昨日は、必修授業の一環で、自宅から少し離れたのどかな町の地域実習に行ってきました。

あたしの大学では、1年生時に、県下の全市町村に4~5人の班ごとに分かれて派遣され、各地域の歴史、文化、特徴、医療などについて学びます。
市・町役場の方に協力していただき、住民の方々から聞き取りを行ったり、地域のイベントに参加させていただいたりします。
2年生時にも同じ地域に派遣され、1年生時に学んだことを用いて、地域住民の方々の健康を増進する提案を行い、実践することになっています。
県の南の方担当の班は交通の便があまりよくないので、2泊3日など泊まりがけで行きます。



地域実習に行くたびに思うのですが、本当にこの県、大好きだなぁ….。゚+.(・∀・)゚+.゚
2年前、ここに来るまでは都会に住んでいることが多かったのですが、地方の景色、家賃、のどかさ、などの醍醐味を知るともう都会に戻りたいとは思わないかも。
東京に住んでいないと人生終わる!と思いこんでいる人たちも、一度地方暮らしを経験してみると意外に帰りたくなくなるかもしれません。

あたしは、生まれ育ったのは大阪(の田舎の方)でしたが、前の大学時代は梅田の近辺で一人暮らし、就職してからは東京、結婚してからは横浜に住んで、都内に出勤していました。
横浜では、横浜駅徒歩の都心部に住んでいて、ベイエリアや中華街で新婚時代を過ごし、めちゃめちゃ楽しかったのですが、大きなスーパーがなかったり(タオルとか「そごう」で買うしかない(笑))、家賃が目の玉飛び出るほど高かったり、でも部屋はそんな大きくなく、騒音があったり、という感じでした。どこに行くのも人が多いですしね(笑)。

今まででいちばん住みやすいところはやはり今住んでいる場所です。車があればすごく便利。あまり物欲がある方ではないので、週末イオンでゆっくり買い物できれば満足です。そごうじゃなくても、イオンのタオルはすばらしいです(笑)。
ネット、特にAmazonや楽天がめちゃめちゃいい仕事してくれるので、何か買えなくて困るということもあまりありません。
週末、近い観光地にもすぐ行けます。おいしい名産品が安く食べられます。
家賃という固定費がぐっと安くなることで、生活の質が上がります。多少の不便には目をつぶるからその方がいい、という人もけっこういるのではないでしょうか。



…地方がアツい!と個人的にも思うのですが、企業や医師にとっても同じなんじゃないかなぁと思います。
電機メーカー勤務時代に学んだ、おもしろく仕事をするための鉄則は、「ライバルが少ないところで勝負する」。ライバルが少ないこと=ブルーオーシャン、市場が過密状態=レッドオーシャンといいます。

たとえば、東京でレッドオーシャンになってしまって、重箱の隅をつつくようなサービスと爪に火をともすような節約でやっていかなければならない事業も、地方では誰も参入しておらずブルーオーシャン、ということも多いと思います。
また、IT企業ならパソコンがあればどこででも始められます。
今はskype等を使うテレビ会議で、物理的距離を越え、顔を見ながらコミュニケーションを取ることも簡単です。地方の中には、ネットインフラ整備を整えることで企業誘致に注力する、徳島県神山町のような取り組みもあるようですね。(※こちらの記事参照 四国の山里で働くという選択


医師にとっては、やる気がアップする可能性が多いにあると思います。都心の大病院だと医師が多いので、ともすれば歯車の1つのように感じられることが多そう。
地方では慢性的な医師不足なので、相対的に自分の価値が上がります。大変だろうけど…
もちろん、地方医療がたくさんの問題を抱えていることは皆承知していると思いますが、完璧に作られた、不備のない場所にいるより、改善の余地のある現場で、自分の手でさまざまなことを工夫して働くというほうがあたしにはおもしろそうに思います。


夫Kちゃんの転勤でこの地に偶然やってきたわけですが、もっともっと楽しみ、そして、もっと盛り上げていければなぁと思います。6年後は医師としても。
まずは自分にできることから。友達を泊まりがけで我が家に招待しまくっていますが、みんなとても満足して帰ってくれます(笑)。


医学部を目指す皆さん!地方に尻込みせず、来てみたら意外にいいとこかもよ(・∀・)



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