【東京】社民党は21日の全国代表者会議で、沖縄平和運動センター議長の山城博治氏(沖縄県連)と県出身コラムニストの伊是名夏子氏(神奈川県連)の両氏を党の新たな常任幹事とする人事案を承認した。党の常任幹事会8人中、2人が県出身者となる。

(資料写真)2019年に初の著書「ママは身長100cm」を出版した伊是名夏子氏

 山城氏は「社民党が消えるかもしれない、それに大きな脅威を感じていた。現場からも激励をもらったので頑張りたい」と意欲を述べた。

 骨の弱い「骨形成不全症」のため電動車いすで生活しながら子育て中の伊是名氏は「自助が叫ばれる中で私のように1人でできないことが多い人は生きづらさを抱えている。弱音を吐きながら助けを求めながら生きていける社会を作りたい」と述べた。

 福島瑞穂党首は両氏の人事について「日本の中で平和的生存権が最も侵害されているのが沖縄だ」と述べ、両氏と共に基地問題やジェンダー、社会福祉に取り組むとした。