悔しさをバネに
『東大王』本日もご視聴いただきありがとうございました
光さんと林さんの卒業回で東大王選抜戦の実施が発表されてから今までの心の動きを綴ろうかと思い、パソコンを開いています。
少し重たい話になってしまう予感がしますが、よろしければお付き合いくださいませ。
東大王を白紙に戻す
「今までの成果は全てなかったことになる」
卒業回の収録後、楽屋で東大王選抜戦と一軍二軍システムの説明を受けているときに発された言葉。
涙が止まらなくなった。
2年間ずっと目指してきたものがなくなった。
悔しい。悔しい。
候補生は、正規メンバーの卒業で席が空いて初めて正規になれるチャンスがやってくる。
正規になる人はそれまでの成果を参考に選ばれる。
だから、毎回の収録が試験のようなものだと認識していて、一戦一戦を大切にしてきた。
正規メンバー二人の卒業とともに、いよいよやってきたチャンス。
誰が選ばれても納得できるくらい真剣に取り組んできた。
候補生は出番が少ない中、成果を上げないと認められない。
大きなプレッシャーを感じながら、何とか成果を出そうと必死にもがいてきた。
早押しで正解後泣いてしまった時も、プロジェクト東大王対候補生の早押し対決も。
さあ、これまでの一回一回の成果が認められ、今回正規になれるのは誰だ?
そんなときに放たれた言葉。
「今までの成果は全てなかったことになる」
悔しくて仕方がなかった。
2年間、過程が評価されるシステムだったのに、評価基準が変わるとは。
プロジェクト東大王内で候補生の危機感のなさに何度も言及していたからきっとそれが選抜戦実施のきっかけなのか。
いや、でも少なくとも私は常に気を引き締めて収録に臨んでいた。
そんなことを言われるようなことは決してしていない。
どうして?何が悪かったんだろう?
プロジェクト対候補生の時だって物凄い緊張感で、候補生として勝たないといけないという強い気持ちで2ポイント取ったのだけれども……。負けたからダメか。
みんなで勝っていないと候補生全員危機感がないっていうことになってしまうのか。
納得できそうで納得できない。
結果が全てというのはわかるが、候補生全体にそのようなレッテルが貼られるのは理解ができない。
苦しい。
評価基準が変わったとなると、今までの自分が馬鹿らしくなってしまう。
一体、私は何を目標に勉強してきたのだろう。
悔し涙が止まらなかった。
寝て起きても涙が止まらない。
ようやく落ち着いたのは3日目の朝。
ここで私はとある決心をした。
学部4年で東大王を卒業しよう
悔し涙が止まるようになり(?)冷静になった状態で今後のことを考えた。
大学院進学を希望しているとは、過去にもインタビューやSNSを通して公表してきた。
番組内でも、私は院に行くから先は長いね、という話になっていた。
しかし、新システム導入で学業との両立がどうしても厳しくなってしまって。
二軍から一軍に上がるのには、相当な勉強量が必要だ。
両立できるのは長くても学部卒業まで……。
※その後、番組スタッフの方々とお話しし、4年生で卒業させていただくことにしました。
これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。
もう一回だけ
卒業を決心したとともに、もう一回だけクイズを頑張ってみようと思った。
今までがなかったことになるのは悔しすぎる。
でも、あと一回だけなら。あと一回だけなら気持ちを取り戻して本気で臨める。
それに、プロジェクト東大王で、候補生が東大王という座に安全に存在できるという状況に甘えていると言われどんなに悔しく悲しかったことか。
決して一度も「仲良しグループ」でいればいいなんて思ったことはないのに。
東大王選抜戦は、自分の本気を見せるチャンスだ。
収録までまだ時間はある。甘えているなんて言わせない。
悔しさをバネに、もう一度頑張ってみようと決心した。
そうして収録日を迎えた。
人生で一番クイズが楽しかった
お守りを身につけて戦った。
元メンバー内での勝ち抜け戦も、プロジェクトメンバーとの対決も、自分でも驚くくらい落ち着いていた。
これまでは、毎回が候補生から正規に上がるための審査のようなものだと思っており、常にプレッシャーが付きまとっていたが、今回だけはそれがなかったので、本当に、純粋に、クイズが楽しかった。
もちろん今までもクイズは楽しかったけれども、解放感の中プレイしたのは初めてだったので、もう本当に楽しかった。
ここで押してみようかな。いやもう少し待ってみよう。今度は運に賭けて攻めてみよう。
収録中の脳内はずっとこのような感じ。普段は怖い駆け引きがめちゃくちゃ楽しかった。
「楽しかった」ばかり言ってるけれどもそれだけ楽しかったんです。
結果として負けてしまったけれども、「緊張であがって失敗した」というミスはなかったので悔いはない。
反省点はある。例えば、鳥取県の問題で最後のヒントが出た瞬間に押すべきだったなど。
クイズの強さを見せ、正々堂々と勝負し、一軍になったメンバー。本当にかっこいいと思う。
文句なしです。
最後に
今日はここまでです。
感情をそのままぶつけたので読みにくいかもしれません
たくさん書きましたが、この文章がなくても、今回の東大王選抜戦で本気の姿勢が伝わっていたら嬉しいです。
二軍からのスタートとなりますが、「ただの仲良しこよし」「現状に甘んじている」なんて言わせません。
結果が全てなので、本気の姿勢を見せるだけでなく、しっかりと勝利という形で本気を見せていきたいです。
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