感染が急拡大している現状について医療現場でコロナ患者を診ている医師に話を聞きました。

大阪府対策本部の専門家委員も務める、りんくう医療総合センターの倭正也医師です。

(4月6日にインタビュー)

■現状満床・若者重症と変異について

――:Q重症病床の状況は?

「重症病床は満床、満床になったのは今週です」

――Q:1波、2波、3波と比べて、重症患者の増え方の角度は?

「これまで経験してない角度です」

「20代30代の感染が広がっている。20代30代の重症化が起こっている。しっかり留意してほしい。もっと増えないとわからないけど、変異ウイルスの可能性はあると思います」

■病床崩壊に関して

――Q:224床の確保病床ですが、あけられない可能性は?

「結構あると思う。そんな簡単には開かないと思う。224床まであけても、足らなくなる可能性がある」

「現状でも、160、170ぐらいからなんとかあけて下さいと知事名で病院に依頼をしているが、なかなか無理で、中等症の病院でそのまま据え置いて、そこでかなり診ていただいているのが現状。そこで慣れていない治療で重症の方に移らなくなると、今後大阪で、死亡者がどんと増える可能性がかなりあります」

■医崩壊療に関して

「救急を止めてまで、コロナに行くのか、コロナは現状で行くのか、厳しい判断を早急に迫られる状況まで大阪府は追い込まれています」

「中途半端だと、重症患者がどんどん亡くなることになりかねないと思います」