こんにちは。

ようやくCBTが終わりました!!


3ヶ月間ずっと勉強に追われてたので解放感がハンパない。

CBTとは医学部における臨床実習前の全国共通試験です。

14 年生の全科目」という膨大な範囲が出ます。


私は、得点率92.7%で、学年6位でした。





目標は85%以上15 位以内だったのでホッとしています。


トップを目指す人の参考にはならないと思いますが、このくらいやったらこのくらい取れたよーという一例として見ていただければ。






感想

一言で言うと、もうとにかく大変でした(笑)。


何が大変って、授業も実習も毎日盛りだくさんな上に、学校の試験も普通にある。

それとは別にCBTの勉強がどーんとのしかかってきます。私の場合はそれプラス育児も


学校の試験はうっかり落とすと留年だし、手は抜けません。


CBT9日前にも、そんなことはおかまいなしに整形外科・精神科・麻酔科・家庭医療学・口腔外科の試験があって、


「学校側、CBT落とさせようとしてる ?」


と疑心暗鬼になるほどでしたϵ( 'Θ' ) ϶



初めて、長期的に限界まで睡眠時間削りました。

子どもいて勉強しようと思うとそこしか削れる部分がなかったです…Oh

CBTが先か、自分が体調崩して倒れるのが先か、ヒヤヒヤしました。



CBTの勉強には、Question Bankという問題集が全5冊、トータルで 5千問くらいあって、私は3ヶ月でだいたい3 4周したので、18千問くらい解いたことになります。

これはもう、医学への情熱や志だけでなんとかなる量をかるーく超えてました。。


そういうものが根底にはあったとしても、大事なのは、今日も明日も明後日も一週間後も、毎日数百問の問題を解き続け、それを本番まで覚えていられるかということです。

いくら熱い気持ちがあっても、黙々と地道に毎日訓練を積み重ね続けなければ意味がないという。


「志があるなら成績で示さんかい」と、これでもかこれでもかと試されてるように感じました。




CBT前の最後の3週間くらいは、危機感でいっぱいで本当にきつかった

やる気があろうがなかろうが、集中できようができまいが、とにかく机に向かわなければ計画が終わらず、焦りが募りました。


家族への負担も大きく、泊まりがけできてくれた母と夫Kちゃんが、私のために協力してくれて、ありがたいやら、心苦しいやら。


コウの相手を満足にしてあげられないのが辛かったです。

休日はKちゃんが連れ出してくれて本当に助かりましたが、勉強できてありがたい反面、母親失格なんじゃないかとか、ママが遊んでくれなくて悲しく思ってるんじゃないかとか罪悪感が大きかったです。。




CBTの勉強をして、良かったことももちろんありました。


いろんな知識をこのタイミングで覚え直すことができてよかった。

一回聞いたら忘れない人以外、復習しなきゃって気になってたところは絶対あると思うのですよ。

心電図の読み方とか、急性骨髄性白血病の分類とか、膠原病の自己抗体全部言えるかとか。


忘れてたことを一度整理して確認できたのは良かったです。

国試前に初めて復習したら絶対パニックになると思う。



それにしても、何かの専門家になるには、ものすごい量のインプットとアウトプットが必要なんだなということを再認識しました。






勉強法

で、私がどうやって勉強したかなんですが、本格的に始めたのはCBT3 ヶ月ちょっと前から。


QB5冊を(教科書調べながら) 3~4周、という感じです。

もっと早く始めておけばよかったなぁ。


メックやテコムなどのビデオ講座は、見る時間がないと思ったので受講しませんでした。

大学によるみたいなのですが、うちの大学は講座取る文化なので、89割の人は受講していたと思います。


実は、 QBを買うと見ることができる無料動画もあり( β版なので2020年まで無料公開とのこと)、臨床医学はかなり充実しています。

私は教科書読んでもよくわからないところだけ数個見ましたが、わかりやすかったです。



QBを解いた順番は、重要な順に、vol.2→3→1→4→5 


vol.2vol.3は臨床医学(循環器、消化器、呼吸器など)で、出題量の 6割くらいを占めます。

その次に重要なのがvol.1(基礎医学。分子細胞生物学、生化学、生理学など)ですね。


これを見てください(QBより)。





vol.4は多選択肢問題(選択肢がめちゃ多い問題)と四連問(4つ連続した問題で、解答を選ぶたび医療情報が開示されていく。後戻りできない)、 vol.5は最新の復元問題です。


四連問はちょっとクセありますが、何回かやってるとパターンがつかめてきます。vol.5 は簡単なのでさらっと2周しただけです。




勉強した時間帯は、コウを寝かしつけた後の夜中と、授業中。

授業中はほとんどずっとQB解いてました。

授業聴きたい派なんですが、まとまった時間が取れるのがそこしかなかった。。



1周目は、難しいのと勉強慣れてないのとでかなりきつかったです。

vol.2は循環器と脳神経で挫折しそうになりながら 1ヶ月弱かかってしまったこれではいかんと vol.3 は少しスピードアップ。

vol.1は記憶もはるか彼方の基礎医学で完全お手上げ状態だったのですが、23 2周目と並行しつつ1 週間で無理やり終わらせました。


とりあえずこの3冊を終えれば少し見通しが立ってくるんですが、vol.4 に入ったら難しいのと量が多すぎるのとで再び挫折しかけ、1週間かかった。 

vol.5は慣れてきて2 3日くらい。


その後は、(並行したり前後したりしてますが)

