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「ママは身長100cm」

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「身長100cm、車椅子ユーザーの小さなママ
 まわりを巻き込み、助けあう子育てのコツとは?
 みんなと同じ、でもちょっぴりちがう 小型ママの子育て」

キャスター 有働由美子さん推薦!
「自分の命、自分の人生なんだもん 
 夏子のように生きたいな」


◆テレビ・メディア出演動画はこちら◆

Dooo「身長100センチのママの子育てと自分らしい生き方」前編
https://youtu.be/apDFBjcQDbM

テレビ神奈川「イイコト!」前編
https://youtu.be/ppbHErUNyd8

カテゴリ:車椅子日記 > チャーミングな障害


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今回のMAZEKOZEファションショー、
いろいろな特徴や障害のある人が
たくさん関わっていました。
どの人もそれぞれに魅力的で、
障害の話をすることを思いつかなかったのです。
お互いが、障害ばかりに目をむけるのではなく、
その人自身を受け入れていて、
居心地が良くて、安心して、
人との出会いを楽しめるショーでした。

障害があると、
第一印象で「ショウガイ!!!」が目立っちゃうし、
相手に変に気を使われて、
疲れたり、不安になったりも多いんだもの。


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私、ティアラも気に入って、
これから日常使いでティアラをしていきます!
ひかないでくださいね、笑。

MAZEKOZE企画は
3月27日相模原の悲しい事件を受けての講演会、
4月2日は街中を青に染めるwarm blue2017
があります!
ぜひ足を運んでくださいね。

ホウドウキョクのファッションショーの動画
ご覧ください。


 
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あこがれのおひめさま。
大好きなティアラ。
Get in touchの「MAZEKOZEファッションショウ」
 
幸せな時間でした。 


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東ちづるさんをはじめ、
Babi&Kaieさん、
写真家の渡辺達生さん
メイクのKodoさん(メイクの方4人いましたが、私はKodoさんでした)
会場設営やみなさま、
本当にありがとうございました。






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それぞれのパフォーマンスもすばらしかった!
GOMESSさんのラップ
ひらりちゃんの歌
かんばらけんたさんのダンス
ドラァグクイーンの松坂牛子さん。




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ありがとうございました! 

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東日本大震災から6年。
あの時、取り残された障害者などのマイノリティーは
本当に多かった。
もっともっとみんなの日常の中で、
マイノリティーが生きていけたら、
助かる命もあったはず。

そんな想いをこめて、
女優の東ちづるさんが代表のプロジェクト
Get in touch
今日から約1ヶ月、さまざまイベントが開かれます。
いろんな人がまぜこぜで生きていける毎日を目指して。 

3月19日のファションショーには
私もモデルをします。
ぜひみにきてくださいね!

コピー20161129どうぞを待っています



東京新聞 2016年11月29日(火)
障害者は四つ葉のクローバー
「どうぞ」を待っています


今年も残すところ、あと一カ月。クリスマスもひかえ、プレゼントを考え始めたあなた、自分のスペースを「どうぞ」、と譲る贈り物はいかがでしょうか?
 
というのも、車椅子の私は外出の際、エレベーターに乗りたいのに乗れないことがよくあるのです。新宿や横浜といった大都市の駅では長蛇の列ができ、土日は十分以上待つこともしばしば。そして、特に困るのがデパートです。
 
 正面玄関のある一階から乗り、三階の婦人服売り場で降りたらもう最後。次に乗ろうと思っても、下の階から毎回、満員でやって来るので、途中階では到底乗れないのです。
 
 せっかくお出かけしたのに、エレベーター待ちだけで時間が過ぎていきます。階の移動を減らさざるを得ず、見たいものにたどり着けないことも、よくあります。一つ下の階だからエスカレーターで行こう!ってできないのが、車椅子の不便なところです。

 心がさらに折れるのは、エレベーターの中にいる人たちの、私への視線です。「仕方ないけど無理ね」と暗黙に伝えるように、目を伏せながらドアを閉めるのです。

 冷たい視線に悲しくなり、私だって諦めたい、と思いつつも、乗らないことにはどこにも行けません。私は乗れない状況が二回続くと、三回目には「すみません。ずっと待っています。乗せていただけませんか?」とお願いします。すると、何人かが降りてくれます。気まずい雰囲気になったエレベーターに乗るのは本当は嫌なのですが、仕方ありません。

 車椅子優先エレベーターもありますが、一般の人が普通に使っているので、意味をなしていません。優先エレベーターの設置ではなく、必要な時に譲ってもらえたら、ありがたいのです。

