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2021.04.04

"サックス"と"カフェ巡り " 経験と思考の先にたどり着いた本当に大切なもの

LEADER’s PROFILE

板垣 由大 (イタガキ ユウダイ)

- 横浜国立大学 経営学部 3年生

- 鉄志玉情会

Writer's Pick Up

「何をするかではなく誰とやるかが重要だ」と語る板垣さん。現在は、カフェ巡りとサックスをメインに活動。プロサックスプレイヤーになるべく活動中をされています。

「様々な経験を通して人との繋がりの大切さに気づいた」という彼の話からは、ビジネスだけでなく遊びや趣味を通じた仲間との繋がりの大切さが伝わってきました!

学外での活動に力を入れ始めたきっかけ

大学受験で第一志望落ちてしまって、浪人を迷っている時にある人とお話しする機会がありました。そこで「どこに入るかじゃなくて、入った後どうするかが大事だ」ということに気づかせてもらい、横国でがんばると決めました。

それで最初はFacebookを通じて社会人に会うことをしてました。

ただ、会うだけでは意味がないので自分の能力が上がる場を求めて、ご縁あってIT系の会社、設立1年ぐらいの会社に長期インターンとして参加して、HPの作成とかやらせてもらってました。

そこで半年後、プログラミング以外のマネジメントとかの事業を経験したいという提案をさせてもらって、実際にZiSEDAI MEDIAに近いものをやらせてもらってました(笑)

大学生って社会を知らないがゆえに、サークルとかアルバイトとか自分の居場所からなかなか出ようとしないんですよね。

僕はもっともっと外の世界にも触れるべきだと思っていて、じゃあ同じ大学生が積極的に外の世界に挑戦していて、その姿を届けたり実際に学生同士で交流が持てたりしたらいいんじゃないかなと思って、その事業をやらせてもらってました。

ただ、マネジメントスキルが足らず、事業は失敗に終わってしまいした。それが一回生の時期です。

- 失敗からの挑戦

二回生からは、事業を失敗した経験から自分の能力をあげるのはもちろん、何となく漠然としたものをやり続けてきた一回生とは別で、もっと濃度の濃いものをやる必要があると感じました。

ただ、中々決まらずインターンを辞めて3か月ほど悩む時期がありました。

このままではいけない、いろんな人の話を聞けば何か変わるんじゃないかなと思って、二回生の半ばに1か月で100人に会ってみることにしました。

100人も会えば自分も目標とか夢が見つかるんじゃないかなと思ってました。結果、100人は達成したんですけど自分のやりたいことは見つかりませんでした。

でも、一つ感じたのは何をやるのも大事だけど、自分にとっては誰とやるかがすごく重要だと感じました。

それに気づいてからは、仲間を探すフェーズに移っていきました。ありがたいことに大学内ですごく熱い思いを持った仲間に出会って、彼らと起業しました。

彼らとともに横国のビジコンアプリコンテストを二連覇して、伊藤忠のプログラムに唯一学生で採用されて、ビジネスの壁打ちとかをやってました。

ただ、半年ぐらいたって、価値観の違いで解散したんですよ。簡単に言うと、結果重視と思い重視で決裂してしまいました。

僕個人としては、学生だからとか関係なく、利益とかを追い求めてから初めてビジネスになるというか。思い重視の考え方がおままごとだと思ってしまったんですよね。

- 「ノウハウの罠」

そのあとは、フリーランスでHP作成をやってました。

それもあまり上手くいかなくて思い悩んでいた時にふと、1か月で100人会うことをしている時に出会った社会人の方のこと思い出しました。

その人は2次元じゃなくて3次元でものを見てる人で、「ノウハウの罠にハマるな」と助言されたことがあったんですよね。

聞いたときはピンと来なかったんですけど、その時に考えたら自分はやってる風を出しているだけで、そんなに成長できていないなと感じたんですよね。

タピオカ、チーズティー、プログラミングなどトレンドに手を出してすぐ手を引く。これが売れそうだからという理由で始めることもビジネスの入り口としては悪くないけれど、振り返ると自分には何も蓄積されていない感がすごかったんです。

