春休みになって時間があるので、研究室に通って実験をしています。なんか理系っぽくて楽しい。。(´∀`*)素人丸出しの私。
あたしの大学では、希望すれば1年生のうちから研究室に所属することができます。周りにも研究室に入っている人はけっこう多いです。


過去記事「新しい研究室&最近の勉強!」でも少し書いたのですが、今出入りして実験を行っているのは分子病態学の研究室です。病気を分子のレベルから解明することを目的としていて、教授1人と助教の先生が2人、院生と学生が数人ずついます。あたしはもともと救急研究室から紹介されたということもあり、救急医の助教の先生に指導していただいています。


超初心者でぺーぺーなので、今やっている実験は、「何かを解明する」というよりも「分子生物学の実験の基礎を学ぶ」ための実験です。ある重要な血管内のたんぱく質をDNAから作ろうとしています。
まず、DNAを、機械で温度を上げ下げしながら増幅します。PCR法といいます(「PCR」とその詳細は1年生分子細胞生物学で必須学習事項!)。増やしたDNAをゲルに流し入れ、電気を流すと、ほしいDNA断片が分離します。ゲルごとDNAを切り出し、溶かして精製し、抽出します。今度はそれをプラスミドと呼ばれる環状DNAに組み込み(これがいわゆる「遺伝子組み換え」)、その環状DNAを大腸菌に入れます。大腸菌が繁殖したら、その中で環状DNAも増えています。増やしたDNAを無限に増殖する細胞に入れ、そこからたんぱく質を大量に得ようという計画です。


もともと文系なので、こういう、分子生物学の実験って初めてで興味深いです。受験勉強中はすべて独学だったので、誰かに何かを教えてもらえるということがとてもありがたく感じます。

…しかし!実験、思ってた以上に難しい。。。(´・ω・`)

その理由は、「器具の取り扱いに慣れていない」。いや、「1マイクロリットル」(=0.001ミリリットル)とか測り取るの、難しいYO!1マイクロ、ほんの小さな水滴1つ分です。それが確実にチューブに入ったか、ときどき確信を持てないことが…いや、こんなんではダメですが(笑)。

ただ、それは「初心者あるある」らしく、初めてPCRでDNAを増やしたときに、ちゃんと増幅できていたというので先生に褒められました(おい)。DNAと一緒に入れる薬品が1マイクロリットル~5マイクロリットルなので、慣れていない人はそれがきちんと入れられていないことがよくあるんだとか。
へえ~!受験生のとき生物でPCRについて勉強したとき、「DNA複製が簡単に行える」って書いてあったので初心者でもすっげー簡単にできるのかと思ってた!



本日は二度目のPCRと電気泳動。少し慣れました。じゃーーーーーーーん。

2015-02-13-20-09-10


なんのこっちゃよくわからないと思いますが、この光っている部分が、増やしたかったDNAです。これが光っていないと、もう一度やり直しに。。。要するに、PCR成功!(*´∇`*)
今度はこれを大腸菌に組み込み、無事大腸菌が繁殖してくれるかどうか…

月曜日に大腸菌と遊びに、また研究室に行ってきます。



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