チャートで見る
世界の感染状況
新型コロナウイルス
インドで1日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者(7日移動平均)は4月11日に12万4757人で、過去最多を更新した。世界の感染状況をチャートで見る。
2021/4/12 10:11 最終更新
感染者の多い国
国別の新規感染者数
- 米国
- ブラジル
- インド
- 英国
- イスラエル
- 南アフリカ
- 中国
万人
1日に確認される感染者数を7日移動平均で国別に見てみる。インドは4月11日時点で12万4757人だった。過去最多を更新した。ブラジルは7万201人だった。過去最多は3月28日の7万7129人。米国は4月11日時点で6万8404人になっている。中国は最近6カ月間の感染者数を4819人と発表している。
国別の新規死者数
- 米国
- ブラジル
- インド
- 英国
- メキシコ
- 南アフリカ
- 中国
人
1日に確認される死者数を7日移動平均で国別に見てみる。ブラジルは4月11日時点で3020人になっている。ピークは4月2日の3117人。米国は981人と、過去最多を記録した1月15日の3428人に比べて71.4%少ない。メキシコは743人になっている。中国は最近6カ月間の死者数が2人と発表している。
新規感染者数(欧州)
万人
欧州各国で1日あたりに確認される感染者数を7日移動平均で見てみる。フランスは4月11日時点で2万8448人になっている。過去最多は2020年11月4日の5万6225人。ポーランドは4月11日時点で1万9616人になっている。過去最多は4月2日の2万8878人。欧州では新規感染者数が減少傾向の国が目立つ。
新規死者数(欧州)
人
欧州各国で1日あたりに確認される死者数を7日移動平均で見てみる。ポーランドは4月11日時点で491人になっている。過去最多は2020年11月26日の505人。イタリアも比較的多くの死者が確認されており、4月11日時点で460人と過去最多から43.5%減った。欧州では新規死者数が減少傾向の国が目立つ。
人口1000人あたりの検査数
回
各国の人口1000人あたり新規検査数を7日移動平均で見てみる。変異ウイルスが広がった英国は11.9件になっている。日本は1000人あたりで1件に届かず、諸外国に比べて少ないとの批判がある。国・地域によって集計方法が違うため、検査数は単純比較はできない。
検査陽性率
%
陽性率は検査数のうち、陽性者が見つかった人の割合を示す。米国も7%と10%を下回っている。日本は一時10%を超えていたが、足元では5.3%になっている。検査数の減少によって感染者数が減るケースがあるため、感染動向を見るには陽性率にも注目する必要がある。
国別の累計感染者数
- 0
- 1000
- 10000
- 100000
- 1000000
- 2500000
人
国別の累計感染者の数をヒートマップで見てみる。赤色が濃いほど人数が多いことを示す。世界最多の米国は4月9日に3100万人を超えた。ブラジルは2月19日に、インドは2020年12月19日に1000万人を上回った。4月11日時点で100万人を超えているのは24カ国・地域。日本は2020年10月5日に中国を抜き、4月11日時点で50万3537人と、世界で38番目に感染者の多い国になっている。
国別の累計死者数
- 0
- 10
- 100
- 1000
- 10000
- 100000
人
国別の累計死者の数をヒートマップで見てみる。赤色が濃いほど人数が多いことを示す。世界最多の米国は2月22日に50万人を超えた。4月11日時点では56万1783人になっている。ブラジルは3月25日に30万人を上回った。1万人を超えているのは37カ国・地域。日本は4月11日時点で9352人となり、世界で40番目に死者数が多くなっている。
国別の累計感染者数の増加ペース
- 米国
- インド
- ブラジル
- ロシア
- 英国
- 日本
- 中国
人
100人を超えてからの日数
国別の累積感染者の増加ペースを見てみる。横軸は累計感染者が100人を超えてからの日数を、縦軸は累計感染者数を示す。縦軸は100、1000、10000と数が10倍ずつ増える対数目盛りにした。傾きが増加のペースで、垂直になるほど増加は速く、水平に近づくほど遅い。米国は55日目で1万倍の100万人に、250日目で10万倍の1000万人に達した。インドは280日目で1000万人に到達し、米国に次ぐ速さで感染が広がった。ブラジルは100万人超えはインドよりも早かったが、1000万人到達は343日目だった。
国別の累計死者数の増加ペース
- 米国
- インド
- ブラジル
- ロシア
- 英国
- 日本
- 中国
人
10人を超えてからの日数
国別の累積死者の増加ペースはどうなっているか。横軸は累計死者が10人を超えてからの日数を、縦軸は累計死者を示す。縦軸は10、100、1000と10倍ずつ増える対数目盛りにした。死者が10人を超えて1000倍の1万人に到達したのは英国が29日目、米国が32日目、ブラジルが50日目だった。1万倍の10万人には米国が81日目、ブラジルが142日目、インドが194日目に到達した。死者の増加が止まった中国は87日目から横ばいが続いている。
