INTERVIEW
MEJIBRAYから2ヶ月連続リリースの第2弾となる『DIE KUSSE』が届けられた。「DIE KUSSE」は、これまでのMEJIBRAYの集大成と言っても過言ではない様々な要素が詰め込まれた楽曲に仕上がっている。5月からは初の全国ワンマンツアー「BLITZ of MESSIAH」も決定!そのツアーファイナルは6月9日に赤坂BLITZにて開催される。
前作『アヴァロン』に続き、『DIE KUSSE』のインタビューをお届けする。
前作『アヴァロン』に続き、『DIE KUSSE』のインタビューをお届けする。
取材・文:山本 貴也
――今回のアーティスト写真は正直ビックリしました。
綴:ライダースが着たかったんですよ(笑)。
恋一:各々が考えるパンクスタイルを表現したらこうなりました。
――どうして“パンクスタイル”だったんですか?
綴:元々、楠本まきさんの「Kissxxxx」っていうマンガに出てくる“DIE KUSSE”っていうバンドがパンクバンドだったからパンクスタイルでいこうかなって。カノンになりたかったんです(笑)。
――別のバンドかと思いましたよ(笑)。
綴:ここからまたあるんですけどね(笑)。メトくんが今後どうなっていくかも……。
――「DIE KUSSE」について教えてください。1曲の中に色々な要素が詰まった楽曲ですね。
MiA:色々な要素を詰め込んだので展開は多いんですけど、分数も長くないし上手くまとまりましたね。「アヴァロン」が割と間口の広い曲だからリスナー層も幅広いと思うんですよ。例えば学校でバンギャルの子が、バンギャルじゃない子に対してプレゼンできるような曲だと思うので、俺の中では「バンギャルじゃない子をバンギャルにしちゃおう作戦」でもあったんです。それに対して「DIE KUSSE」は、「バンギャルじゃない子をバンギャルにしちゃおう作戦」でMEJIBRAYを知った子を「完全にバンギャルにさせる」っていうのが狙いだったので、結構リスナー層を絞って制作しました。
――「DIE KUSSE」も十分間口は広いと思いましたけど。
MiA:本当ですか?「DIE KUSSE」ってシャウトが入ってるじゃないですか。たまに偉い方と話をすると、シャウトが入ってるだけで結構微妙な反応が返ってくるので、そういう意味でも「アヴァロン」の方がMEJIBRAYをプレゼンしやすいのかなって。バンギャルは「DIE KUSSE」の方が好きだと思うんだけど、僕等は欲張りなので色々のファン層を取りにいきたいんですよ(笑)。
――アコギのセクションも出てくるし、先の読めない楽曲ですね。
MiA:今までやってきたことの集大成でもありつつ、進化している部分も見せれたかなと思います。
綴:お腹いっぱいソングですね(笑)。
――歌詩についてはいかがですか?
綴:1つの恋が終わって、また次の恋に進もうとしている内容です。「EMILY」の次はどこにいこうかなっていう感じなんですけど、まだ序章でしかないので、そんなに深く考えることもないですし、読んだ通りの内容です。もしかしたら今後ここから繋がっていくかもしれないし、繋がらないかもしれないし、それはいつも通りのスタンスなので書きたくなったら書きます(笑)。
――「DIE KUSSE」というタイトルは?ドイツ語で「キス」という意味ですよね?
綴:「DIE KUSSE」っていう響きがカッコよかったのでつけました。曲に関してはマンガの「Kissxxxx」とは特に関係していないです。
――恋一くんは「DIE KUSSE」に対してどういうアプローチを?
恋一:いつも通り何も考えてないです。
一同:あははは。
恋一:今回もやりたい放題でしたね。前にも散々言ってるけど、インスピレーションで何も考えずに自分の弾きたいように弾きました。
――やっぱり天才肌なんですね(笑)。
恋一:天才肌じゃなくて前衛的なんです(笑)。自分が今ここで思ったことを表現しないと、自分が弾いてる意味がないんじゃないのかなって。だから今回もインスピレーションの賜物です。
――ドラムのリズムもすごく凝ってますよね。
メト:………………………。
恋一:ドラム「いいね」とか、「変わったね」って最近よく言われるので、自分の目指すべき歌いたいドラムが確立できてきたのかなと言っています。
――今回も細かいところまで考えて?
