数学独学勉強法ですが、私は前期試験に落ち、センター+面接+小論文の後期で合格しているので、ご参考までに見てください。ちなみに本番の点数は、センターⅠA 67 点。ⅡB 100点。前期試験は102/200 点でした。


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元文系の私は、超苦手科目は期待を裏切らず数学。もちろん数学。かろうじて現役の頃、9 年前に数学ⅠAとⅡB はセンターで経験済みです。記憶ははるかかなたですが。当時も数学はすごく苦手でした。苦手すぎて、二次試験で数学のかわりに日本史論述選べる大学に行ったくらい。あまり覚えていませんがセンターでは合計150点弱くらいしか取れなかったような…。医学部の二次試験で出題されるⅠA B記述問題と数学ⅢC なんて未知の領域でした。


そこで今回、私が取った戦略は、「数学を毎日の日課にする」「センター対策と二次対策を分けて勉強する」「ⅠA BとⅢC を毎日両立させる」ということ。毎日朝9時半頃から夕方まで数学に時間を割きました(休憩や家事する時間やネットの時間を挟んでます(笑))。


センター・二次ともに参考書は、坂田アキラさんという先生が書かれた、「面白いほどわかる~」という分野別の黄色のテキスト。問題集は、二次対策には青チャートⅠA BC 、秋ごろからは河合出版の「文系数学良問のプラチカⅠAB 」(注:プラチカは理系もあるのですが、「文系」の方が解説が本当にすばらしくおすすめです!ⅢCは時間切れで青チャ以外できませんでした)。センター対策には、マーク模試前や本番前に、過去問・河合や駿台のマーク式問題集/模試問題集を使いました。


まずは参考書について。高校数学を独学する人にとって、2大参考書は、マセマシリーズと坂田シリーズだと思うのですが、私には坂田シリーズの方が説明がわかりやすく、参考書の雰囲気も合っていたようです。まずは坂田シリーズでその章の全体像を捉え、概念を理解して、オーソドックスな問題を解けるようになってから青チャートに進んでいました。坂田シリーズは、やさしい言葉で書いてありますが簡単な問題ばかりというわけではないので、特に「確率」や数Ⅲの「微分」「積分」は本番前何度も読み返しました。数C の行列・二次曲線のみ坂田先生のテキストがなく志田先生のテキストでしたが、理解するのは難しかったです。

そして問題集について。青チャートは基本例題と重要例題を重視していました。わからなければ解答を見て、理解した上で覚えていました。章末問題は解説を読んでも理解できないものもありました。そういう問題は印をつけておいて、とにかく先に進むことを心がけていました。9月頃までにⅠA B青チャートは一通り終え、プラチカに移りました。良問ぞろいで解説も詳しくわかりやすかったので、本番前はもっぱらプラチカを見直しました。ⅢC は少し苦戦しました。なかなか青チャートにすんなり入れず、何度も坂田シリーズに戻っていたので、全範囲の青チャート解き終えたのは11月半ばくらいだったと思います。しかもそのとき、数C の部分は例題のみしかできていませんでした。ただ、数Ⅲの微分積分は数学が苦手でもじゅうぶん得点源になりえます。きちんとルールを覚えて計算ミスをなくし、グラフが書ければほぼOKです。

センター対策は、常に時間をはかり、時間配分に気をつけて解くようにしていました。たとえば見直し時間も含めると、ⅡB の大問1つにかけて良い時間は89 分です。めちゃめちゃタイトなので自分なりの時間配分を見つけることが大事です。私は、わからない問題があればさっさと飛ばし、鉛筆が止まる時間を極力なくすようにしていました。すべての大問のわかる部分を解き終わってから、わからなかった問題に返るようにして、パニックにならないように気をつけていました。 




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