仕事や個人的な挑戦、人との付き合いなどにおいて、得手不得手を正確に判断するための俺的心得です。
これは下記AとBの組み合わせで考える、メンタルのバランスの取り方についての投稿です。
A:今回うまくいかないからといって、それが自分に向いていないと思うのは早計(過剰ネガティブの緩和)
B:現在うまくいっているからといって、それが自分に向いてると思うのは早計(過剰ポジティブの規制)
A(過剰ネガティブの緩和)
以下のような過剰にネガティブな感想を認識したとき、それに対応する自問自答によって緩和を図ります。
「この仕事向いてない」
⇓自問自答⇓
・この職場向いてない、この上司向いてない、この顧客向いてない、の間違いではないのか?
・同業他社100万社に100万回転職したら100万回とも同じ感想となるのか?
・そもそもその仕事に本当に向いてる人なんてこの世に存在しないのではないか?
「この趣味(あるいは活動が)向いてない」
⇓自問自答⇓
・そもそも本気でやるつもりもなかったのでないか?
・この道具が向いてない、あの仲間が気に入らない、の間違いではないのか?
・向き不向きなど判断する必要が本当にあるのか?
「人付き合いに向いてない」
⇓自問自答⇓
・そうやって言いたい(キャラを演じたい)だけじゃないのか?
・自分の問題はあまり無く、周りの人がカス過ぎるだけではないのか?
・次の人付き合いも同じ感想になるかどうかは、未来のことなのでわからない
「わたしは恋愛(あるいは結婚)に向いてない」
⇓自問自答⇓
・ムダに感傷に浸ろうとしてないか?
・相手を10回でも20回でも変えれば済む話でないか?
・過去のせいぜい少ないサンプル数で自分の何を判断できるというのか?
「勉強が向いてない」
⇓自問自答⇓
・参考書等の教材や、教師の質がよくないだけじゃないのか?
・必要性や本質を理解し肚に落とす、現段階でそれができないだけじゃないのか?
・単に今の時点で興味が沸かないだけじゃないのか?(興味が沸いたなら勉強もできるはずでは?)
B(過剰ポジティブの緩和)
過剰なポジティブ思想は、調子乗ったセリフを周りに言い散らかす黒歴史の主原料です。
自問自答を適切に行い、大ケガをする前に、自分で自分を規制します。
「この仕事が天職だ」
⇓自問自答⇓
・30年後も同じことを言ってるだろうか?(どうせ辞めてない?)
・たまたま職場・上司・顧客などの引き運が良かっただけじゃないのか?
・たかだか今の努力量で維持できる程度の仕事が天職?そのような人生を歩んで良かったのか?
「この趣味最高」
⇓自問自答⇓
・一過性の趣向でないか?
・将来、自分の予算が変更(減額)となっても最高と言い続けられるか?
・コンテンツ消費型の趣味である場合、オワコン化したらどうするか?
「ずっと友達だよ」
⇓自問自答⇓
・お互いを友人として選んだ本質的理由は何か?
・住む場所や所属(学校、職場、家庭)が変わっても関係を維持できるか?
「この人は最高のパートナー」
⇓自問自答⇓
・将来的に関係性が変化しない(あるいは向上する)ことを現時点で断定するのは驕りでないか?
・相手のことを縛ろうとしたり、暗に押し付けを行っていないか?
・自分に何かを言い聞かせようとしていないか?
「俺は○○に向いている」
⇓自問自答⇓
・根拠となる検証のサンプル数は充分と言えるものか?
・自分は、同じタイミングで同じ妄想に陥ってる愚者の集団の一人ではないか?
・向いている自分と、向いていない他人は何が違うか?
──
以上です。
ネガティブすぎても対処への一歩を考えることができにくいですし、ポジティブすぎてもそれが想定不足や怠慢の落とし穴となりやすいです。
今思っている向きや不向きは、実力の結果かもしれませんし、ただの運かもしれません。大きく心が振れたときにうまく規制と緩和のバランスを取る、そんな練習を日頃から試しておきましょう。という提案でした。
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