▼行間 ▼メニューバー
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
おかしな転生 作者:古流 望

第29章 イチゴタルトは涙味

311/311

310話 猫なで声と変人

 モルテールン領の西ノ村。

 ここは、ごくごく限られた人間しか立ち入ることを許されない。

 古くは砂糖作りや酒造りといった産業の育成が行われていて、その後はカボチャやカカオといった次世代の主要作物の生産体制の確立もこの場所で模索されていた。

 早い話、機密を守る為の村だ。

 外部に漏れては拙いが、かといって室内ではどうしようもないことをこの村では行っている。

 村人は、全員が古くからモルテールン家に従ってきた生え抜きであり、御用商人のデココや新人従士クラス程度では入ることが許されていない。また、詳しい場所についての情報も秘匿されている。地図というものは存在せず、そもそも道が繋がっていない。周辺より少し窪んだ盆地に有る為遠目からでは観測が難しく、カセロールかペイスの魔法が無ければ、たどり着くこと自体が困難な場所に隠されているのだ。

 そこでは今、とある国家プロジェクトが進行していた。


 「ピー助、ほら美味しいよ」

 「ぴぃきゅ」


 ソフトボール程度の大きさの爬虫類、と思しき生き物が、ペイスの傍で(いなな)く。可愛らしい鳴き声であるが、侮ってはいけない。これでも尋常でないパワーを持っている。


 「ペイストリー様、大丈夫なんですか?」

 「大丈夫ですよ。可愛いものじゃないですか」

 「でも、あれ……」

 「ああ、まあ、大龍ですからね。そういうこともありますよ」


 若手の従士クロノーブが気にしたのは、(かご)である。正しくは、獣を入れて運ぶための檻ではあるが、ペイスが鳥かごにちなんで(りゅう)かごと呼んでいるため、そういう扱いになっている。

 龍の加護なら縁起が良いというのがその理由だ。

 勿論、名前こそ籠ではあっても、素材は鉄でできている。人の指程の太さもある、針金と呼ぶより鉄棒と呼ぶ方が相応しいもので網状に覆ってあり、形としては確かに鳥かごか虫かごのようなものだ。大きさと素材に目を瞑れば。

 明らかに一般家庭で目にすることはまずないであろう鉄の檻、ならぬ鉄籠。それの何をもって不安がるのかといえば、籠の一部が大きく歪んでいることだろう。

 大龍の赤ちゃんがここに入れられていたのだが、気が付けば檻の鉄棒を力づくでひん曲げて外に出ていたのだ。

 どう考えても普通の生き物とは思えない筋力に、若い従士達はビビってしまった。

 それはそうだろう。まだ子供とはいえ、長じれば人間を食うであろう怪物が、檻で閉じ込めておけないのだから。

 元気がいいですねえ、などと呑気にほざいたのは、ペイスぐらいのものである。


 そんな怪獣の子供が、今何をしているのかといえば、餌を食べている。

 より正確に言えば、ペイスが自分の仮説を検証するべく色々と条件を変えた餌を試しているのだ。

 ペイスの摘まんだトングのようなものの先、挟まれた肉を啄む大龍に、ペイスは良く出来ましたと声を掛ける。


 「良い子ですねえ。じゃあ次はこれを食べてみようか」


 カリカリと、羊皮紙に何かを書きつけたペイスは、先ほど啄ませていた肉とは違うものを与える。

 クロノーブの見た所、それは葉野菜のようだった。

 薄黄色から薄緑色を経て白色になるようなグラデーションの掛かった葉野菜。濃い緑が無いだけに、白菜のようなものと思われるのだが、一体何の野菜であるのかはペイスしか知らない。そもそも野菜であるとも限らない。

 大龍の赤ん坊は、くんくんと匂いを葉っぱの匂いを嗅ぐ。そしてちまりと葉っぱを齧った。

 ペイスは更にそのまま数口を齧らせると、またカリカリと羊皮紙に書付を行う。

 そして大龍の赤ん坊の頭やあごを撫でて、猫なで声を発する。


 「偉いねえ、ちゃんと残さず食べた。じゃあこっちも食べようか」


 まるでペットでもあやしているような雰囲気である。繰り返すが、相手をしているのは鉄をも苦にしない強力な猛獣である。

 ペイスはそのまま、透明な固形物を龍に与えた。

 どうやらそれは龍にとって好物であったらしく、素人であるクロノーブが見ても明らかに反応が違っていた。尻尾をばったんばったんと動かし、乗っていたテーブルを破壊しながら固形物を口にする龍の赤ん坊。

