地球の最期のときに

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ファイザーワクチンに含まれるポリエチレングリコール(PEG)に対してのアレルギー抗体を持つ人が現代の社会で圧倒的多数である理由がわかった。そしてその回避法

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Science




 

PEGの実相

私は本来全然ものを知らない人でして、最近ではそれに加えて、何に署名しているのかわからない時などもあり、無知が進んでいる感じですが、「何かの興味の際に調べるうちに、新しいことをまたひとつ知っていく」ということが最近は多いです。

「ポリエチレングリコール (略称: PEG)」

という名前を初めて認識したのは、ブログ記事を書くために、海外の記事を読んでいた時でした。

過去記事「緊急事態宣言やワクチンでの抗体の実態が示唆する、終わらない輪廻の構造…」の中で、ファイザーの元副社長であるマイケル・イェードン博士が、

「ファイザーの mRNA コロナワクチンには、ポリエチレングリコール(PEG)が含まれている。それは、約 70%の人たちが抗体を持ち、一部の人に致命的な反応を起こす可能性がある」

として、欧州医薬品庁にコロナワクチンの研究の即時停止を求める緊急申請を提出したということをご紹介した時でした。

ちなみに、この時に引用した米ゼロヘッジの記事は、現在「削除」されています。理由はわからないですが、この「元ファイザーの副社長がコロナワクチンの危険性を訴えた」という報道は、その後、数多くの「ファクトチェック」で偽情報とされましたので、そのためかもしれません。

しかし、アメリカではこの報道はフェイクと判定されたにしても、発信元のドイツやスイスの当時の報道は現在でも現存しています。

以下はドイツの報道メディアの 2020年12月1日の記事(英語)です。ご参照いただければと思います。

Dr. Wodarg and Dr. Yeadon request a stop of all corona vaccination studies and call for co-signing the petition
ウォルフガング博士とイェードン博士は、すべてのコロナワクチン接種研究の中止を要求し、請願書への共同署名を呼びかけている

イェードン博士の懸念は以下の三つでした。

・ADE (抗体依存性感染増強)の問題が克服されているとは思えない。 ※これまですべてのコロナウイルスワクチンは、この ADE を克服できずに中止あるいは停止となっています。

・SARS-CoV-2 に対するワクチンがシンシチンに対する免疫反応を引き起こす可能性がある ※ シンシチンは胎盤の形成に必要なもので、不妊を招く可能性があるということです。

そして、もうひとつが、

「ファイザーのワクチンに含まれているポリエチレングリコール(PEG)が、一部の人に致命的なアレルギー性反応を引き起こしてしまう可能性がある」

ということでした。

私はここではじめて「ポリエチレングリコール」という名前を知ったのでした。

その時には、「なんか特殊なものなんだろうな」程度に考えていたのですけれど、今回の記事の内容は、「それはちがう」というものです。

そして、このファイザー元副社長の訴えが、偽情報だろうが何だろうが、「ファイザーの mRNA コロナワクチンにポリエチレングリコールが含まれていることは事実」です。

それについて、科学誌サイエンスは、昨年 12月の記事で、それに対しての懸念を記事としていました。

以下は、抜粋翻訳です。

サイエンス「ファイザーの COVID-19 ワクチンに含まれるナノ粒子がまれなアレルギー反応を引き起こす懸念が高まっている」冒頭より

ファイザーとビオンテックが製造した COVID-19 ワクチンを過去 2週間にわたって受けた少なくとも 8人の重度のアレルギー様反応は、ワクチンの主成分を形成するメッセンジャー RNA( mRNA )のパッケージに含まれる化合物ポリエチレングリコール(PEG)が原因である可能性があると科学者たちは言う。

米国で緊急使用が許可されたモデルナによって開発された同様の mRNA ワクチンにもこの化合物が含まれている。

ポリエチレングリコールは、これまで承認されたワクチンで使用されたことはないが、発疹、血圧の急降下、息切れ、速い心拍を引き起こす可能性のある、生命を脅かす可能性のある反応であるアナフィラキシーを引き起こすことがある多くの薬に含まれている。

一部のアレルギー専門医や免疫学者たちは、以前にポリエチレングリコールに曝露した少数の人々が、ポリエチレングリコールに対する高レベルの抗体を持っている可能性があり、ワクチンに対するアナフィラキシー反応のリスクがあると考えているようだ。 Science 2020/12/01)

