司馬遼太郎の「義経」は、カルチャーショックだった。(拙ブログ、もう一人の義経参照)何しろ、我らのヒーロ義経サンを「阿呆」扱いなんだから。

しかし根が単純なせいか、司馬遼大センセーの洞察に感銘を受けたせいか、それ以降、大河ドラマを見ていても、タッキー義経の行動を、疑いの眼差しで見ている自分に気づいてしまう。単純ッス

そこへ追い打ちをかけたのが、その時歴史が動いた「義経栄光と悲劇の旅路」(4月20日放送)である。

ゲストは、あの大河「義経」の作者宮尾登美子センセー。
何と、その宮尾センセーまでもが義経さんを

「行動的だが思索的でない」
「いくさ上手だが思慮浅い」
「政権へのビジョンがない」

確かに場の空気よめません、義経さんは。
戦でも、自分の手柄ばかり考えていた節もあります。

でもこれって昔のことだけじゃない。
今でも、少し見渡せば、”義経さんタイプ”けっこういます。

「仕事はバリバリできる」が「まわりと協調しないで仕事を進める。」
「勝つためには手段を選ばない(禁じ手も平気で使う)」
「チームワークを無視する」「他者を立てることを知らない」
「手柄はいつも自分のもの」

いますねー、こんな義経さん。
まわり迷惑してます、でも本人気づきありません。
若いときは上司が扱いにくいタイプで
部下を持てば、部下の人望まるでゼロ。

こーゆタイプは、最終的に自滅しますね。
頼朝さんだって使いにくィやつと、困ってたのかもしれません。

周りとの協調の中で仕事も人生もあると、分かっていくのが
人生の「気づき」ではないでしょーか、
と、えらそーなこと云える自分ではありませんが。\(__ ) ハンセィ

いづれにしても、義経さん、
ある意味「生き方の反面教師」かもしれません。