を「内面化」した人=何かに洗脳された哀れなヤツ、と蔑むことによって議論から逃げるとともに、自分が優位に立ったような錯覚を感じることができる。精神的勝利法の一種。

特にフェミニストの場合、自分達が攻撃した表現物を
 「女性が許容したとき」
 「女性が擁護したとき」
 「女性に愛好されていると判明したとき」
 「女性の作品であると判明したとき」
などに『その女性は○○(男尊女卑など)を内面化している』と宣言することが多い。そしてそのような女性は【名誉男性】ということになり、女性の自由な判断としては恣意的に「ノーカン」とされるのである。


用例:





対処法:
例1「あなたの好きな価値観もこれこれの内面化ですよね?」と指摘する。(正攻法)


例2「内面化された○○ってこういうのでしょ?」と最悪にイメージダウンな例を貼り付ける。

このページへのコメント

 「感覚がマヒしている」なども似たような使われ方をしていますね。
もちろん人によって感覚は異なるし、公共空間ではいろいろな人がいることを考慮した上で折り合いをつける必要がある。その結果として広告・広報などの表現に一定の制限が必要なことも事実です。
 しかしこの言葉は、あくまでも「私たち」の感覚・感性が「標準」「正常」なのであり、あなたがたの感覚は「異常」「本来の状態ではない」「麻痺した・狂わされた」ものだという前提を一方的に定め、問題とされた表現の表現者やそれを擁護する人を「正常な人間」の範疇から除外し、その感覚や主張そのものを一考に値しない戯言だとみなす、そういう傲慢極まりない姿勢を反映しています。

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Posted by 銅鑼焼 2020年11月05日(木) 22:00:59 返信

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