新型コロナウイルスに感染した人のうち約3割が6カ月以内に精神や神経の後遺症を診断されたと推計する結果を、英オックスフォード大などのチームが6日、英医学誌ランセットの系列誌に発表した。米国を中心とする約23万6000人の医療データを分析した。

こうした精神や神経に関係する疾患の発症リスクは、同じ時期のインフルエンザや他の呼吸器感染症の患者に比べて高く、チームは新型コロナに特徴的な影響の可能性があると指摘。仕組みの解明や予防、治療法の研究が必要だとする。

昨年1~12月に新型コロナ感染が記録された人の医療データを分析。感染から6カ月以内に34%が精神や神経の疾患の診断を受けた。多く見られたのは不安障害(17%)や気分障害(14%)。2・1%が虚血性脳卒中、0・7%が認知症と診断された。

新型コロナの症状が重いほど、その後に精神、神経の疾患を診断された割合が大きく、入院した人の39%、集中治療を受けた人の46%に上った。(共同)