メト:………………………。
恋一:デモの段階からメチャクチャ聴くし、聴きながら寝てるらしいです。
――MiAくんはいかがですか?ギターソロがかなりキテますね!
MiA:尺も長いし結構弾きまくっています。さっきスタジオで初めて合わせたんですけど辛かったです……(笑)。後半部分は指タッピング(※1)に聴こえると思うんですけど、実は指タッピングじゃなくてピックを痙攣させてタッピングして弾いているのでメチャクチャ早いんですよ。
――「DIE KUSSE」の中でこだわったポイントはありますか?
綴:自分らしくですね。
恋一:MVのテーマが“二面性”だったんですけど、ずっとやりたかったことがようやく実現したので見てほしいですね。「こういち星人」っていうのが出てきてそいつが地球を侵略しにくるんですよ。僕の中のストーリーでは「こういち星人」が皆のハートを奪いにくるから奪われないように気を付けてください(笑)。
――“二面性”がテーマということですが、どういった理由で?
綴:「DIE KUSSE」の次の展開が発表された時に、どうして今回「二面性を出したか」っていうことが分かってくるんじゃないかな……。
――最後のキスシーンがすごく印象的ですね。
メト:………………………。
恋一:僕の熱唱シーンもチェックしてくださいと言っています。
綴:本当はメトとのキスシーンも入れるはずだったんですけど、(メトの)見た目が怖かったから……。
一同:あははは。
綴:僕の勝手な想像だったんですけど、メトは女の子っぽいパンクで、もっと可愛い感じでくるのかなと思っていて、メトにキスすると倒れるっていうシーンを撮ろうっていう話だったんです。だけど、あの見た目じゃ倒れなさそうだなって……(笑)。
メト:………………………。
恋一:可愛いと思うんだけどなと言っています。
綴:「可愛い」のベクトルが僕とは逆だったんですね(笑)。これはこれで可愛いのかもしれないけど……。
――イントロ部分のコーラスは女性コーラスですよね?
綴:はい。メトじゃないです。
MiA:ギリシャでレコーディングしたんですよ。
――ギリシャ?
MiA:ギリシャ人の友達(SOPHIA ex.BLOOD STAIN CHILD)がいて、「歌ってよ」ってデータを送って、ギリシャでレコーディングしたものを送り返してもらいました。
綴:やっぱり湿度が違うよね(笑)。上がってきた音もカラッとギリシャっぽくなってたような気がします(笑)。
――「VIOLET」は歌詩が面白いですね。
綴:僕の頭の中のことを書いたので、苦労もしてないし一発でサラッと書きました。自分の頭の中のことを書くのって、何か昔のことを引っ張り出して書くタイプと、「VIOLET」みたいに、今思ってることを書くタイプと2パターンあるんですけど、今思ってることを書くのはすごく簡単で、変な話コラムの原稿書いてる感覚と一緒なんですよ。
――すごく考えられている歌詩だと思ったんですけど。
綴:ワンマンツアーを経て色々な葛藤もあったから、今回は何も考えずに書きました。
――作曲はMiAくんですが。
MiA:「Black baccarat」と「Invisible Tower maker」という曲があって、その第三弾というイメージです。皆ジャンプ系でメロが際立つ曲が好きなので、そこを狙って作りました。MEJIBRAYの1つの形として確立したい部分です。
恋一:この曲こそ何も考えないで弾いてます(笑)。とりあえず、「こうでしょ、こうでしょ、こうでしょ」みたいな感じで弦を引っ張って、「ココかな?」ってところは叩いてます。
綴:「D.E.INCUBUS」と一緒じゃん(笑)。
恋一:聴くっていうよりも、俺の動きを見ればコピーできますよ。
綴:恋一のパーソナルインタビューが楽しみでしょうがない(笑)。
メト:………………………。
恋一:ノリが大切な曲なのでノリを大切にしたと言っています。あとは「Black baccarat」と「Invisible Tower maker」と並んだ時に、同じ曲って思われるのが嫌なので、どう違いを見せるか、どう上にいくかっていうのを考えたと言っています。
――「WANT」は正に今回のアーティスト写真のイメージですね。
綴:そうですね。たまにパンクしたくなるんです。
――こういう曲は今までもありました?