23の3周目 →14 5 の2周目→23 4周目(間違えたところ)→1・4 の3周目(間違えたところ)までやったところでタイムアウトとなりました。



QBはオンラインでも解けるので冊子を複数持ち歩かなくて済んで便利なんですが、私は紙の方が良く覚えられました。

QBオンラインは専用のアプリ上で解く形式なので書き込んだりマーカー引いたりページをパラパラ戻って見直すことができず、覚えにくかったです。問題シャッフル機能や病みえへのリンクなどは良かったんですが…

結局、最初オンラインで解いていた分野は、もう一度紙で解き直すことになりました。



学習計画の立て方はざっくりでした。

平日は、コウの体調や機嫌によって、やれる日とやれない日があるので、かっちり決め過ぎないようにしてました(計画どおりいかないとへこむので…)。



模試は、メック模試(6千円くらい)とQB 模試(QB買えば無料)を直前に受けてみて、それぞれ得点率は91%81%でした。

メック模試は簡単だったし、QB模試だけで良かったかもしれません。





アドバイス

ここからは今からCBTを迎えるみなさんに送るいくつかのアドバイス。




いきなり問題からやるべし

初めは、教科書をざっと読んでからやっていたのですが、それだととても終わらない。

いきなりQBからやって何が重要か認識し、解説を読んで、わからないところを「病気がみえる」で確認するのが効率良くておすすめです。 

QBは病みえの対応ページ数を書いてくれてるので便利です。




ゴロ合わせをググろう

ゴロは積極的に取りに行く必要あり。

QBやびょうみえを出版しているメディックメディアのゴロ合わせ集「医ンプット」もなかなか良い。

ゴロだけでもものすごい数があるので、その都度エクセルなどにまとめておくと良い。

私がまとめたゴロ合わせ集はこんな感じ。







まとめノートを作ろう

何をまとめるかというと、前日の夜や当日の休み時間に見直したいと思うところ。

あ、QB1周目ではまだ作らなくて良いです。たぶんわからないところだらけだから教科書

を延々とうつすだけになっちゃう。

2周目、3周目くらいで、ここいつも間違えるなーとか度忘れしそうだなーと思うところをまとめる。


手書きでも良いけど、私は、onedrive ( wordExcelのファイルをオンラインで管理できる)でまとめノート作ってました。

手書きする時間が惜しかったし、教科書の図なんかもiPadでパシャっと撮って貼りつけるだけだったので楽でした。

オンラインだから、iPadからもスマホからも見られて編集できたのがよかった。

トリミングした画像を並べて、メモ書いて、こんな感じです。





メモは自分がわかれば良いので適当に。

最低限に絞ったつもりが、35ページくらいになってしまいました。。でも直前には何度も見直してました。


A4サイズくらいの大きな図表はwordには貼りつけず、 iPadで写真を撮ってパラパラ見直していました。


そうそう、また別記事で書きたいと思いますが、白衣のポケットに入って重い教科書を持ち歩かなくていいiPad miniは医学生にはクッッッソ便利。 

CBT勉強でも本当にお役立ちでした。





早く始めてとにかく一周終わらせる。

これは反省点も含めて。

せめて4ヶ月くらい前に始めれば良かった。

国試はもうちょっと余裕持って勉強したいです。




勉強した分野と日付を記録しておく。

私はこんな感じにExcelで管理してました。これもonedriveで。




問題数も分野数もハンパないので、書いておいた方が忘れることがなくて良い。

また、やった内容が見える化できるので、少し安心します。





(医学部低学年の皆さんは)授業やレジュメもいいけど、簡単な教科書で勉強しておくとCBT前に楽かも。

いやぁ授業プリントやカリキュラムを信じきったらダメですね。先生の専門分野に偏ってたり、すごく基本的なところが抜けてたりする。


例えば、私の大学のカリキュラム、発生学がないんですよ。医学生の皆さんはびっくりでしょ このタイミングでイチから自習は本当きつかった。


基本的に、全国の医学生が抑えているポイントを取りこぼさないようにするべしです。


低学年で基礎医学の勉強をする際、薄くてもいいから教科書を買っておくと、標準的な内容を知ることができ、また、CBT前に自分の書き込みがある使い慣れたもので勉強できて便利かと思います。

CBT前に初見の教科書を見るのはちょっとしんどいです。。1つの分野にそんな時間かけられませんしね。



薄めの教科書を使って、最初は浅くていいから全体のポイントだけ抑え、後から深めていくのが良いかと思います。





体調管理めっちゃ大事。

CBT2週間前、自分も含めて家族全員風邪を引き、さらにコウがノロにかかって7 8回吐いた時は、心配なのと、自分も鼻水と肩こりがひどすぎてしんどすぎて涙が出そうになりました。

さらにKちゃんが尿管結石に。

人類の三大痛みの1つです。ひいいい。

幸い石は排出されましたが、本当に心配しました。





育児やりながらのCBT勉強は、子なしで受験勉強してた時の数倍大変でした。

なんとか乗り切れてホッとしています。実技試験であるOSCEについてもまた書きたいと思います(*´ω`*) 






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