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おかしな転生 作者:古流 望

第29章 イチゴタルトは涙味

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311話 リコリスの慰め

 ペイスが倒れた。

 その凶報に際し、事実確認を行ったのはシイツ従士長だった。

 現状で大龍に関することは機密に属する。もしかしたらこの機密に抵触するかもしれないと思えば、余人に代えがたい。

 事実確認に要した時間は三十分も掛からなかっただろう。


 「従士長、ペイストリー様は?」

 「心配ねえよ。ほれ、仕事に戻れ。散った散った」


 確認を終えたところで、不安そうにしていた従士達を仕事に戻らせたシイツ。

 その足で、モルテールン家のプライベートスペースに足を向けた。本来であれば許可の要る立ち入りであったが、現在は非常事態。


 「シイツさん、ペイスさんはどうしました?」

 「まだ寝てまさぁ」


 最初にシイツが報告に来たのは、ペイスの妻であるリコリスだ。主家の伴侶ということで、ペイスが倒れてしまえば彼女が最高責任者となるのだから。

 旦那が倒れたと聞いて不安そうなリコリスに、シイツは笑みを向けた。


 「安心して下せえ、大したことはねえんで」

 「そうですか、良かった」

 「全く、起きてても寝てても騒動ってなあ、こちとらいい迷惑ですぜ」


 やれやれ、と肩を竦めるシイツ。

 ペイスという男は、余程トラブルに愛されているのだろう。立てばトラブル座れば騒動、歩く姿は迷惑だらけ。おまけに寝てても周りを騒がせるとくれば、いっそ神々しささえ感じる。加護というものが有るなら、間違いなく悪戯の神に加護を受けているだろう。

 自分が巻き込まれることでなければそれも良いだろうが、否応なく関わらざるをえないシイツとしては、せめて寝てる時ぐらいは静謐を保ってもらいたいものである。


 「何が有ったんですか?」

 「あのチビドラゴンがやらかしたんでさあ、若奥様」

 「やらかした?」

 「ああ」


 リコリスは、妻として事情の説明を求めた。これは状況を把握する為にも当然のことだろ。

 シイツに曰く、ペイスが倒れた原因は、やはりドラゴンにあったという。


 「坊が、王都から研究者引っこ抜いて来たでしょうが?」

 「そんな根野菜みたいに言わなくて良い気もしますけど……」

 「細かいことは良いんですよ。引っこ抜くってのが不味けりゃ、引っ張ってきたでも構いません」

 「はい」

 「それで、色々とドラゴンについて調べてたでしょう。嫁さんほったらかして」

 「ええ、そうですね」


 ペイスが、“少々”乱暴な手を使って人材を採用してきたのはリコリスも承知している。その上で、それらの人材を用いて大龍の研究を進めていたのも周知の事実だ。

 最近は、龍のことが無くとも忙しかったペイス。それに加えての龍の生態調査だ。正直、リコリスとしてももう少し夫婦の時間を取りたいという思いはあった。

 シイツの揶揄に、大きく頷いて見せるリコリス。


 「それで、食事にどうやら魔力が関わっているらしいってのが分かったんだとよ。どうやって調べたのかは俺にはさっぱり分からんが、坊が断言できるだけの調査が出来たって話があったばかりで」

 「はい、そうなのですね」


 龍の食事については、リコリスは初耳だった。

 魔力が関わると言われても、魔法使いでもないリコリスにはあまりピンとこない。


 「魔力をより多く含むものを好む。坊が倒したドラゴンが人を食ってたのも、人が大なり小なり魔力を持ってるからだな。これは推測ってことらしいんですがね」

 「意外な事実ですね」


 人を食う、という話も、リコリスは顔色を変えずに聞いている。

 割とペイスに染まってきた彼女は、少々のことでは動じないだけの肝を育てているのだ。いきなり戦争吹っ掛けて戦いに行ってきました、などと抜かすトラブルメーカーの傍に居れば、嫌でも鍛えられるというものだ。


 「それが分かったところで、止めておきゃ良かったんだ」

 「止めなかったんですか?」

 「坊ですぜ?」

 「ああ、そうでしたね」


 ペイスという少年は、言い出したら聞かない頑固さを持っている。或いは、思いついたら実行に移せるだけの行動力に溢れていると言うべきか。

 何にせよ、いざやるとなれば人の二倍や三倍は活動してしまうのがリコリスの旦那だ。これが知的好奇心と結びついた時にどんな化学反応が起きるのか。それは火を見るより明らかだ。

 止まらない。

 自分が納得し、満足できるところまで、知恵の限りを尽くして突っ走ってしまう。

 そんな姿を容易に想像できてしまった若妻は、またも深く頷く。


 「魔力を含んだ飴を好み、軽金や龍金の魔力を吸収し、ドラゴン素材で育てられた食い物は大好物。じゃあ、魔力を直接与えたらどうなるんだ? と研究者が疑問を持ったわけだ」

 「確かに、気になりますね」


 ペイスや研究者が知恵を寄せ合った結果、魔力を龍が食すことは確定した。

 更に、魔力の蓄えられているであろう物質を好むことから、魔力の二次摂取が可能であることも判明している。

 ならば、魔力の直接摂取は可能なのか。一次摂取は出来るものなのか。

 この疑問は当然に生まれるものだろう。

 仮に、物に蓄えられた魔力のみを摂取するというのなら、大龍は何かを食べなければ生活できないことになる。対し、魔力を直接摂取できるとなれば、極論すれば魔力の漂うような場所に居るだけで、食事は必要がないことになる。

