2021年1月15日
アサヒグループホールディングスは2021年1月12日、寒波に伴う暖房利用の増加による電力不足に協力するため、グループ傘下の3工場で同年1月6~15日のあいだ、自家発電設備の発電量を増やすと発表した。3工場で合計約35万kWhを追加発電する予定。
発電量を増強するのは、アサヒビール茨城工場、アサヒ飲料群馬工場、アサヒグループ食品栃木さくら工場の3カ所。設置しおているコージェネレーションシステムの稼働率を高め、系統からの最大限電力受電量を低減させるとともに、一部を東京電力パワーグリッドに供給するという。工場の稼働率が少ない余力時間帯にもコージェネレーションシステムを稼働させ、発電量を増やし電力不足に協力するとしている。
連日の寒波の影響により、2021年1月の電力需要は例年より増加。8日には、西日本を中心に、全国7エリアで最大需要が10年に1度程度と想定される規模を上回った。資源エネルギー庁が13日に開催した有識者会議で提示された資料によると、1月の電力需要は例年より約1割程度増加している状況だという。
東京電力パワーグリッドは自家発電設備を持つ企業に電力の融通を要請しており、アサヒグループはその要請を受け、今回の対応を実施することとした。寒波の状況次第では、電力提供期間の延長も行う予定としている。
記事内容へ
2021.04.14
これまで4V程度が上限電圧とされていたリチウムイオン電池。東京大学の研究グループは、その電圧を5V以上に引き上げることを可能にし、リチウムイオン電池のさらなる高性能化への道を開く研究成果を発表した。 東京大学の研究グルー…続きを読む
2021.04.13
GSユアサは、京都事業所内にバーチャルパワープラント(VPP)対応の電力貯蔵システム(ESS)を2021年2月に導入したと発表した。 量506.0kWh(101.2kWh×5セット)である。空調設備によりコンテナ内の温度…続きを読む
2021.04.12
経済産業省 資源エネルギーは、FIT制度において認定事業者に義務付けられている発電設備への標識や柵塀などの設置について、改めて注意喚起を行た。「依然として設置義務を順守していない事業者が多数存在しており、標識・柵塀などが…続きを読む