ここにありますうちで、印象的なのは、

> ポリエチレングリコールは、承認されたワクチンで使用されたことはない

という部分で、他のワクチンの成分を見ても思うことがあるのですが、「何で急にワクチンに使う?」とは思います(すでに医学的には、アレルギー、アナフィラキシーが起きることが明確であるのに)。

もちろん表面的な意味としては、この史上初となる mRNA ワクチンというものの効果に対しての何らかの合理的な必要性のある部分によるものなのでしょうけれど、使用されている理由はともかくにしても、日本でも使用されているファイザーのワクチンには、このポリエチレングリコールが確かに含まれています。

さて。

上のサイエンスの記事の抜粋部分の中で、さらに注目したいところは以下です。

> 以前にポリエチレングリコールに曝露した少数の人々が、ポリエチレングリコールに対する高レベルの抗体を持っている可能性があり

この部分です。

ここに、サイエンスは、「曝露した少数の人々の中の」という表現を使っているのですけれど、しかし、元ファイザーの副社長は、

「およそ 70%の人たちが抗体を持っている可能性がある」

と述べています。

全体の 70%という数値は少数とは言えないはずで、むしろ「多くの人たちが持っている」という表現で OK なはずです。

まあ、サイエンスが言いたかったのは、「抗体を持っている人の中の少数がアナフィラキシー反応を起こす可能性がある」という意味なのでしょうけれど、ポリエチレングリコールにアレルギー性の反応を起こす可能性のある抗体を持つ人が、とにかく存在するということのようです。

そして、ふと思うのは、深刻なアナフィラキシーではなくとも、ファイザーの現在のコロナワクチンは(それを副反応とは呼ばなくても)「大多数の人たち」に、発熱や頭痛などの「何らかの反応」が、それは従来のワクチンにはなかったほど見られることは、アメリカの接種の例が示しています。

たとえば、過去記事「米国CDCの有害事象報告システムから見る新型コロナワクチンの副反応の……」では、CDC の「ワクチン有害事象報告システム(VAERS)」から、1月15日まで報告された副反応や、あるいは副反応とは呼ばなくとも「反応」の数と率をそのデータからピックアップしていますが、頭痛やめまい、発熱などは、軽い状態を含めますと、通常のワクチンとは比較にならないほど多く起きていることがわかります。

このあたりの現実を見ていますと、「仮に」ですけれど、これらの副反応の原因のひとつにでも、ポリエチレングリコールがあるとするならば、その抗体を持つ人の率は「少数」ではなく、「大勢」なのではないかと思ったのです。

確かに重症のアレルギー反応を起こす人は少数であっても、多くの人たちが「ポリエチレングリコールに対して何らかの反応を起こしているのではないか」と。

それで、その後調べていましたら、私は次のことを知るのです。

「ポリエチレングリコールは、きわめて日常の多くの製品に普通に使われている」

ということを。




 

ドラッグストアで知った「私たちの日常」

結論からいえば、非常に多くの人たちが「日常的に」、場合によっては「毎日、ポリエチレングリコールに暴露している」のが現実です。

たとえば、以下は、Wikipedia などから引用してまとめられている、ある医療機関サイトのページからです。

「PEG アナフィラキシーとは? 」より

PEG(ポリエチレングリコール)は無毒で、色々な製品に用いられています。材料としての PEG は、軍用防護服や、糖尿病患者の血糖値を監視するための採血器や、ポリウレタンフォームやスパンデックス繊維へも応用されています。

また非イオン性界面活性剤として化粧品の乳化剤などに用いられています。

医薬品としては慢性便秘の瀉下薬として用いられている、モビコールや大腸検査の前処置のマグコロールなどや、皮膚用のクリームなどにも添加されています。Source

先ほど、私は、「場合によっては毎日、ポリエチレングリコールに暴露している」と書きましたけれど、それはこのうちの何かといいますと、

> 化粧品の乳化剤などに

という部分です。

実は、先日、以下の記事を書いた後の昨日と今日、ポリエチレングリコールという存在が気になりまして、私は街中のドラッグストアなどの商品の成分表を見まくっていたのでした。

