今回はジョニーウォーカー18年を飲みます。
ジョニーウォーカー18年は、2017年に発売された比較的新しいボトルです。
それ以前は、プラチナムラベルとして18年ものがリリースされていましたが、更に遡ると、現在はノンエイジとなっているゴールドラベルが18年ものとして売られていました。
プラチナムラベルは2012年にリリースされましたので、わずか5年で消えてしまった短命のボトルとなりました。
さて、プラチナムラベルから18年となったことで、ブレンドされる原酒も変更されました。
プラチナムラベルではタリスカーやラガヴーリンと言ったスモーキーで癖のある原酒を使っていましたが、18年となってからはグレンオード、ブレア・アソールといったハイランドモルトがキーモルトに入っています。
そのほか、スペイサイドモルトのカーデュが引き続き使われており、ほかにもスペイサイドからグレンエルギンも使われています。
このキーモルトの変更で同香りや味わいが変わったのかを調べたいと思います。
液色は濃いめの琥珀色です。
味わいは、多少辛みがあるものの、すぐさま酸味とほろ苦さが全体を支配します。甘さは控えめな印象です。
味わいは、苦みが強くなり、酸味もあまり感じられなくなります。加水が進むと苦みが抑えられ、相対的に甘みも感じられるようになります。
味わいは、苦みが抑えられ、酸味が広がった後に甘みが感じられるようになります。
反面、味わいに苦みが強調されることでとげを生み、多少の無骨感を出しているように思えます。
それでも18年熟成であることによるまろやかさがあり、ストレートでもアルコール感は少ないです。
ブラックラベルのスモーキーな印象を持っていると拍子抜けしてしまいますが、フルーティで華やかな香りが主体となるので、ゆったり飲むには適した印象に思えるでしょう。
700mL、アルコール度数40度、価格は7500円ほどです。
金→白金→?
それ以前は、プラチナムラベルとして18年ものがリリースされていましたが、更に遡ると、現在はノンエイジとなっているゴールドラベルが18年ものとして売られていました。
プラチナムラベルは2012年にリリースされましたので、わずか5年で消えてしまった短命のボトルとなりました。
さて、プラチナムラベルから18年となったことで、ブレンドされる原酒も変更されました。
プラチナムラベルではタリスカーやラガヴーリンと言ったスモーキーで癖のある原酒を使っていましたが、18年となってからはグレンオード、ブレア・アソールといったハイランドモルトがキーモルトに入っています。
そのほか、スペイサイドモルトのカーデュが引き続き使われており、ほかにもスペイサイドからグレンエルギンも使われています。
このキーモルトの変更で同香りや味わいが変わったのかを調べたいと思います。
より華やかになった18年
グラスからの香り、液色
グラスからは、リンゴ、レーズン、ナシのフルーティな香りがやってきます。液色は濃いめの琥珀色です。
ストレート
先にバニラの甘い香りが広がり、続いてリンゴ、レーズン、ナシが続きます。奥からはスモーキーさを伴いつつコーヒーの香ばしさが広がります。味わいは、多少辛みがあるものの、すぐさま酸味とほろ苦さが全体を支配します。甘さは控えめな印象です。
ロック
リンゴ、バターキャンディの香りが目立つようになり、奥からライム、レーズンが続きます。味わいは、苦みが強くなり、酸味もあまり感じられなくなります。加水が進むと苦みが抑えられ、相対的に甘みも感じられるようになります。
ハイボール
リンゴの香りが先に訪れ、奥からブドウ、バニラ、シナモンと続きます。味わいは、苦みが抑えられ、酸味が広がった後に甘みが感じられるようになります。
まとめ
プラチナムラベルに比べると、スモーキーな印象が減ってスペイサイドやハイランドモルトの華やかさが強くなった印象に思えます。スコッチウイスキーのすべてを包み込んでいるとはあまり思えないでしょう。反面、味わいに苦みが強調されることでとげを生み、多少の無骨感を出しているように思えます。
それでも18年熟成であることによるまろやかさがあり、ストレートでもアルコール感は少ないです。
ブラックラベルのスモーキーな印象を持っていると拍子抜けしてしまいますが、フルーティで華やかな香りが主体となるので、ゆったり飲むには適した印象に思えるでしょう。
700mL、アルコール度数40度、価格は7500円ほどです。
<個人的評価>
- 香り A: リンゴ、レーズン、ナシのフルーティさとバニラの甘い香りが主体。ロックではバターキャンディ風。
- 味わい B: 酸味がメイン。ストレートやロックでは苦みが目立つが、加水で甘みが出る。
- 総評 B: 18年ならではのまろやかさと華やかな香りが印象的。