※エントリタイトルを改題した。
1946年7月に開始した国共内戦当初の国民党と中共の戦力比は4対1と国民党優勢で、国民党は47年3月には延安を占領している。国共内戦で共産党が勝利したのは日本軍が国民党軍を弱体化させたからではなく、毛沢東が採った持久戦、遊撃戦戦略が奏功した結果だ。
- 作者: 天児慧
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1999/12/20
- メディア: 新書
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池田信夫氏の歴史関係のデタラメ発言は毎度のことだが、このtweetに便乗して日本中世史を専門とする呉座雄一氏が下記のようなtweetをしている。
日本中世史を専門とする研究者が中国現代史の知見に欠けているのはやむを得ないのかもしれないが(新書レベルの知見だが……)、史学専攻者が軽口とはいえこのような発言をするのには疑問を感じるが、twitterで相互フォローしているだろう史学関係者が指摘している様子もみられない。
*1:本書は新版が2013年に発行されているが、筆者が参照しているのは1999年版のためこちらを紹介。