 小石ほどの大きさであったものをペロリと一飲みにした後、もっと寄越せとばかりに、ペイスに向かってきゅいきゅいと鳴く赤ん坊。

 実に愛らしいとばかりに、ペイスはその身を抱きかかえる。頭を撫でながら、猫なで声のまま。


 「良い子良い子。ピー助はお利口さんでちゅね。それじゃあこっちに来て、体重を測りましょうね。そう、賢いでちゅねえ」


 龍をあやしながら、天秤量りのような装置で龍の体重を測るペイス。

 小龍を抱えたまま自分も量りに乗り、後で自分の体重だけ差っ引けば龍の体重が量れる寸法である。


 物を与えては記録し、体重やら体長やらを測っては記録し、おもちゃを与えては破壊され、走り回ればあちこちにクレーターをこさえる。

 実に傍迷惑であるが、やっているのがペイスと龍のペアだ。最早誰も口出しなど出来ようはずもない。動き回るテロリストが、領地の最高権力まで握っている。迷惑極まりない。


 「従士長、若様が気持ち悪いんですけど」


 クロノーブは、離れた所から様子を伺っていたシイツ従士長に物申す。

 ペイスの猫なで声など、気持ち悪くて仕方がない。普段の様子からすれば、違和感が凄まじいのだ。


 「知らねえよ。俺に言うな」


 シイツとしても、同感であった。

 百歩、いや万歩譲って、猫や犬相手に普段出さないような半オクターブ高い声を出すならまだ許せる。しかし、相手はいつ人間を襲い始めるか分からない怪物の子供だ。

 明らかに恐ろしいものに、気色の悪い声で話しかけるペイス。どう見ても変人である。

 より正確に言うならば、元々変人であったものが輪をかけて気持ち悪くなっている。


 「何すか、あれ」

 「龍の食性と生態の調査、らしいぞ」

 「はあ」


 ペイスがやっていることは、建前上は純然たる学術研究である。いや、実質としても研究だ。

 やっていることが何かしらの意図を持っている点は、疑問を挟む余地など無い。クロノーブが疑問に思うのは、一体何を調べているのかという点だ。


 「あれだよ、坊が龍の食いもんについて、仮説を立てたろうが」

 「魔力を食うのかも、ってやつですか」


 ペイスが先日立てた仮説について、従士達には知らされている。勿論、確定していない情報であるとの前置きはされていたが、ペイスが言うのならそうなのかもしれないという程度の信頼度はある。シイツの勘と同じぐらいには、ペイスの推測は当たるのだ。


 「それを確かめて確定させるのは、本来モルテールン家に王家から与えられた仕事だろ」

 「そうでしたっけ」

 「そうなんだよ」


 若い人間ははっきりと分かっていない者も居るのだが、そもそも大龍の生態について調べるのは王家からの勅命である。

 現状、大龍の赤ん坊については分からないことが多すぎるのだ。それ故、国内でも単体では最強格の一人に数えられるモルテールン卿に預けて情報を集めよう、というのが王宮の偉い人たちが考えた方針であった。

 鉱山のカナリアか、でなければ地雷原に放たれた犬か。

 何か予想もしていない危険があったとしても、被害を真っ先に受けるのはモルテールン家である。そして、カナリアが最後まで無事で、犬が生きて渡り切った道であるならば、多少は安全であろうと後から付いてくる者も出るはず。

 危ない橋は他人に渡らせておいて、美味しい所は自分たちで手に入れようという策だ。

 宮廷貴族達らしく、実に姑息ではあるが、モルテールン家が龍については今のところ一番詳しく、危険に対する対処能力も一番高く、被害がいざ起きた時でも対処が最も迅速に可能である、という点に反論しようがない。なまじ能力が高い息子が居るのも、策謀に拍車をかけている。