 学生時代に留学した米国やデンマークでは、車椅子やベビーカーがエレベーターを利用する時は、中の人は降りて、どうぞ、と譲るのが普通でした。悲しいことに、これが日本ではほとんどなく、まれにそうしてくれる人は、日本でも外国人ばかりなのです。

 日本はエレベーターが小さいこともありますが、エレベーター以外も使える人が乗っていることが混雑の原因です。疲れているのかもしれないし、急いでいるのかもしれない。譲ることで目立つのが恥ずかしい、と感じることもあるかと思うのですが、あと一歩! 日本の誇りである「おもてなしの心」を、オフにしてほしくないのです。

 エレベーターのドアが開いていると無意識に、小走りに乗ってしまうあなた! エレベーター以外の方法もありますよ。もちろん空いていれば使ってもいいのですが、譲るべき人が待っていたら、「どうぞ」と譲っていただけませんか。

 そんな勇気あるあなたを見ていた誰かが、次回は同じことをしてくれるでしょう。十二月三日からは障害者週間もはじまります。「どうぞ」のプレゼントをもらえる師走を期待します。


写真:小さなエレベーターは車椅子一台がぎりぎりです。

20161025意識の段差なくなれば
東京新聞 2016年10月25日(火)
障害者は四つ葉のクローバー
意識の「段差」なくなれば・・・

好きな人や友だちと、ショッピングもしたいし、カフェでお茶もしたい!でもおしゃれなお店ほど、段差があったり、狭かったりと、車椅子では楽しめないことがよくあるのです。仕方がないので、普段はバリアフリーの整った比較的新しいお店やショッピングセンターを選びがちです。

先日、東京・表参道にある大きな商業施設を訪れました。日本有数のショッピングスポットですが、私の行きたい店舗は地下二階にあり、階段でしか行けません。警備の方が、私の車椅子を持って下さると言ってくださいましたが、電動車椅子は重さ80kg、私を含め100kgを越えてしまいます。そんな重いものを、狭い階段で運んでもらうことは、危険を伴います。、泣く泣く入店を諦めました。

誰もが楽しめるはずの大型施設、そしてわずか10年前にできたお店ですら、車椅子ユーザーが行けないなんて。きっとベビーカーをはじめ、階段を使うのが難しい人も、入店を諦めているのでしょう。後日、メールを送り、車椅子でも入れる場所に店舗の移動をお願いしましたが、難しいとの回答をもらいました。残念でたまりません。

東京メトロ霞ヶ関駅も10年前まで、エレベーターでホームから地上に行くことができず、車椅子ユーザーは隣の国会議事堂前駅を使うよう駅員から勧められました。日本の中心ともいえる霞ヶ関もこのような状況だったので、車椅子の人に我慢を強いることが当たり前の社会といえるでしょう。

障害のせいでできないことがあるのではなく、設備が整っていないがゆえに、自分の障害を実感する毎日です。もちろん車椅子でも、普通の人とは違う、時間のかかるルートや、危険を伴う方法なら、できることはあります。でも駅の利用やショッピングで、そんなめんどくささや、危ない思いをしたくはありません。

また、助けてもらいたい時に、周りに人がいるとは限りません。自ら助けを呼ぶことに、疲れることもあります。「どうしましたか?」「手伝いましょうか?」と声をかけてもらえると、ありがたいです。そして健常者が階段を使うときに「車椅子の人はどうするんだろう」と普段から考えてくれたら、私はもっと生活しやすくなるでしょう。

脳性まひで車椅子ユーザーの医師、熊谷晋一郎さんは、「障害者の自立のためには依存先を増やすことだ大切だ」と言っています。例えば東日本大震災のとき、一般の人は階段やはしご、ロープなど、いろいろな手段を頼って避難できましたが、エレベーターしか使えない車椅子ユーザーは取り残されてしまいました。

熊谷さんは、頼るものが少ない障害者も、頼るものがあればあるほど自立につながると言います。言い換えると「自分は自立している」と思っている人ほど、使える手段が多く、いろいろなものに依存しているのかもしれません。

一人一人の気づき、思いやりが、誰かの生きづらさを解消していきます。車椅子ユーザーをはじめ、困難を抱える人に、たくさんの選択肢があり、いろいろな人や物に頼って、依存できる社会をつくっていきたいです。

写真;雨の日でも車椅子で、傘をさして娘とお出かけ

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バリアフリーファッションショー「バリコレ」に参加しました!
いろいろな障害のある20人のキラキラ女子たちです。


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ランウェイを歩き



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ダンスをし



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取材も受けました。
11月6日(日)夜7時から、バリバラ(NHK・Eテレ)で放送されます。
見てね!


