Cyou1_1 古典芸能の一分野に、日本古来の歌と舞、古代アジア大陸から伝来した音楽や舞が国風化した楽舞、またこれらの形式で中世頃までに作られた音曲・歌謡等が融合された、歌舞と管絃楽があります。古代より寺社や宮中の祭祀にも用いられてきたこの歌舞管絃は、往時の人々に嗜まれながら朝廷や幕府の貴族・楽家、寺社の伶人達により、近世まで伝えられてきました。

 近代以降、歌舞管絃は「雅楽」と称され、宮内庁の楽師を中心にその伝統は保持されながら広く一般へも普及し、今日では多くの演奏団体や演奏者によって、親しましまれています。

 いにしへより連綿と伝えられてきた雅楽は、悠久の時の中で高度に昇華され、古典芸能の分野にひときわ輝きを放っています。今日を生きる私達にとって、先人達の叡智と努力により千数百年の時を経て伝えられて来た、この偉大な芸能にふれることが出来るのは奇跡であり、幸運なことといえます。次の時代へも大切に、伝えていきたいものです。
雅楽の楽器
鳳笙
篳篥
龍笛
神楽笛
高麗笛
中管
和琴
琵琶

鞨鼓
三ノ鼓
壱鼓
太鼓
鉦鼓
笏拍子

分類と種類
唐楽
高麗楽
左方舞楽
右方舞楽
伎楽
朗詠
催馬楽
国風歌舞
廃絶曲/遠楽
祭祀舞
西洋音楽の楽理
基礎理論
長音階と短音階
コード
テンション
コード進行
音階外和音
ダイアトニックコード
近親調
教会旋法
スケール一覧
雅楽の楽理
十二律
五声・七声
「均」と「調」
天宝十三調
俗楽二十八調
箏の調絃
旋律楽器の音律
六調子音律対比表
音律の和風化
笙の和音構成
系譜と相伝

楽家(京都方)
楽家(奈都方)
楽家(天王寺方)
楽家(紅葉山)
堂上楽家(公家)
天皇家
相伝 / 血脈
伏見宮家
源家・藤家
足利将軍家