新型コロナウイルスの感染が急拡大している奈良県は対策本部会議を開き、大阪市での飲食を控えるよう緊急メッセージを出すことを決めました。

【奈良県 荒井正吾 知事】

「感染ストップ感染拡大緊急メッセージを出したい。大阪市での飲食・カラオケを控えてください」

7日まで3日連続で過去最多の感染者数が確認されている奈良県は、8日、対策本部会議を開きました。

会議では3月以降、県内で感染が確認された人の6割が、大阪市内に行って感染したことが確認されました。

こうした状況を受けて、奈良県は、大阪市内で飲食やカラオケを控えることや、通勤通学で大阪市内に行く場合も寄り道せずに帰宅を促す緊急メッセージを出すことを決めました。

【荒井知事】

「若者が(大阪市内に)行って感染させられて帰ってこられている。子供にいうような話で恐縮ですが、寄り道しないでまっすぐご自宅にということでございます」

また、自宅療養ゼロを掲げる奈良県は、現在236室確保している宿泊療養施設を180室拡充し4月中には運用を開始する方針です。

一方、荒井知事は奈良県での「まん延防止措置」の適用には慎重な考えを示しています。