ちえりんです。


春休みを謳歌する他学部の皆さんを尻目に、私たち、まだ春休みに入っておりません…

それどころか、最大のヤマ場、「脳・神経」の試験勉強中です。
ハンパない量です。

医学生の友、「病気がみえる」シリーズ
も、「脳・神経」はめっちゃ分厚いんですよ(゚o゚;;

   
レジュメもこれと同じくらいの厚さあります。



そんなわけでブログを書くか迷ったのですが、やはり、東日本大震災のことは今日書いておきたいなと思いました。



私があの地震から学んだのは、

「現実に起きないことなんて、ない」

ということでした。

東北で実際に被災された方とはとても比べられませんが、東京でも、非日常が日常になる、今まで経験したことのない非常事態でした。






当時、私は、レインボーブリッジの前のオフィスで働いていました。
高層ビルだったのでものすごい揺れに襲われ、全員悲鳴をあげて机の下に潜りました。直後、窓から見える対岸のお台場で火災が発生。真っ黒な煙がもくもくと空を覆い、いつここもそうなるかと気が気ではありませんでした。

職場のテレビは、現実とは思えない津波の中継映像を映し出し、夕方には千葉のコスモ石油が大爆発。対岸に火柱が上がるのを見て震えました。

自宅まで3時間半歩いて帰りました。
いつでも逃げられるように非常袋を枕元に置いて寝ました。


その後、原発の爆発、電力不足で衝撃の計画停電。
電車は本数が少なくなり、地下鉄やオフィスのいたるところの電気が消され、薄暗かったです。
毎日のように1日数回の余震が続き、震度3くらいは日常茶飯事に。
本当に異様な雰囲気でした。





当時、募金だけしかできない、何もできない自分が嫌でした。

「復興のためにはいつも通り働いて、少しでも経済を回すことが大事!」と自分に言い聞かせたり口に出したりもしてたけど、本当は、あまりの自分の無力さにショックを受けていました。

思えば、この時初めて、
「自分が医療者だったら、こういう時役に立てるのに」
と思ったような気がします。


私が医師を志した理由は、直接的には、東日本大震災から1年半後の父の交通事故死ですが、震災で感じたこのことがあったからこそ、医師になるという考えが浮かんだのかなと思います。


将来はDMAT(災害派遣医療チーム)に入りたいので、卒業後は、災害拠点病院に指定されている病院で研修医をするつもりです。



現実に起きないことなんて、ない。

災害はいつどこででも起こりうるので、今度こそ役に立ちたいです。



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