 だからこそ龍の生態については出来るだけ早く解明し、他所に厄介ごとをたらいまわししたい。というのがモルテールン家の、少なくともシイツやカセロールの思惑であった。

 計算外があったとするのならば、ペイスの情の深さだろうか。

 他人にとっては危険な怪物であっても、ペイスにとっては単なるファンタジーな生物である。ファンタジー云々に関しては生まれてこの方、今更の話であり、ペイスにとっては何の恐怖も持たない。いや、持てない。

 初めて魔法を見た時に、そのファンタジーっぷりに目を輝かせたのと同じぐらいには、ドラゴンに対して目を輝かせている。

 それが、幸運であったのか不運であったのか、ペイスは龍の赤ん坊の世話を嬉々として焼き、龍の子もまたペイスに非情に懐いていた。


 「坊、そろそろ良いでしょう。そんなに構い倒してりゃ、情が移りますぜ?」

 「おや、もうそんな時間ですか」

 「赤ん坊可愛がるのも良いですが、そろそろ思案もまとまったでしょうが」

 「そうですね、データも揃ってきましたから、話をする頃合いでしょうか」

 「お? それじゃあ」

 「ええ、皆を集めてください。会議をしましょう」


 ペイスは、何も遊んでいたわけでは無いのだ。

 忙しい執務の中、合間を縫ってピー助を愛でていた。

 その理由は仕事だからであり、分かったことは周知徹底するという前提の下で好きにやらかしていたのだ。

 招集をかけてより小一時間の後。

 会議室に全員が集まった頃合い、開口一番にペイスが言う。


 「薬植研の研究成果を強奪……もとい、提供いただいた結果、ピー助の食性がおおよそ判明しました」


 金に物を言わせて、研究成果から研究設備から、そして研究員まで。丸ごと引き抜いたことを提供というのなら提供なのだろう。

 モルテールン家に植物の品種改良技術を囲い込んだ事実は大きい。

 そして、改めて研究所の成果を踏まえ、またペイス直々に検証した結果、確信の持てる事実が判明したのだ。


 「ドラゴンは、魔力で育つ」


 間違いない事実として、ペイスは断言した。

 今まで仮説であったものが、仮説ではなくなったのだ。

 ドラゴンは、食物(しょくもつ)から栄養だけではなく魔力を吸収している。元々軽金や龍金のような魔力素材は、魔力を貯めると質量が増える性質があった。龍も同じ。魔力を含むものを食べた場合、普通の生き物では吸収できない魔力まで吸収しているため、体重増加に顕著な特徴がみられた。

 また、龍の嗜好としても魔力の含有量が多いものを好み、魔力を感知しているであろう様子も観察できている。

 結論として、龍は魔力で育っていることが分かった。これは、今後の飼育に関しても大きな成果であろう。


 「まずは、人間が好物ということにはならず、一安心ですね」

 「坊はいつでも人を食ってますがね」

 「わははは」


 他にも諸々、今後の方針や注意事項等々、細かい連絡事項を通達したところで、会議は一旦解散になる。

 まずは、大龍が好んで人間を食い散らかすような生き物ではなく、明確な嗜好が見えたことは朗報だ。最悪の事態は人間が大好物、というケースだったのだが、それは避けられた。


 やれやれ、これで大きな問題が一つ片付いた。

 そう、会議の後にシイツ従士長や重臣の面々が一息ついた時だった。

 彼らモルテールン家の古株たちに、慌ただしい知らせが飛び込んでくる。


 「ペイス様が倒れました!!」


 騒動は、これからが本番のようだった。


  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。
表紙絵

感想を書く場合はログインしてください。
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全402部分)
  • 31839 user
  • 最終掲載日:2021/04/10 18:00
神達に拾われた男(改訂版)

●2020年にTVアニメが放送されました。各サイトにて配信中です。 ●シリーズ累計250万部突破! ●書籍1~10巻、ホビージャパン様のHJノベルスより発売中で//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全248部分)
  • 30624 user
  • 最終掲載日:2021/04/10 16:00
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました

 勇者の加護を持つ少女と魔王が戦うファンタジー世界。その世界で、初期レベルだけが高い『導き手』の加護を持つレッドは、妹である勇者の初期パーティーとして戦ってきた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全176部分)
  • 23617 user
  • 最終掲載日:2020/12/02 18:21
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全243部分)
  • 29053 user
  • 最終掲載日:2021/03/01 19:45
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全513部分)
  • 28812 user
  • 最終掲載日:2021/04/13 00:00
異世界薬局

