沖縄知事、まん延防止措置「一日も早く」
沖縄県の玉城デニー知事は9日の記者会見で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言に準じた措置をとれる「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請すると表明した。玉城氏は「感染者数の増加に歯止めがかかっておらず、さらなる措置を講じる必要がある」と説明した。
玉城氏は西村康稔経済財政・再生相に適用を求める方針を伝えたと明らかにした。感染者の増加や病床占有率の上昇を踏まえ、まん延防止措置は「一日も早いほうがいい」と述べた。従来は経済への影響を念頭に、適用に慎重な考えを示していた。
県内で5月1、2日に予定される東京五輪の聖火リレーについて、10日に開く新型コロナの対策本部会議で縮小を含めて検討する意向も示した。