5月23日に受験したTOEICが本日、英語の授業で返却されました。

もともと授業で強制的に受けさせられるTOEICにやる気は全く無かったです。

GW中に実家に帰省し、本屋を見ていた時に何気なくTOEICの単語帳(TOEIC(R) 英単語スピードマスター)を覗くと、

「うわ、俺日常で使われる単語と経済関係の用語全く知らんやん」

ということに気付かされたので、ここに書いてある知らない単語だけでも憶えて臨むか、という気持ちで単語に手を出しました。
 この単語帳の知らない単語だけを暗記カードに引っ張り出して(結構膨大な数で100枚強の暗記カードを10個くらいになったと思います、今思えば本からそのまま憶えていれば良かった…)、それを2週間ほどかかって大体暗記しました。(かなり曖昧な暗記です)

「せっかくTOEICに特化した単語を憶えているんだから、どうせならTOEICちゃんと受けてある程度の点数とっておきたい」
という気持ちが湧いてきたのが5月10日を少し過ぎた頃。 
ということで、Apple storeでTOEIC対策のアプリを探しました。
有料でしたが、「TOEIC文法」というやつと、「TOEICリスニング」というやつを購入し、全問演習&復習。

「せっかくここまでやったんだからどうせなら時間配分やらもしっかり調整して、全力で試験に臨みたい」
という気持ちが今度はムラムラと湧いてきました。

5/14日、「新TOEICテスト「直前」模試3回分」をamazonで購入、翌15日開始。
15日模試第1回に取り組む、16日Reading全問精読、復習、17日リスニング全問精聴、復習、
18日模試第2回に取り組む、19日Reading全問精読、復習、20日リスニング全問精聴、復習、
21日模試第3回に取り組む、22日Reading全問精読、復習、リスニングの復習は間に合わず…

ということで、TOEICに特化した対策は3週間弱、英検対策に洋書などはそれ以前から読んでいたので、英語力一般に関してはかなり強化できただろう、という状態で試験に臨みました。

医学部生のTOEICのやる気の無さよ…
俺は留年しているので名簿が一番先頭になっていて、というわけで一番前の席で受験したのですが、横の生徒はがっつり眠ってました。
後から聴いた話では、かなりの人数寝ていたそうです。
鳥大医・医の3年次TOEIC平均点は大体550点前後で推移していますので、寝てる人たちが真剣にやれば700弱くらいにはなるんじゃないかと思います。
まあ、周りの人はどうでもいいんですが。

ということで、当初は全然やる気が無かったけれどもなぜか途中から火がついて本気で対策したTOEICの結果…

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Listening 495/495
Reading  470/495
合計        965/990

悪くはない。
でも、アメリカで医者をやりたい身としては良くはない。
なにが一番惨めだったかというと、これを見て喜んでしまったこと。
事前に今までの 鳥大歴代最高点は985/990だと聞いていて、これは帰国子女の方がとった点数らしいのですが、
俺は
「帰国子女だろうとなんだろうと、TOEICという簡単な英文を聴く、理解する能力だけを問われる試験では負ける理由にはならない」と自分に発破をかけていました。

965点という985点に20点も差をつけられている事実は無視して、心の中でバカみたいに喜んでしまったということはつまり、俺は心のどこかで「帰国子女には勝てない、負けてもしょうがない」と思ってた、ってことです。
僕の英語での目標はあくまでネイティブと同じ英語の試験を受けて、ネイティブに勝つこと。
このことに関しては猛省せねば、と思います。
自分で限界を定めるのが成長の一番の阻害因子。

でも、やっぱり結構嬉しかった(笑)ので、研究室に戻って教授に自慢しました。
すると思わぬお言葉が。

「965点あるんだったら5年次にバーモント大学いけるよう推してやる」 

















いやはや、2週間という超短期留学(もはや旅行)ではあるけれども、家計が火の車である僕にとって、大学がお金を出して僕をアメリカに連れて行ってくれるというのは言外の喜びです。
もともと微塵も興味のなかったTOEICですが、何事でも本気でやればなんらかのチャンスが舞い降りてくるということを身にしみて感じた日でした。
裏を返せば、全く気付いていないのだけれど、一体今まで俺はどれだけのチャンスを、物事を中途半端にこなすことで 、逃してきたのだろうね。

(追記)
今この留学プログラムについて調べていたら、どうやら臨床研修に参加させてもらえるそうです。
旅行とかいってすいません。
怖いです。
でもすごく行きたいから英語も大学も頑張ります。