コロナワクチンは人類史上最大の環境災害へ : ドイツの分子医学専門家が「排泄と共に環境に拡大するワクチンの地球と人類社会への多大な影響」を語る
投稿日:2021年3月8日

そうしましたら、ポリエチレングリコールは特別なものではなく、「一部のカテゴリーの製品には非常に多くに入っている」ことを知るのです。

一部のカテゴリーとは、おおむね、ヘアケア製品・スキンケア製品、洗剤、日焼け止め、軟膏、多くの医薬品添加物などで、「無害で浸透効果の高い物質」として、ポリエチレングリコールは大変に優れたものなのだそうです。

ドラッグストアにある化粧水やスキンケア製品(肌荒れを防ぐというような日常的なものも含めて)の成分表を見ていると、実に多く使われていることを今回知りました。あるいは、歯磨き粉(特にホワイトニング系)にも使われていました。

たとえば、以下はある製品の成分表です。

成分表には「ポリエチレングリコール」ではなく、「PEG」という表記か、あるいは商品名の「マクロゴール」と書かれてあるものもありました。

ある化粧水の成分表の一部

ある歯磨き粉の成分表の一部

「 PEG 」のあとに数字がありますが、これは、化粧品成分を解説したサイトによりますと、「平均分子量」のことだそうで、上にあります PEG-32 というのは、正式な名称は「ポリエチレングリコール 1540」で、平均分子量が 1300 – 1600というもののようです。いずれにしましても、後ろについている数が異なっても「 PEG 」とあれば、それは、ポリエチレングリコールが含まれています。

これに関しては、実際にスーパーでもドラッグストアでも、実際に適当に商品を取って成分表をご覧いたたければおわかりになると思います。

「髪やお肌にうるおいをあたえるタイプの製品」には、ほぼ入っているのではないでしょうか。

ファイザーの元副社長が、「約 70%の人がポリエチレングリコールの抗体を持っている」と述べていましたが、そのようになる理由はこのあたりにありそうです。

つまり、ポリエチレングリコールとは、特殊なものどころか、あまりにも日常的なものなのです。

これだと多くの人が抗体を持つのもわかります。

たとえば、特に女性などでは、化粧水や肌荒れ用クリームとかトリートメントなどを使ったことがないという方のほうが少なそうですし、場合によっては、毎日暴露していることになると思われます。現代人にポリエチレングリコールにアレルギー反応を示す人が多いのは無理がないのかもしれません。

 

では、どのような製品の場合、ポリエチレングリコールが体内に入り、そして「どのくらいの期間、体内に残るのか」を知りたいと思いました。

たとえば、今後、事情によりファイザーのコロナワクチンを接種せざるを得ない場合などでも、確実なことは何もいえないにしても、事前に「少しでも PEG 抗体を減少させておく」ことは悪いことではないような気がするのです。

そうしましたら、徳島大学大学院 医歯薬学研究部の方のもので、その実験をされていた論文を見つけましたので、そこから抜粋してご紹介させていただきます。

これはラットでの実験で……まあ、最近は医学系論文などを読んでいますと、ラットさんやマウスさんたちの犠牲によって、いろいろと成り立っていることもわかり、彼らには申し訳ないとも思いますが(私自身は、実際には動物実験という概念があまり好きではないのです)、しかし、それはさておき、ご紹介させていただきます。

ここから実験の抜粋です。

実験に使用したのは、ポリエチレングリコールが含まれている、

・化粧用ローション
・日焼け止め
・シャンプー

です。論文には、具体的なメーカーと商品名が記載されていますが、ここでは記載しません(それらの商品が特別であるイメージが出ると困りますので。ポリエチレングリコールが含まれている製品はすべて同じ作用だと思われます)。

また、論文では、抗体のことを「 anti-PEG IgM 」と表記していますが、難しい表記ですので、ここでは、PEG抗体というようにさせていただきます。 論文は長いものですが、ほんの一部分の抜粋です。

文中に IgM と IgG という単語がでてきますが、「IgM」とは、細菌に感染した時に一番最初に作られる抗体だそうで、「 IgG」は、その IgMが生成された後に生成される抗体(長く抗体として残るもの)となるそうです。