まさしく「ノウハウの罠」でした。改めて、何をするかじゃなくて誰とやるかが重要だなと感じました。

- 仲間の繋がりと人間性

じゃあ、誰が自分に合うのかって話なんですけど、人として当たり前のことがちゃんとできる人、一緒にいて楽しい人、仕事の能力が高いから組むんじゃなくて、この人と一緒にやりたいから組む方が上手くいくんですよね。

それこそ、ビジコンに挑戦していたメンバーは、能力や実績がすごい人たちだったんですけど、人間性のフィーリングが合わず、一緒にいて居心地がすごく悪くなってしまって解散したんですよ。なので、自分の直感は大事にしようと思いましたね。

そしてその人間性が合う人たちというのが今のカフェ巡りをする仲間、サックスを一緒にやるコミュニティの人たちです。

サックス教えてもらっている先生が、先ほど言った二次元じゃなくて三次元でもの見てる人なんですよね。

その人も事業をたくさん経験されていて、本業でサックスされてる人なんですよ。

その人が「20代で仕事ができるのは評価されるけど30代で仕事できるのは当たり前だよ」おっしゃっていて、すごく腑に落ちたというか納得したんですよね。

このままじゃ自分はすごくつまらん人間になるなと(笑)

もちろんビジネスをやったことは自分の経験になってるんですけど、遊びの誘いを断り続けていたのもあって、「あれ?仕事ってプライベートを充実させたくてやってるんじゃなかったっけ?」と感じました。だから、それが今の活動につながってます。

活動を通しての変化 

周りからの反応が圧倒的に変わりましたね。

「ガッキーって色んなことやってるけど良くわからない」というのが今までの反応だったんですけど、今は、やってきたことが少しずつ認められつつあって、「ガッキーが頑張ってるから私も頑張るし応援するよ」って言ってもらえることが増えましたね。

今後のビジョン 

サックスのプロになります。

元々音を体で、楽器で表現することがめちゃくちゃ好きだったんですよね。

小学生の時、放送で音楽流れてるのを聞いたら体が勝手に踊りだすぐらい好きでした(笑)

でも今まで中々機会がなかったので今はご縁あって指導してもらっててありがたいです。

自分の一つの武器として、自分の好きが誰かの支えになったり、お金を貰えたりしたら最高だなと思ってて頑張っていこうと思ってます。

ビジネス方向では、挑戦するけど自分から今すぐアクションすることはないですね。

やっぱり自分含め学生はめちゃくちゃ甘いなと思ってて。学生はなんだかんだ守られてる立場なので、それが随所で出てくる。

それを完全に取っ払える人って中々いないので、学生で起業することに限界を感じたんです。だから、今は遊びを知っておこうと思って色々やってます。

ビジネスは社会人として良い仲間に出会えたらやってこうと思ってます。

一問一答コーナー

Q1 : あなたの性格の強みは?

一番の強みは、誰とでも仲良くなれるってことですね!僕自身は意識してないですけど、なんか「太陽の笑顔」とか「一緒に話してて楽しい気持ちになれる」ってよく言われます。結果的にどんな人とでも仲良くなれますね!

Q2 : あなたの信念は?

僕の人生通しての信念は、ガッキーさんに出会えて良かったって感謝されるような人でありたいなって思ってます。僕自身根っこはものすごくネガティブで、今までの人生で家族を中心に色々迷惑かけたなっていう思いがあるんですよね。

「生きてるだけで迷惑かけてる自分が誰かに出会って誰かに良い影響を与えられたら良いな」って思ってたし、実際成功体験があったからこそ、「ガッキーさんに出会えて良かった」と思ってもらえる人でありたいなと思ってます。

Q3 : あなたのビジョンは?

ぼく実は、短期/長期/人生の最後と3つ夢があるんですよ!