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「ママ、かわいいねー、きれいだねー、このキラキラとれる?」のムスコくん。
前日のリハーサルから、私は泊まり込みだったので、パパちゃんと楽しく過ごし、見にきてくれました。

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NHK Eテレ バリバラ主催のファションショー、バリコレに、私、モデルとして参加します。

9つのチームが参加し、私はその中の一つ「Co Co LIfe☆女子部」の20人と一緒です。
車椅子ユーザーだけでなく、内部、視覚、聴覚、精神いろいろな障害のあるみんなと練習を重ねています。
写真はダンスの練習の一コマ。
衣装は前日のリハにしか完成しないので、ドキドキ。



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2016年10月10日(月・祝)
二回公演 12:00~14:00 と 16:00~18:00
東京・六本木ヒルズアリーナ

無料です!
そして、はるな愛ちゃんをはじめ、素敵な方もたくさん。
ぜひ見にきてください!

(当日、テレビで生中継されますが、私のチームは残念ながら生中継なし。11月にバリバラで放送されます)

バリコレの詳細はコチラ

0830やまゆり園
東京新聞 2016年8月30日(火)

「やまゆり園」事件に思う

車椅子に乗り、身長100cmの私は時々、透明人間になってしまいます。街で子どもが私を指差し「あれ、なに?」「ちっちゃい!おとな?こども?」と聞いても、一緒にいる大人は「危ないよ」「あっちに行くよ」と、私を見なかったことにするのです。

障害者をじろじろ見てはいけない、失礼なことを言ってはいけない、何だか怖い、そんな戸惑いがあるのでしょう。でも「車椅子だよ。歩けない人が乗るんだよ」「小さい人もいるね。大人かどうか、聞いてみる?」子どもの疑問に大人も一緒に向き合い、学びの機会にしてほしい。そして一歩進んで、どうして障害者を見かける機会が少ないのかまで、考えてほしいのです。

障害があると、学校も住む場所も隔離されがちです。さらに「特別なサービスが受けられ、隔離は良いこと」と信じる人もいます。本当は誰だって、隔離されるのは嫌なのに。相模原市の知的障害者施設「やまゆり園」の事件は、容疑者の「障害があると大変」「障害はない方がいいに決まっている」という思い込みが引き起こしました。でも皆さんが障害者と関わる機会もなく、無意識に持っている障害への偏見が、事件につながったともいえるのではないでしょうか。

 文部科学大臣は事件を受け、特別支援学校へのメッセージとして、障害のある子とない子がお互いを正しく理解するため、交流及び共同学習を進めていく―と述べました。しかし学校を分けてしまうこと、そのものが間違っていると私は考えています。障害者は「理解しよう」とする存在なのではなく、「当たり前に隣にいる人」で、「自分もなり得る存在」なのです。

 養護学校(現・特別支援学校)に通っていた小・中学校のころ、年に数回、普通学校との交流会がありました。決められた時間だけプログラムに沿って、あいさつしたり、遊んだり。私たちは、まるでサーカスの一団のようで、交流会が終わればイベント終了! 週末にその子たちと遊ぶことはないし、街での冷たい視線がなくなったわけでもありませんでした。お互いの学校が分けらていることについて、一緒に考えれたらどんなに良かったでしょう。

 
 学校をはじめ、障害者には生活環境の選択肢がほとんどありません。障害者も学校や放課後・休みの日の過ごし方、職業、住む場所を選びたいのです。そのためのサポート・制度が必要です。私は当時、放課後は地域の学習塾に通い、そこに友だちがいました。多くの大人は、私の普通高校への進学を反対しましたが、塾の仲間たちがいたからこそ、相当大変でしたが反対意見に押しつぶされることなく、普通学校で学ぶ権利を得られました。

いま、考え方を変えていく時なのです。まずはお膳立てされた交流会ではなく、1日でも障害者と一緒に遊び、ご飯を食べ、障害のある生活は楽しくもあり、時には不便なことに気づいてほしいのです。

いぜな・なつこ
1982年、沖縄県生まれ。骨の折れやすい障害で電動車椅子使用。小学校講師などを経て神奈川県内で育児に奮闘中。「マイノリティ=珍しい四つ葉のクローバー」の視点で日々を綴る。

写真:家族で献花に訪れた「やまゆり園」=相模原市で

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