勘違いして後々ドツボにはまらないための俺的心得です。
自分となんとなく同じものを感じるから、その人のことを好きになっちゃう？仲良くなっちゃう？
それ、果てしない消耗への入り口です。
自分と似たような性質を持っている他人と、相思相愛あるいはいわゆる親友にになったとします。
気が合う、考え方が似ている、特定の事実に対し同じような感想を得る、これらの感想を他人と共有する、こういったことは気持ちのよいもので、大いに結構なことです。
ただし、お互い全般的にそんな相性だとすると、それは相手と自分は同じような強みを持っているということであり、同時に同じような弱みを持っていることでもあります。
自分と相手は双方、似通った特徴や強味弱点の同じ組み合わせを持っている、ということです。すなわち、自分が相手に弱さを見せたとき、相手は相手で自分と同じような理由で同時に弱くなっていてどうしようもなくなる、という可能性があることを示します。
これでは真の支えあいは叶わず、どちらかが崩れると双方崩れるという、非常に脆い人間関係となります。
感性や思想のシンクロは結構なことですが、感情のシンクロが過ぎると、イザというときに互いに互いを支えることができません。お互いに「ハァ？それ意味わからん」というような、全く感想が似つかない一面もあった方が、長期的には長続きしやすいかもしれません。
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