国別の致死率
(4月11日時点)%
致死率は、感染者のうち亡くなった人の割合を指す。世界全体の累計死者数は4月11日時点で292万7807人となり、致死率は2.2%になっている。国・地域別に見るとメキシコが9.2%と高い。死者数が世界最多の米国は、感染者数も多く致死率は2%以下で推移。日本は1.9%となっている。各国の検査方針で感染者数が左右されるため、致死率が実態を完全に表しているわけではない。
国別の人口10万人あたり感染者数
(4月11日時点)人
世界全体では人口10万人あたり約1730人が感染した計算になる。国・地域別に計算すると104カ国が1000人を超えている。人口10万人以上の国・地域で見るとチェコが世界最多で、10万人あたり1万4735人が感染した。2番目以降はスロベニア、イスラエルと続く。米国は9424人になっている。インドは人口が多いため、感染者の実数ほどは数値が高くなっていない。中国は10人以下と少ない。日本は400人と、世界で121番目になっている。
アジア
アジアの新規感染者数
- 0
- 1
- 10
- 100
- 500
- 1000
- 2000
- 4000
1日に確認される新規感染者の数をヒートマップで見てみる。赤色が濃いほど人数が多い。4月11日の新規感染者が最も多かったのはインドの15万2879人で、アジア全体の81.1%を占めた。フィリピンは1万2655人だった。7カ国・地域で1000人を超えた。ラオスやカンボジアなどの途上国では感染者をきちんと把握できているのか懸念もある。
アジアの新規死者数
- 0
- 1
- 10
- 20
- 30
- 40
- 50
- 100
1日に確認される新規死者の数をヒートマップで見てみる。4月11日はインドで839人が確認され、アジア全体の60.2%を占めた。同国では直近1週間で4652人が亡くなり、その前の1週間に比べて1581人増えた。フィリピンは4月11日に224人の死者が見つかった。シンガポールなど一部を除いて医療体制が整っていない国が多く、対策が追いつかずに亡くなるリスクもある。
アジアの累計感染者数の増加ペース
- 中国
- インド
- 日本
- 韓国
- シンガポール
- 台湾
- ベトナム
人
100人を超えてからの日数
アジアの感染者はどのようなペースで増えているのか。横軸は累計感染者が100人を超えてからの日数を、縦軸は累計感染者数を示す。縦軸は10倍ずつ増える対数目盛りにした。傾きが増加のペースを表す。中国は武漢閉鎖前の1月中旬に100人を超えた。インドは31日目で1万人、66日目で10万人、125日目で100万人、280日目に1000万人に到達した。日本は一時的に横ばいに近づいたが、140日目前後から再び増加ペースを速め、253日目に10万人を超えた。台湾は早くから傾きが水平になっている。
アジアの累計死者数の増加ペース
- 中国
- インド
- 日本
- 韓国
- シンガポール
- 台湾
- ベトナム
人
10人を超えてからの日数
アジアの累計死者の増加ペースを国別に見てみる。横軸は累計死者が10人を超えてからの日数を、縦軸は累計死者数を示す。縦軸は数が10倍ずつ増える対数目盛りにした。傾きが増加のペースを表す。中国で急速に死者が増えた様子が見える。インドは86日で1万人、194日目で10万人を超えた。日本は264日目頃から増加ペースが速くなり、316日目に中国を上回った。
世界全体
世界全体の新規感染者数
- アジア
- ヨーロッパ
- 北米
- 中南米
- その他
万人
1日に確認される感染者数を見てみる。4月11日は世界全体で66万4505人だった。地域別ではアジアが18万8601人で最多。次いで欧州が15万2765人だった。7日移動平均で見た世界全体の新規感染者数は65万4958人と、1週間前に比べて13.1%増えた。
世界全体の新規死者数
- アジア
- ヨーロッパ
- 北米
- 中南米
- その他
人
1日に確認される死者数を見てみる。4月11日は世界全体で1万2407人だった。地域別では中南米が6224人で最多。次いで欧州が3157人だった。アジアも1300人を上回っている。7日移動平均で見た世界全体の新規死者数は1万1649人と、1週間前に比べて18.7%増えた。1日の死者数の過去最多は1月21日の1万7904人になっている。
世界全体の累計感染者数
- アジア
- ヨーロッパ
- 北米
- 中南米
- その他
万人
世界全体の累計感染者は4月11日時点で1億3535万人を超えた。地域別では欧州が最多で、4月6日に4200万人を上回った。4月11日時点で4295万人に達し、世界全体の31.7%を占めている。北米は4月9日に3200万人を上回った。4月11日時点で3221万人になっている。中南米は2615万人、アジアは1890万人になっている。