 生態の調査というのならば、確かに必要なことであったのだろう。それは間違いない。

 しかし、やり方が不味かった。


 「止めときゃ良いものを、坊はそのまま自分の魔力を与えた。そしたら……」

 「……倒れたと」

 「ああ。魔力の使い過ぎで、というか食われ過ぎで」


 ペイスは、龍の餌として自分の魔力を直接与えた。魔力の感知や操作に一定の知見がある魔法使いだからこそ出来たのであろうが、史上初めてともいえる試みは、成功半分失敗半分に終わった。

 勿論、当初の目論見通り龍の餌として魔法使いが魔力を直接与えられることが分かったのは大きな成果だ。この知見を活かしたならば、龍が人を食うという懸念を大幅に減らすことが出来る。また、餌を固定してしまえば、それは躾けに役立つだろう。動物の躾けに餌を用いる方法は、モルテールン家もハースキヴィ家から学んでいた。当時は熊を躾けるために習い覚えたものであったが、応用すれば龍の躾けも可能かもしれない。

 仮に大龍をしっかりと教育し、飼いならすことが叶えばどうなるか。

 これは、前人未到の大偉業と言えるだろう。世が世なら由緒ある学術賞を総なめに出来るレベルである。

 だがしかし、ペイス自身が倒れたというのは将来に大きな不安を残す結果だ。失敗ともいえる。

 最大の問題は龍が大喰らいであると分かった点。

 ペイスの魔力保有量は、国内でも屈指。教会の折り紙付きであり、ペイス以上に魔力を持つ人間を探す方が困難というランクに居る。そのペイスであっても、たった一匹の赤ん坊ですら満腹にさせられなかったという目の前の事実。恐らくペイス自身には、自分で駄目ならどうせ他の人間を使っても同じ結果になる、という厳然たる目安があったに違いない。だから、ペイスですら量り切れなかった龍の食欲の限界について、未だ判明していないのである。

 これが、もう一人二人の魔法使いが魔力を食われておしまいというなら、まだ問題は軽い。だが、それ以上となれば魔法使いを龍の餌やり専任に雇ったとしても何人要るか想像もできない。

 つまり、育てられる人間、或いは家などというものが存在しうるのだろうか、という現実的な問題が出てくるのだ。

 一番厄介な状況とは、ペイス数人分の魔力が餌やりに必要だと確定した場合。大量の魔力が必要ではあるが、やり様によっては何とかできなくもない、という状況になること。

 こうなると、魔法使いを一番抱え込んでいる教会が大きな発言力を持つことになる。モルテールン家としては、苦労するだけして、美味しい所を教会に掻っ攫われるということになるし、今後龍素材が、改めて教会の独占となる可能性すらあるのだ。

 また、龍がこのまま味をしめてしまわないかという懸念もある。

 一度、ペイスの魔力という大量の餌を手に出来てしまったのだから、今後も同じようにペイスに餌をねだるようになるだろう。その先に、ペイスを含めて人間を餌と刷り込んでしまう懸念がゼロとは言えない。


 「困ったことになったな」

 「そうですね。ペイスさんが無事だったのは良かったですけど」

 「勝手に殺処分ってわけにはいけねえしな」


 龍は王家からの預かりという形である。

 これが、やむを得ない事情で死んでしまうことは言い訳も出来るだろう。魔力が餌と分かる前であれば、餌を食べずに餓死してしまうかもしれないと思われていたのだ。同じように、不測の事態、不可避の事情で龍が死んでしまうことは、王家としてもリスクとして織り込み済みであろう。

 だが、これがモルテールン家の一存で殺してしまったら、それは大問題だ。将来に渡って龍素材という財宝を生みだし、対龍の戦いに備えての知見を得て、諸外国へのアピール効果も抜群のものを、勝手に無くしてしまうのだから。

 最悪、不敬罪で一族郎党死刑もあり得る。

 せめてペイスが起きて、まともな判断を下せるようになるまでは手を出すことも出来ない。実にじれったい思いである。


 「大事なのはこれからですね」


 リコリスの意見には、シイツとしても肯定しかない。


 「坊の魔力はモルテールン家の資産でもある。いざって時に魔法が使えませんってんじゃあ話にならねえからな」

 「そうですね」


 今後、何をするにしてもペイスの居る居ないの違いは大きい。王都にいるカセロールと連絡を取り合うにしても、或いは周辺諸領や親しい貴族と連携を取るにしても、ペイスという存在の有難みは、シイツとしても嫌というほど分かっている。伊達に、迷惑をかけまくっていても領主代行とされているわけでは無い。能力だけは極めつけに優秀なのだ。


 「このまま坊が寝たままってのは無いでしょうが、一ヶ月ぐらい狸寝入りかますぐれえならやりかねねえな。さっさと布団から引きずり出さねえと」


 シイツが、若干物騒なことを呟く。


 「一ヶ月? 何かあるのですか?」

 「ああ。王家から取り合えずと言われてるのがその期間なんでさあ。それを過ぎれば、とりあえず一旦王家に返還するってことになってますんで」

 「なるほど」


 様子見も、ひと月あれば十分だろう。そんな思惑が透けて見える。あまり長期間モルテールン家に預けておくと、そのまま既成事実化して龍がモルテールン家の物になるかもしれない、という懸念だ。


 「一ヶ月……さっさとおわらねえかな?」

 「過ぎてしまえばあっという間ですよ。きっと」


 リコリスの慰めの言葉を、シイツは素直に受け取ることが出来なかった。


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