綴:「Chameleon YUMMY」っていう曲がアルバムに入っているんですけど、それの激しいバージョンみたいなイメージですね。これぞ恋一の「何も考えずに」タイプだと思います。
恋一:全員にそうやって言われました(笑)。この曲はサビの“WANT”っていうコーラスのところで仲間を集めて30人に歌ってもらったんです。
綴:全裸でね……。
一同:あははは。
――30人が全裸で歌ってるってすごい光景ですよね(笑)。
恋一:全裸の人もたしかにいましたけど全員ではないです(笑)。もう音程どうこうというよりは、雰囲気が全てだったので、スタジオのドアも全開で全員で一気に録りました。
綴:その場の空気感がうまく録れたので良かったです。ヴォーカルも一発録りだったのでメッチャ疲れましたけど、ライヴはきっと楽しいことになると思います。
MiA:みんな一発録りで、途中で失敗したらもう1回頭からやり直しっていう録り方をしました。
――歌詩について教えてください。
綴:書いてる内容そのままです。簡単に言えば“略奪愛”の歌です。
――ギターも他の2曲とはアプローチが違いますね。
MiA:こういう曲なので、勢いでバーッと弾きました。
――一応、恋一くんにも訊いてみようかな……。
恋一:うーん……、この曲も何も考えてないですね(笑)。パンクの前衛的に勢いで弾きました。
一同:あははは。
恋一:この曲は日本一カッコいいと言われている「リッケンバッカー」というベースで録ってるんですよ。
綴:恋一の中での日本一でしょ?
恋一:本当に日本一カッコいいと思っているので、そのベースを持ってる姿を鏡で見た瞬間に「もうこの姿だけでOK」って思いましたね(笑)。
綴:日本一って言ってるけど日本のベースじゃないからね。
一同:あははは。
恋一:間違いない(笑)。
――メトくんはいかがですか?
メト:………………………。
恋一:歌いたいドラマーとしてはあんまり歌えないから嫌らしいです。
――パンクだけどキャッチーな部分もあるのがMEJIBRAYっぽいなって。
綴:途中でミクスチャーのノリが入っているから、それがキャッチーになった理由じゃないですかね。
――今作についてアピールしたいことはありますか?
綴:前衛的って言っとけ(笑)。
恋一:日々前衛的にお送りさせていただいているので、今後もそれを見続けてくれたらなと思います。
メト:………………………。
恋一:ミックスも今までとちょっと違うと思うのでその辺も聴いてほしいって言っています。あとは「こういち星人」にハートだけじゃなくて、奥歯も取られないようにと書いといてください。
――どうして奥歯?
綴:親不知が痛いだけだろ?
一同:あははは。
――MEJIBRAYのライヴは独特の世界観がありますけど、どうやって組み立てているんですか?
メト:………………………。
恋一:自然に生まれるものだと言っています。
綴:やろうと思ってやっている感じじゃなくて、幕が開いて、メトが車イスで入ってきたら異質ではあるけどすでに世界観はありますよね。別に「こういう風にしたいから」っていうことではなくて、ステージにメンバー4人が立ったらどんな場所でもどんなセットリストでもMEJIBRAYの世界観になります。
――ツアーが早くも2本発表されていますが、どんなツアーになりそうですか?
メト:………………………。
恋一:何かあるといいですねと言っています。
メト:………………………。
恋一:良いライヴの基準がどんどん上がっていけば良いなと言っています。
MiA:次も見たいと思えるようなツアーにしたいですね。
恋一:来た人全員が後悔しないツアーになります。
――ツアータイトルが違うのにはどんな意味が?