短期の夢は、直近10年で大切な人を守れる男でありたいというのが目標です。

自分自身1人は寂しくて、誰かに支えられて生きている実感がすごくあるんですよね。だから、家族や仲間に対する貢献心が強くて、経済的にも時間的にも精神的にも能力的にもその人たちを守れるだけの自分自身の自立、そしてそれに加えて、誰かを助けられるだけの余力を作るっていうのが直近の目標です。

長期的ビジョンは、時の支配者になることですね。(笑)

昔から、時間に追われる人間で。なので将来的には、時とは何なのか物理学的に追及していきたいなと思っています。僕の元々の将来の夢は研究者だったんです。研究者ってものすごく不遇だと思うんです。家族とかに迷惑かけて莫大な時間とコストと労力をかけながら、報われるかどうかわからないみたいな。それって僕にとっては仲間との人生の充実感が失われているように感じちゃうんですよね。だから、短期的なビジョンを叶えたうえで、余生を楽しむ手段として研究したい、時の支配者になりたいですね。

そして最後、理想の死に方ですね。今までお世話になった人に挨拶してブラックホールに吸い込まれて死にたいです。

宇宙ってロマンがありますよね。未知なる世界だし、その未知の最たる例がブラックホールだと思ってて。ブラックホールって光の速度より重力が早いので、通信が地球に送れないじゃないですか。おそらく、まだ誰も入ったことないだろうし。その未知を体験して死ねるなら本望だなと思ってて、そこに飛び込みたいですね。

Q4 : あなたが日常生活で大切にしていることは?

抽象的に言ったら『当たり前』の徹底ですね。

その中で特に大切にしているのは感謝することですね。周りのおかげで自分が生きているという認識が強いからこそ、感謝するのが自然というか。当たり前だけど忘れがちな大切なことですね。

Q5 : 最近の趣味は何ですか?

おしゃれなカフェめぐりとサックスです。

カフェは、友達と一緒にエリア担当を分けてお洒落なカフェ巡りをしています。サックスは、三か月半ほど前から月2回のレッスンに通っていて、先週の土曜日に人生初ライブを行いました。初演奏曲は、コナンのメインテーマでした。(笑)

Q6 : My BRANDING

ブランディングってめちゃくちゃ大事だと思ってます。

『○○といえばこの人!』って感じで自分だけの武器を持つことは自信にもなるし、人の繋がりを増やしていくうえですごく重要なことだと思います。

漠然と“面白い人”では、なかなか紹介して貰いづらい。だから、「自分はこう!」といえるものがあれば、繋がりやすくなるし、活動の幅が広がっていくものだと思ってます。

- SNSとの関わり方

今のコンセプトは、カフェ巡りと音楽が好きな大学生です。

楽器初心者のガッキーが月二回のレッスンでどれだけ上達するのか、成長日記のようなイメージで投稿しています。

ただ、SNSの更新を月2回だけでは足りないと思ったので、普段の趣味としてのカフェ巡りや日常を呟いてます。

ZiSEDAIを見る学生に一言

僕の座右の銘をお届けします。「なるようになるし、なるようにするさ」って言葉です。

これは僕のオリジナルの言葉なんですけど、自分の経験を振り返えると、どの段階でも大小あれど不安がありました。

でも、自分の中に漠然とした理想像があったんですよね。

多分みんな抽象的でもそういうものを持ってると思うんです。

今、目の前のことをやってて「本当に将来自分大丈夫かな」とか、不安になることあると思います。

でも、漠然としてても自分の理想像があるのなら、遠回りでも一歩ずつ自分の理想に近づいてます。だから、「なるようになるし、なるようにするさ」ということを伝えたいです。

インタビューを通して見えた人物像

ガッキーさんは、優しさの中に見える確かな強さを持った方でした!

自ら行動し経験したからこそ、人との繋がりの大切さに気付いたと語ってくれたガッキーさんの言葉には重みがありました。

きっと今回のインタビューだけでは語り切れない彼の魅力はたくさんあるでしょう。

それぐらい素敵な方でしたし、彼を知れば知るほど自分も頑張ろうと思えました!

そんな彼に会ってみてほしいし、彼の演奏を聴いてほしいです!

きっとガッキーさんの魅力が伝わると思います。

インタビュアー / トモヒロ ライター / かんば

横浜国立大学

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