よく「なにをしても怒らないね」とか「嫉妬とかしないんですか?」って人から言われます。
周りの印象に反して、僕は凄まじく怒りっぽく、同時に嫉妬深く、負けず嫌いで粘着質です。
高校生あたりから鳶職をしていた頃までは感情を常に体から噴出させているような人間だったのですが、これが変わったのが浪人時代。
宅浪だったので人との繋がりが激減し、そもそも怒ったり悲しんだりする出来事も同時に減ったのが理由の一つ。
もう一つが、人との関わりがないので、怒りの感情が生まれてきたとしても、それをぶつける相手がいなかったこと。
怒りや嫉妬は自分の中に溜めるしかありませんでした。
そんな生活を二年間送っているとある変化に気付きました。
スポーツをやっていると(僕の場合はバスケですが),たまに無性に練習したくてたまらない時があります。
これの精神バージョンのようなもので、常に行動を起こすエネルギーに満ち溢れている、というような状態が継続するようになりました。
意識はしていませんでしたが、負の感情がいつの間にかやる気に変わり、モチベーションに変わり、向上心に変わっているように今は思います。

思うに、感情もエネルギー保存則に従うのかもしれません。
怒りや嫉妬の感情というのは、それらが引き起こす人間の行動を鑑みると、数ある人間の感情の中でも莫大なエネルギーを生み出すものです。
これをとにかく外に出さない。
自分の中に無理矢理押さえ込んでいると、行き場をなくしたエネルギーは溜まりに溜まって、いつかは人間の行動として放出されます。
「あの人は普段は怒らないけど怒るとものすごく怖い」と言われる人はこのエネルギーをうまく変換できてない人で、負のエネルギーをただただ溜めるだけで、収まり切らなくなったエネルギーが早晩結局同じ形で噴出してしまう。
溜まったエネルギーを少しずつ良い方向に変換しながら出していく、というのが精神状態として安定かつ良好である、と個人的には思います。
俗にいう"昇華"です。

具体的には、とにかく負の感情を自分の外に出さない。
つまりは、人に愚痴らない、匿名掲示板であっても書かない。

そして、溜まっていく感情を放置しない。
なんらかの代替できる行動で少しずつ消費していく。
この行動をできるだけ良い方向にもっていく。

最近モチベーションに関しての質問が多いので、多分、僕のモチベーションの根幹にあるであろう考えを書いてみました。
参考になれば。

英検の二次試験? ー すごくヤバいです。