福井鉄道(本社福井県越前市)は、「880形」車両1編成に、減速時に生じる電力を架線に戻し再利用する「回生ブレーキ」を導入するなど省エネ改造を行った。従来に比べて消費電力を約45%削減できる見込み。
電車の加速力や速度などに応じて電圧や周波数を変化させて、モーターを効率的に動かす「VVVFインバータ制御装置」も導入。車内照明もLED化したほか、空調設備の高効率化を進めた。
回生ブレーキやVVVFインバータ制御装置は次世代型低床車両フクラムの車両でも導入している。福鉄は「環境に優しい電車で地球温暖化防止に貢献していきたい」としている。