新型コロナウイルスの感染拡大の兆候を把握するため、県が今月1日から実施しているモニタリングPCR検査について、1140人が受検し、このうち、3人が陽性と判明したと発表しました。

【湯崎知事会見】

「現在、感染拡大の入り口にあるのではないかということを懸念していて、ここで感染急拡大を抑えることができるかどうかの非常に重要な時期である」

広島県は新型コロナウイルスの感染拡大の予兆を捉え、早めに感染の広がりを抑え込む対策を打つために、今月1日から県内すべての住民や働く人を対象にしたモニタリングPCR検査を実施しています。

広島県によりますと、5つのPCR検査センターで今月1日から4日までに1140人が検査を受け、この内3人が陽性と判明したということです。

湯崎知事は「検査の数を増やすことが感染拡大を抑えることにつながる」と述べ、特に行動範囲が広い若者が積極的に受検すべきとの考えを示した他、きのうから「まん延防止等重点措置」が適用されている大阪、兵庫、宮城の1府2県と往来する人は積極的に受けてほしいと呼びかけました。

一方、きのうまでに3774人が薬局で検査キットを受け取り、現在652人分の検査が行われていて、これについても近く結果が判明します。