【私が我慢すればいい？】心に蓄積されるストレスとは

私が我慢すればそれでいいの？『次第に心をむしばんでいくストレス』

「私が我慢すればいい。」

よく聞く台詞ですが、

長年精神科で勤務してきて感じることは、

「我慢」はどんどん身体や心に溜まっていくようであるということです。

我慢や無理は重ねることで、体のどこかに不調をきたしてしまう

我慢して無理して、

うつ（鬱）病になってしまう人、

自律神経失調症などの身体の病気になってしまう人、

認知症になってから子供返りしたり、

すごく怒りっぽくなる人…

色んな人がいらっしゃいました。

我慢した分は、

ちゃんと身体や心に溜まっていって、

どこかで顔を出します。

適度に発散したり、誰かに頼ることは、「自分の心」にとっても大切です

だから、私は我慢しないことにしています。

腹が立つ時は怒り、

悲しいときは素直に悲しみ、

憎いときはちゃんと憎む。

辛い時はつらいよって言って、

できない時は助けてって頼んで、

甘えたいときは甘える。

それで、楽しい時やうれしい時は、思いっきり楽しんで喜びます。

【感情のコンロトール】我慢だけがコントロールではない

感情のコントロールができる人がすごいと言われているけれど、

ネガティブな感情が出てきた時になかったことにして自分の中に抑え込んだり、本当の気持ちを無視していると、色んな事が麻痺してしまいます。

じつは、「うつ病」みたいにそのうちに楽しいとかうれしいって気持ちも分からなくなってしまいます。

自分をすり減らすばかりではない治療方法を

ただ我慢すればいい、なんてありません。

誰にも自分を犠牲にしないでほしいというのは、小さな私の願いです。

自分の認知面や傾向を、医師と共に見つめなおしながら、ご自身の気づきや、こうしたいという気持ちを少しずつ引き出していきます。

お薬に頼りすぎない、ココロのケアも重視しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

ひだまりこころクリニック