綴:何かあるんじゃないですかね……。
恋一:MEJIBRAYは常に何かあるので楽しみにしていてくださいね。
(※1)タッピング:ギター及びベースの奏法の1つで、指板上の弦を指で叩き付けて押弦したりそのまま横に弾いたりして音を出す奏法
RELEASE
2013年2ヵ月連続
SINGLE RELEASE
第2弾
「DIE KUSSE」
2013.2.6 Release!!
SINGLE RELEASE
第2弾
「DIE KUSSE」
2013.2.6 Release!!
【初回盤A】 |
【初回盤B】 |
【通常盤】 |
【初回盤 Aタイプ】
CD 2 songs+DVD
¥2,100-
WSG-28
【初回盤 Bタイプ】
CD 2 songs+DVD
¥1,890-
WSG-29
【通常盤】
CD 3 songs
¥1,575-
WSG-30
CD発売元:株式会社フォーラム
販売元:ダイキサウンド株式会社
SCHEDULE
MEJIBRAY主催『MEJIBRAY』
2013.02.14(木) Shibuya O-WEST
2013年ONE MAN TOUR
『Schwarzer Anfang』
2013.02.16(土) 仙台HooK
2013.02.23(土) 名古屋ell.FITSALL
2013.02.24(日) HOLIDAY OSAKA
TOUR FINAL
2013.03.03(日) 恵比寿LIQUIDROOM
stylish wave CIRCUIT '13
春の嵐
2013.03.09(土) 高田馬場AREA
2013.04.13(土) 大阪BIG CAT
2013.04.14(日) 名古屋E.L.L
EDGE Ikebukuro 1st Anniversary
『池袋スタンダード』
2013.03.28(木) 豊島公会堂
stylish wave EXTRA '13
2013.04.21(日) CLUB CITTA'川崎
MEJIBRAY全国ワンマンツアー
『BLITZ of MESSIAH』
2013.05.01(水) 渋谷StarLounge
2013.05.04(土) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3
2013.05.05(日) 横浜BAYSIS
2013.05.11(土) 仙台MACANA
2013.05.12(日) HEAVEN'S ROCK 宇都宮VJ-2
2013.05.18(土) 福岡DRUM SON
2013.05.19(日) 広島CAVE-BE
2013.06.01(土) 大阪MUSE
2013.06.02(日) 名古屋ell.FITSALL
TOURFINAL
2013.06.09(日) 赤坂BLITZ
2013.02.14(木) Shibuya O-WEST
2013年ONE MAN TOUR
『Schwarzer Anfang』
2013.02.16(土) 仙台HooK
2013.02.23(土) 名古屋ell.FITSALL
2013.02.24(日) HOLIDAY OSAKA
TOUR FINAL
2013.03.03(日) 恵比寿LIQUIDROOM
stylish wave CIRCUIT '13
春の嵐
2013.03.09(土) 高田馬場AREA
2013.04.13(土) 大阪BIG CAT
2013.04.14(日) 名古屋E.L.L
EDGE Ikebukuro 1st Anniversary
『池袋スタンダード』
2013.03.28(木) 豊島公会堂
stylish wave EXTRA '13
2013.04.21(日) CLUB CITTA'川崎
MEJIBRAY全国ワンマンツアー
『BLITZ of MESSIAH』
2013.05.01(水) 渋谷StarLounge
2013.05.04(土) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3
2013.05.05(日) 横浜BAYSIS
2013.05.11(土) 仙台MACANA
2013.05.12(日) HEAVEN'S ROCK 宇都宮VJ-2
2013.05.18(土) 福岡DRUM SON
2013.05.19(日) 広島CAVE-BE
2013.06.01(土) 大阪MUSE
2013.06.02(日) 名古屋ell.FITSALL
TOURFINAL
2013.06.09(日) 赤坂BLITZ
PROFILE
MEJIBRAY
vocals: 綴
birthday: 12/15
blood type: O
guitar: MiA
birthday: 9/17
blood type: O
bass: 恋一
birthday: 12/22
blood type: B
drums: メト
birthday: 1/17
blood type: A ■オフィシャルサイト
birthday: 12/15
blood type: O
birthday: 9/17
blood type: O
birthday: 12/22
blood type: B
birthday: 1/17
blood type: A ■オフィシャルサイト
DISCOGRAPHY
アーティストタグ
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