つまり、IgM のほうは「そのうち消える抗体」で、 IgGは残る抗体と言えそうです。

ポリエチレングリコール(PEG)含有化粧品使用による抗 PEG 抗体誘導と PEG 化製剤の薬理効果への影響

kose-cosmetology.or.jp

まず、PEG含有化粧品によって PEG抗体 IgMが誘導されるか検討を行った。

PEG成分が含まれている化粧水、日焼け止め、シャンプーのいずれかを 1日1 回ラットの腹部に塗布し、塗布開始 16、37、60 日後に血清を採取した。

採取した血清中の PEG抗体 IgM量を評価した。

その結果、化粧水塗布ラットにおいて PEG抗体 IgM量の増加が確認された。

抗体量は塗布開始 37 日後にピークとなったが、60 日後には抗体量が減少していることが明らかとなった。

また、日焼け止めとシャンプーを塗布したラットにおいては PEG抗体 IgMの誘導が確認されなかった。この理由の一つとして、日焼け止めとシャンプーは化粧水に比べて皮膚透過性が低く、表皮樹状細胞であるランゲルハンス細胞にまで到達しなかったために、抗体産生が生じなかった可能性が考えられる。

また、IgGの誘導に関しても同様の検討を行った結果、PEG含有化粧品による PEG抗体 IgGの誘導は生じないことが確認された。

(中略)

 総括

本検討により、PEGを含有する化粧品によって実際に抗PEG - IgMが誘導されることが明らかとなった。今後、化粧品によって誘導された抗PEG-IgMによるPEG修飾医薬品の効果減弱が実際に引き起こされるかについて検討を行いたいと考えている。

PEG修飾医薬品は、血中濃度が長時間維持されるという利点を有しており、がんや肝炎などの疾患の治療薬として重要な位置を占めている。

化粧品によって誘導された抗体がこれらの治療薬の効果を減弱してしまうことが証明された場合、これまで化粧品成分として安全と考えられてきた PEG の使用が望ましくないと考えられる。

ここまでです。

> 本検討により、PEGを含有する化粧品によって実際に抗PEG - IgMが誘導されることが明らかとなった。

とありますように、

「ポリエチレングリコールを含む、特に肌に塗布する化粧品はポリエチレングリコール抗体を誘導する」

ということになりそうでして、現代の人たちの多くが、このポリエチレングリコール抗体を有しているとしても不思議ではないです。

化粧品だけではなく、「肌に塗って長くそのままの状態のポリエチレングリコールを含むもの」はすべて同じだと思われます。ポリエチレングリコールは、軟膏などにも多くわれています。

そして、論文には、

> 抗体量は塗布開始 37 日後にピークとなったが、60 日後には抗体量が減少している

とあります。

また、

> PEG含有化粧品による PEG抗体 IgGの誘導は生じないことが確認された。

ともあり、IgG は、長く残る抗体ですので、化粧品等で作られる抗体は「比較的早くに体内で消える抗体」であり、長く残る抗体は作られないことがわかったと。つまり、化粧品等による抗体は、少なくとも数十日程度で消えるものであり、ずっと残るものではないもののようです。

ここから考えますと、まあ何ともいえないですが、「体内のポリエチレングリコール抗体は、その後、ポリエチレングリコールへの暴露がなければ減少していく」ということも言えるのかもしれません。

ということは、実際の生活では難しいことかもしれないですが、「なるべくポリエチレングリコールの入っていない製品を使う」ということも今後必要な時もあるのかもしれません。

まずは、ご自分たちのお使いになられている製品の成分表をご覧になることをお勧めします。

何をどうしたらいいかという確定的なことは書けないですが、少なくとも、ファイザーワクチンのアレルギー反応を多少避けられる可能性がこの論文の中にあるのかもしれません。

 

最近の以下の地球の記録の記事にも書きましたけれど、すでに「ワクチンパスポート」が実施されはじめています。

中国がワクチン接種と核酸検査記録が電子保存された「国際旅行健康証明書」(中国版ワクチンパスポート)を正式に発行
地球の記録 2021年3月10日

海外との関係が大きな方や、ビジネスで海外との行き来をすることが多い方などは、今後、このワクチンパスポートがなければ、国際間の往来自体が難しくなる可能性もあります。

ですので、いろいろな側面から考えて、ご自分に最も良い選択をお考えになるしかない局面となっているのかもしれません。

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