whonix



まず私の環境

OS >> Windows10 Pro 64bit
CPU >> Intel Core i7 3820QM
Mem >> 16GB
VirtualBox >> 6.0を使用


<今回突っ込んだOS群>
Whonix Gateway     >> こいつを使用するのがメインなので当然インストール。

Whonix Workstaion >> Gatewayのトラブル時の保険で。

Kali Linux                  >> 昔から愛用しているので。一番手間が掛かった。

Debian                       >> 一般的なものということで。

Cyborg Hawk Linux   >> Ubuntu系OS。手元にあったので入れてみます。

Qubes OS                  >> 起動してすぐにTorに接続して匿名性を守るというOSらしい。

Kodachi-Linux          >> Tails OSっぽい挙動をするOS。

Tails                            >> スノーデン氏でお馴染みのOS。手元にあったので入れてみる。

とりあえず上記のOSを突っ込んでみた。
さてさて上手くいくのか?検証開始。

#Whonixのネットワーク設定は後述。

Whonix Gateway ◯

Whonixのサイトからダウンロード。

通常通りにインストール完了。
日本語環境を構築する予定はないのでこれでOK。torrcの編集は前の記事を参照。
Timezoneを変更するとバグを吐くので、UTCからは動かさない方が良さげ。
ブリッジにすると良いという人もいるけど取り敢えずこれで。

Whonix Workstation ◯

上記のサイトからダウンロードして普通にインストール完了。

Kali Linux △

Kali Linux公式

上記からダウンロードしてインストール。

インストール自体はすんなり。ただVirtual Box Guest Additionをインストールすると起動しないバグが発生。あーでもないこーでもないとやっていくうちに解決策を発見。


上記サイトを参考にして解決。これで時間が掛かった。
当たり前だがVirtualBox上だと無線系ツールが役に立たないので注意。
動作自体は普通。

Debian ◯

Debian JP Project

インストールはすんなり完了。問題無し。


インストール後のapt updateとupgradeが時間掛かることと、目が痛くなるGUIを除けば普通に動作。
Ubuntuを最新版にアップデートすると不具合が出るみたいなので注意。

Qubes OS ×

Qubes OS - A reasonably secure operating system

Virtual Boxのネットワーク設定を内部ネットワークにしているとインストールができない。
ネットワークをNATに変更してインストールしてみたが、起動できなかった。(私の環境では)
クリーンインストールすればいけるかもしれないが、PCが無いので断念。
#Virtual BoxにインストールできたというBlogを発見してその手順通りにやってみたけど無理だった。

Linux-Kodachi ×

Linux Kodachi The Secure OS

Tails系?のOS。使い捨てにするにはいいかとインストールしてみた。
インストール自体はすんなり。
ただ画面表示は崩れているのかデスクトップ表示がおかしい。(私の環境)
こちらもインストールを内部ネットワーク(Whonix)にしているとインストールが上手くいかない。
NATにすると表示がおかしい。断念。

Tails

Tails -Privacy for anyone anywhere

その性質上、仮想環境に入れる必要性を感じないが一応、インストール。
NATですんなりインストールは出来ました。ただOSの性質上、インストールする意味は無い。


やっぱり一般的に使われているOSはすんなり動作します。
TailsやQubes OS、Linux-Kodachi等のシステム全体をTorネットワークに通すOSとWhonixは相性が悪いみたいです。まぁ当たり前か。
私はWhonix+別OSという形でVirtual Boxを使用しています。
Whonixについては公式サイトを参照。内容については無能ブログさんの解説が分かりやすいです。


#Whonixの他OSに対するネットワーク設定について

Whonix gatewayを起動して、他のOSを匿名化にするには
他OSをVirtualBoxで新規インストールします。
設定でプロセッサー数、メモリ(必要以上に割り当てると起動しない場合あり)、ビデオメモリを変更。(必要以上に割り当てると起動しない場合あり)

ネットワーク設定は内部ネットワーク(whonix)を選択。

OS起動後にネットワーク設定を

IP アドレスを10.152.152.** (最後の数字は適当に)
サブネットマスクを255.255.255.0 (255,255,192.0でもいける)
ゲートウェイを10.152.152.10
DNSサーバーを10.152.152.10
に設定。
Whonixのtorrcはsystem→tor user configから設定する。
必要ならrootになって/etc/tor/torrcを編集。
その際は動作しなくなるのを防ぐためinclude~~の行は残しておくか#でコメントアウトしておきましょう。

Whonix起動後はWhonix Checkを忘れずにやっておきましょう。
アップデート等が来ている場合は警告してくれます。

ちゃんとTorネットワークに接続できているかはWhonixのOnion Circuitを参照してください。

今日はここまで。

#2019/4/18内容をちょっと編集。