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史上初“ロボット聖火ランナー” 愛知沿道は「密」[2021/04/07 14:00]

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000212221.html

 6日に行われた愛知県での聖火リレーには、大勢の人が詰めかけました。「密」の状態をどう避けるかが、喫緊の課題になっています。

■愛知の“聖火リレー”で「密」発生

 6日の聖火リレーは、愛知県2日目。「男女平等」をうたうオリンピック精神に反すると批判があった、女人禁制の「ちんとろ舟」には、3人の女性が乗船して聖火が運ばれました。

 大都市圏で初の開催ということもあり、5日、名古屋市での聖火リレーは「密」状態でした。

 6日午前9時すぎ、丸川珠代東京オリンピック・パラリンピック担当大臣は、「私もですね、正直ちょっと多かったなという感想がありまして…。対策を徹底して頂きたいと考えております」と話しました。

 丸川大臣が釘を刺したにもかかわらず、岡崎市では「キャイ〜ン」の天野ひろゆきさんが走る姿を見ようとした人たちによって、肩が触れ合い、隙間のない複数の列に重なる「密」が発生しました。

 移動や分散を呼び掛けても解消されない場合は、次の地点に「スキップ」すると、大会組織委員会は説明していますが、結局この日も「スキップ」されませんでした。

■史上初の“ロボット聖火ランナー”

 6日の聖火リレーで注目したのは、トヨタ自動車の工場内を走った豊田章男社長から聖火を引き継いだロボットです。

 360度カメラ、スピーカーやマイクを内蔵したロボットを遠隔操作しているのは、足が不自由な高校生の鈴木俊介さん(15)。

 史上初の“ロボット聖火ランナー”がスタートしました。

 鈴木さんは「今は、なかなか声を出せない状況ですけど。沿道の人の拍手で、僕を応援してくださっている姿が見えましたし、僕の気持ちの中に十分届いているので、とても楽しかったです」と話していました。

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