『Ceonsoyclopedlia』は、Censor(検閲)にまつわるEncyclopedlia(百科事典)です。旧称『表現規制用語集』。民主主義社会の根幹をなす最重要の「人権」である表現の自由――その規制・弾圧・バッシングにまつわる事例や用語について、あらゆる知識を保存伝達するためのサイトです。

 Time(時)Place(場所)Occasion(場合)で、通常は「時と場合(を弁えろ)」という程度の意味の和製英語。
 表現規制に関する議論においては【公共の場】とほぼ同様の使われ方をし、問題点もほぼ同じである。
 すなわち規制派側が、実際に有害性を示せない表現に対して「TPOをわきまえるべき」という不明瞭な排除命令を投げつけるためだけに発言するだけの言葉であり、実際には何の根拠もないのである。

 面白いことに反例も【公共の場】と同じである。上野千鶴子による東大入学式祝辞事件である。
 入学式は当然ながら新入生の入学を祝うための場であり、そこで新入生本人に対して「お前達男子生徒は努力の結果ではない」と言い放つことにはTPOの欠片もない。
 しかし、日頃ポスターに描かれたアニメキャラクターの胸の大きさにまで「TPOを弁えろ!」と叫んでいたはずのフェミニスト達は、この時なんらTPOに対する意識を発揮せず、上野に快哉を叫んでしまったのである
 彼女らにとって「男」たちが罵声を浴びせられたことの快感に比べれば、あれほど大事だと嘯いていたTPOなど一顧だにする価値のないものであったのだ。

用例:



参考リンク
賛否両論を呼んだ東大入学式祝辞。実際どうだった? 東大生100人に聞いてみた
現役東大生だが上野千鶴子の祝辞はゴミだと思う

このページへのコメント

 この記事には事実と異なる記述が含まれます。

 上野千鶴子氏が東大入学式の祝辞で「お前達男子生徒は努力の結果ではない」とのことですが、祝辞全文を確認する限りそのような発言はありません。

 上野氏は入試や学問の場でも性差別があることに触れたうえで『がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください』『あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください』と発言しています。

 祝辞全文を通して読めば、男性へくぎを刺す側面はあるものの、これを男性への罵声と解釈するのは誤読です。

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Posted by 新橋九段 2020年08月08日(土) 13:37:44 返信数(1) 返信

ご意見ありがとうございます。参考にさせていただきます。

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Posted by  hitoshinka hitoshinka 2020年08月08日(土) 16:01:59

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