研究一筋だった日本の若き薬学者は、過労死をして中世ヨーロッパ風異世界に転生してしまう。 高名な宮廷薬師を父に持つ十歳の薬師見習いの少年として転生した彼は、疾患透//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全113部分)
  • 26359 user
  • 最終掲載日:2019/09/16 14:33
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全179部分)
  • 25855 user
  • 最終掲載日:2021/02/10 22:59
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全198部分)
  • 23558 user
  • 最終掲載日:2021/04/12 03:47
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全2447部分)
  • 23540 user
  • 最終掲載日:2021/04/14 00:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全588部分)
  • 30493 user
  • 最終掲載日:2021/02/12 00:00
転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~

◆◇ノベルス6巻 & コミック5巻 外伝1巻 発売中です◇◆ 通り魔から幼馴染の妹をかばうために刺され死んでしまった主人公、椎名和也はカイン・フォン・シルフォ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全228部分)
  • 28125 user
  • 最終掲載日:2021/01/21 00:00
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  【書籍十巻ドラマCD付特装版 2021/04/30 発売予定!】  【書籍十巻 2021/04///

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全693部分)
  • 31916 user
  • 最終掲載日:2021/04/13 23:49
とんでもスキルで異世界放浪メシ

❖オーバーラップノベルス様より書籍9巻まで発売中! 本編コミックは6巻まで、外伝コミック「スイの大冒険」は4巻まで発売中です!❖ 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全563部分)
  • 39444 user
  • 最終掲載日:2021/04/12 22:23
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全394部分)
  • 29170 user
  • 最終掲載日:2021/01/15 20:00
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全2798部分)
  • 27245 user
  • 最終掲載日:2021/04/13 18:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

2020.3.8 web版完結しました! ◆カドカワBOOKSより、書籍版21巻+EX巻、コミカライズ版11巻+EX巻発売中! アニメBDは6巻まで発売中。 【//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全689部分)
  • 33021 user
  • 最終掲載日:2021/04/09 12:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全206部分)
  • 37101 user
  • 最終掲載日:2020/11/15 00:08
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全415部分)
  • 24345 user
  • 最終掲載日:2017/06/30 09:00
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 25677 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18
望まぬ不死の冒険者

辺境で万年銅級冒険者をしていた主人公、レント。彼は運悪く、迷宮の奥で強大な魔物に出会い、敗北し、そして気づくと骨人《スケルトン》になっていた。このままで街にすら//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全657部分)
  • 23620 user
  • 最終掲載日:2020/12/31 19:06
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 25500 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 30354 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

 ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質なバグに引っかかって、無一文、鞄すらない初期装備の状態でゲームの世界に飛ばされてしまった。 「どうしよう……?」「ど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全247部分)
  • 23740 user
  • 最終掲載日:2020/03/28 07:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全304部分)
  • 35961 user
  • 最終掲載日:2020/07/04 00:00
アラフォー賢者の異世界生活日記

 VRRPG『ソード・アンド・ソーサリス』をプレイしていた大迫聡は、そのゲーム内に封印されていた邪神を倒してしまい、呪詛を受けて死亡する。  そんな彼が目覚めた//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全206部分)
  • 29094 user
  • 最終掲載日:2021/01/03 12:00
転生して田舎でスローライフをおくりたい

働き過ぎて気付けばトラックにひかれてしまう主人公、伊中雄二。 「あー、こんなに働くんじゃなかった。次はのんびり田舎で暮らすんだ……」そんな雄二の願いが通じたのか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全522部分)
  • 32827 user
  • 最終掲載日:2021/04/12 12:00
異世界食堂

しばらく不定期連載にします。活動自体は続ける予定です。 洋食のねこや。 オフィス街に程近いちんけな商店街の一角にある、雑居ビルの地下1階。 午前11時から15//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全126部分)
  • 24534 user
  • 最終掲載日:2021/04/10 00:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全297部分)
  • 25167 user
  • 最終掲載日:2021/04/10 00:00