「あの山が崩れたんですよ」災害の教訓を後世に…熊本地震の遺構整備の動き、被災者が語り部活動
読売新聞 / 2021年4月13日 13時20分
2016年の熊本地震の前震発生から14日で5年となる。地震で被災した施設や被害の痕跡などを保存し、災害の教訓を後世に伝える震災遺構を整備する動きが本格化している。熊本県が活用法などの検討を進めており、露出した断層や被災建物など6市町村にある計58件の一部では、被災者による語り部活動も始まっている。
アスファルトに地割れが走り、校舎の窓ガラスは割れたまま。南阿蘇村の「旧東海大阿蘇キャンパス」で3月、語り部の
垣さんは、学生アパートの大家。地震で2階建てのアパートは全壊したが、20人の入居者は無事だった。
旧キャンパスでは昨夏、一般公開が始まった。震災の風化を防ごうと地元住民が交代で語り部を務めており、垣さんもその一人。2023年度には敷地内に、地震を疑似体験できる施設も建設される予定で、垣さんは、「語り部を続け、子や孫の世代にも地震の記憶を引き継いでもらいたい」と語る。
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