医学部受験生にとって目の上のたんこぶとも言える「センター社会」。
まず、手をつけ始める時期ですが、全くの初学者の場合は4月から始めることを推奨します。
ただ、4月から受験終了まで毎日やるのではなく、
一度、一冊の参考書を読み通して何月から勉強を始めればセンター試験に間に合うかを算出します。
この時、参考にするのは読み通すのにどれくらいの時間がかかったか、覚える分量がどれくらいあったか、です。
俺の場合は9月頃から始めましたが、少し早めに仕上がってしまい
その後の知識を減らさないためのメンテナンスにかなりの時間を割く結果になりました。
俺が行った手順を下に書くと、
[1年目]
1年目は倫理だけを使用しての受験でした。
「決定版 センター試験 倫理の点数が面白いほどとれる本」から開始。
まずはこの本を数周して、センター試験で大体7割得点できるほどになりました。
次に、
「センター倫理 (大学受験Nシリーズ)」を復習として使いました。
1冊を仕上げて、他の本で抜けている知識がないかの確認をするというのは俺がよく使っていた方法です。
同じ本だと繰り返すたびに飽きっぽい俺は読む気がなくなってしまうのでよくしていました。
この場合、あくまで2冊目は1冊目が仕上がってから取り組む、ということに注意してください。
1冊目が仕上がっていないのに2冊目に浮気してしまうと成績の向上は望めません。
上記の「センター倫理」ですが、文章中のコラムでコンビニの前でたむろしている若者を罵倒している箇所があり、
当時まさにそんな若者だった俺は反感を覚えて読むのを一度止めました。
でも落ち着いて見てみるとなかなか良書です。
こっちをメインに据えてもいいかも。
一通り終わったら過去問。
センター倫理の設問には単なる暗記問題以外に読解力を試す問題があります。
なので、まず大問の最後の設問を見て、読解問題があるかどうかを確認し、
あれば与えられた文を評論文並みに精読。
なければ、下線部だけを見て設問に答えれば大丈夫です。
ただ、稀に下線部の情報だけでは解けない問題が含まれていますので
自分の知識だけで答えが絞れなければ下線部の前後をしっかり読んでみてください。
[2年目]
センター試験に「倫理、政治・経済」が加わったことによって多くの医学部は倫理だけの受験を認めてくれなくなり
泣く泣く倫理に加えて「政治・経済」を勉強することになりました。
2年目の倫理の勉強に関しては、1年目の倫理の参考書を時節見ていたくらいだったので詳しくは割愛します。
政治・経済は倫理でお世話になった蔭山大先生の著書、
「大学入試蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本 パワーUP」を4月からサッと流し読み。
1年目と同じように最初は政経の概形把握に努めました。
この時は特に暗記しようとはせず、「へー、そうなんだ」くらいで読み通してください。
この本は、センター対策に的を絞って書かれた参考書ではないので
センター用だけなら全然覚える必要のない語句なども多いです。
ただ解説は詳しく、他の参考書でいまいちよくわからない語句などの辞書として使えるので一読しておくことを薦めます。
※現在、この本の改訂版「決定版 蔭山克秀の 政治・経済が面白いほどわかる本」が出版されており、
政経は時間と共に勉強しなければならない範囲が変化することを考慮すると、こっち買ったほうがいいかも。
表紙の女の子もこっちのほうがカワイイ。
そして、次に
「決定版 センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本」を精読します。
こっちは精読。
わからない箇所があれば、前述の蔭山の参考書の索引で調べて対処します。
だいたい固まったな、と思ったら
「センター試験政治・経済集中講義 改訂版」で総仕上げ。
センター対策で覚えていないといけない箇所が上手くまとめられており、
センター過去問を解きながら進めていく形式なので実戦的な知識が身に付きます。
自分的にかなりの良書で重宝しました。
ある程度、政経ができるっていう人ならこれ1冊で9割は固くなると思います。
ただ、あっさりまとめられすぎていて初学者がこれからやるのはキツい。
時間がなければ蔭山の政経→集中講座でも可能かもしれません。
最後に過去問に移りますが、政経の場合、問題文の長文は読まなくていいです。
全然重要なこと書いてないです。
なので下線部だけ読んで設問に答えてください。
政経は慣れれば非常に短時間で終わらせることができるので、ここで倫理の文章の精読の時間を稼ぎましょう。
ただ、今の状態では政経の文章があまりにデクノボウすぎて
委員会が何らかの対策を打ってくる可能性もあるので、一応注意はしておいてください。
