相次ぐ公務員の宴会「自粛要請」が出ても送別会を開く理由

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「4人以下でのマスク会食をお願いする立場でありながら、言語道断で市民の不信を招く行為だ」

 大阪市の職員が多人数で会食し、新型コロナウイルスに相次いで感染したことについて、松井一郎市長は5日、こう切り捨てた。



 先月26日午後6時すぎ市福祉局高齢施設課の職員男女9人が大阪市中央区の焼き肉店で、課長ら2人の送別会を開催。8人が4人ずつ隣り合わせのテーブルに分かれて座り、夜8時すぎ、休暇を取っていた1人が合流し、宴会は約2時間半で終了した。片方のテーブルにいた4人のうち、はす向かいに座った男性2人の感染が確認された。

「送別会の2週間ほど前、有志でやろうということになったそうです。飲み会をしている間は全員ほとんどマスクを外していた。4人ずつに分かれて座れば問題ないだろうという認識だったようです」(高齢施設課担当者)

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