8割おじさん・西浦教授が語る「コロナ新事実」

東洋経済オンライン
2020年05月25日
――新型コロナウイルスの流行状況を理解するために、現在、多くの国民が報道などを通じて実効再生産数について学んでいますね。2009年に新型インフルエンザの流行があったとき、初めて日本の全国紙の一面記事に再…
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8割おじさんを批判する方が最近いはるようですが、
まったくもって後出しじゃんけんで、
誰にも批判する権利はないと思います。

当時の状況において、西浦先生のシミュレーションに基づいて、接触8割自粛という方針に政治判断をしたわけで、
全く新しいウイルスで未曾有の事態なのだから確実な予測はできなくて当たり前で、間違ってたから非難する、ではなく、随時feedbackして方針転換していけばよいのです。

むしろ、ここまで順調に収束へ向かうことができたのは日本人みんなの努力の賜物ですし、そこを誇りに思ってよいのではないかと。
相手が自然科学であれば、特定の物理法則に従っていると考えられるので、モデル化とそれによる予測や研究は以前から多く用いられています。
例えば、ビルの屋上からボールを落として何秒後に地面に到達するかというのは、加速度の式(モデル)から計算することができます。ただし、学校でこれを習う時は空気抵抗の影響を無視できるものとしてあえて計算に入れていないことが多いです。でも、確かに影響が十分小さいので簡単なモデル式でも実用にはほとんど問題ありません。
これが気象の予報モデルの場合には複雑になってきます。確かに空気の運動は物理法則で示せますが、では海からもらう熱や水分はどのように考えるのか、地面との相互作用(建物や森林、砂漠など)はどう考えるのか、といった部分や、そもそも初期状態をきちんと把握できているのか(気象観測の密度や精度)、といった問題があり、結局は精度の高い予報はせいぜい1,2週間先までしか得られていません。

コロナの問題においては、まず方程式を構成する大事な要素である実効再生産数がいくらなのか正確にわかっていないほか、人間の行動も千差万別であり単に自然を相手にした話よりもさらに複雑であるということが問題であると思います。ですから、モデルといっても仮説の一つにすぎません。
正確なモデルの構築が目標とはなりますが、どの要素が大きいのか、どの要素が無視できるくらい小さいのか、モデルの場合には再現実験がコンピューター上で簡単にできますから、現状と比較しながらどんどん良いモデルを構築していってほしいと思います。
僕は、池上彰氏が語った言葉が非常に罪作りだと思っています。「(政治家は)専門家の言うことを聞きましょう」。このセリフは、政治家叩きという国民のガス抜きにはいいですが、100%間違えています。専門家ほど見解は分かれます。原発、規制、地震、安保など。また、そもそも安倍政権の感染症対策や日本の歴代政権はずっと専門家を招聘し、政治を進めてきました。

その専門家の一人・西浦氏の理論は、仮説の域を出ません。
1)海外の例を使って「2.5」と想定。これは日本の初動値からしておかしい。僕でさえそう言い続けてきました。
2)人口60%の感染で、集団免疫効果という、これも疑問が突きつけられています。
3)8割外出抑制ですが、外出する方の意識の高低で、結果は変わります。

実際の数字は、緊急事態宣言が始まる前からピークアウトが始まっていました。自粛期間が続いても、感染者数・減速のスピードはほぼ一定。つまり、僕は当時から書いていますが、非常事態を延長する必要はなかったのです。学者の政策実験に、経済という人の命と人生が狂わされてしまいました。そんな実態を無視して、「怖い、ヤバい」と煽り続けるのは、感染症学者の本分です。政治家が、彼らに依存し続けるのは危険です。
確かに。コロナが怖いのは、ウィルスそのものよりも、大衆の行動がもたらす個人への影響ですね。個人がいくら自粛しても、周りがしなかったら感染拡大が収束しないように、国際社会では、日本だけがクローズドで収束しても欧米がオープンドアポリシーを追求するとまたパンドラの箱が開く。
結局人類はつながっているのですね。
伝言ゲームじゃないですけど、シャットアウトして最適化を目指すより、つながりを活かしてどうみんなで生きていくかを考えたいものですね。理想論だけ語れないのはわかりつつ・・・
日本が収束傾向で海外が拡大傾向。この「8割おじさん」なる西浦教授の貢献も大きいと思う。

それでも今後海外からの流入に対しては厚生労働省が関わる水際対策しかできないよう。法務省や国家安全保障会議に対しても専門家の知見が導入されればと思う。
ためになる記事😌
基本再生産数は均質性をベースとしているが、感染初期に再生産数の高いグループが感染し、徐々に低いグループへと移行していくので、集団免疫に必要な感染率 (1-1/R0) が下がっていく。
興味深い論考。最後の「仮にアメリカが感染拡大の制御を諦めれば、経済を回すために他国にも「門戸を開けなさい」と迫るのではないだろうか。そうなれば、日本に影響がないはずはない」という指摘。日本にとっては難しい対応。
批難は不要だと思います。ただ、ご本人は、自分のモデルが間違っていたことを、真摯に認めて、その部分はご自身で謝罪すべきだとも思います。

米国では、Dr. Fauciが、一番初期の頃に「約10万人から20万人」と予測して、今でも、その範囲内です。正しいモデルであれば、正しい予測が可能です。

しかし、西浦さんの予測は、2桁違うもので、完全にモデルが違っていたということです。「その数字」は、専門家以外の一般の人たちに大きなインパクトを与えたことになります。

新しいものなので、間違えることはあります。但し、間違えたのであれば、間違えたことを認めないと、誰からも信用されなくなります。

2桁違うモデルということは、専門家という立場から鑑みると、その意味は軽くはないと思います。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
未知のウイルスに対する予測の計算なのですから、結果として大幅に予測が外れてもそこは非難されるべきではないでしょう。

でもなぜ予想と違ったのか?は徹底的に検証はされるべきです。
今の最大の疑問は『欧米と東アジアなどでの100倍に及ぶ感染率・死亡率の差』。

欧米では本当にゴジラが上陸したけど、日本含め東アジアでは毎年のインフルエンザより圧倒的に死亡率が低い「トカゲ級」だったわけですから。
何かの要因(よく言われるファクターX)がないとここまできれいに2群に分かれないと思います。

数理モデルに期待すべきでもないのかもしれませんが、ここの説明は一切ないんですよね。
基本再生産数と実効再生産数の違いを理解していない議論は多かった。

西浦教授など専門家会議の決定には私は従います。

それにしてもブラジルの戦略が正しいとかになるのだろうか。。。

これはなんとしてでもワクチンを開発しないといけないな。