本番では政経→倫理の順で解くことを勧めます。

まず、手をつけ始める時期ですが、全くの初学者の場合は4月から始めることを推奨します。
ただ、4月から受験終了まで毎日やるのではなく、
一度、一冊の参考書を読み通して何月から勉強を始めればセンター試験に間に合うかを算出します。
この時、参考にするのは読み通すのにどれくらいの時間がかかったか、覚える分量がどれくらいあったか、です。
俺の場合は9月頃から始めましたが、少し早めに仕上がってしまい
その後の知識を減らさないためのメンテナンスにかなりの時間を割く結果になりました。
俺が行った手順を下に書くと、
[1年目]
1年目は倫理だけを使用しての受験でした。
「決定版 センター試験 倫理の点数が面白いほどとれる本」から開始。
まずはこの本を数周して、センター試験で大体7割得点できるほどになりました。
次に、
「センター倫理 (大学受験Nシリーズ)」を復習として使いました。
1冊を仕上げて、他の本で抜けている知識がないかの確認をするというのは俺がよく使っていた方法です。
同じ本だと繰り返すたびに飽きっぽい俺は読む気がなくなってしまうのでよくしていました。
この場合、あくまで2冊目は1冊目が仕上がってから取り組む、ということに注意してください。
1冊目が仕上がっていないのに2冊目に浮気してしまうと成績の向上は望めません。
上記の「センター倫理」ですが、文章中のコラムでコンビニの前でたむろしている若者を罵倒している箇所があり、
当時まさにそんな若者だった俺は反感を覚えて読むのを一度止めました。
でも落ち着いて見てみるとなかなか良書です。
こっちをメインに据えてもいいかも。
一通り終わったら過去問。
センター倫理の設問には単なる暗記問題以外に読解力を試す問題があります。
なので、まず大問の最後の設問を見て、読解問題があるかどうかを確認し、
あれば与えられた文を評論文並みに精読。
なければ、下線部だけを見て設問に答えれば大丈夫です。
ただ、稀に下線部の情報だけでは解けない問題が含まれていますので
自分の知識だけで答えが絞れなければ下線部の前後をしっかり読んでみてください。
[2年目]
センター試験に「倫理、政治・経済」が加わったことによって多くの医学部は倫理だけの受験を認めてくれなくなり
泣く泣く倫理に加えて「政治・経済」を勉強することになりました。
2年目の倫理の勉強に関しては、1年目の倫理の参考書を時節見ていたくらいだったので詳しくは割愛します。
政治・経済は倫理でお世話になった蔭山大先生の著書、
「大学入試蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本 パワーUP」を4月からサッと流し読み。
1年目と同じように最初は政経の概形把握に努めました。
この時は特に暗記しようとはせず、「へー、そうなんだ」くらいで読み通してください。
この本は、センター対策に的を絞って書かれた参考書ではないので
センター用だけなら全然覚える必要のない語句なども多いです。
ただ解説は詳しく、他の参考書でいまいちよくわからない語句などの辞書として使えるので一読しておくことを薦めます。
※現在、この本の改訂版「決定版 蔭山克秀の 政治・経済が面白いほどわかる本」が出版されており、
政経は時間と共に勉強しなければならない範囲が変化することを考慮すると、こっち買ったほうがいいかも。
表紙の女の子もこっちのほうがカワイイ。
そして、次に
「決定版 センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本」を精読します。
こっちは精読。
わからない箇所があれば、前述の蔭山の参考書の索引で調べて対処します。
だいたい固まったな、と思ったら
「センター試験政治・経済集中講義 改訂版」で総仕上げ。
センター対策で覚えていないといけない箇所が上手くまとめられており、
センター過去問を解きながら進めていく形式なので実戦的な知識が身に付きます。
自分的にかなりの良書で重宝しました。
ある程度、政経ができるっていう人ならこれ1冊で9割は固くなると思います。
ただ、あっさりまとめられすぎていて初学者がこれからやるのはキツい。
時間がなければ蔭山の政経→集中講座でも可能かもしれません。
最後に過去問に移りますが、政経の場合、問題文の長文は読まなくていいです。
全然重要なこと書いてないです。
なので下線部だけ読んで設問に答えてください。
政経は慣れれば非常に短時間で終わらせることができるので、ここで倫理の文章の精読の時間を稼ぎましょう。
ただ、今の状態では政経の文章があまりにデクノボウすぎて
委員会が何らかの対策を打ってくる可能性もあるので、一応注意はしておいてください。
本番では政経→倫理の順で解くことを勧めます。