米デイビス市にあるカリフォルニア大学獣医学部のウイルス遺伝子の専門家らは、新型コロナウイルスの2000例の遺伝子サンプルのシーケンシングを実施した。この実験により、新型コロナウイルスはわずか15遺伝子からなるが、常に変異していることが判明した。これらの変異の大部分は病原体の行動を変えることは少ないが、しかし、いくつかの変種はより感染しやすいウイルスへと変っている。
報告をまとめた研究者らは、2020年3月1日までにアジアで採取した新型コロナウイルスの150菌株の遺伝子を調査した。彼らは同様に、第1波の際のウイルスの疫学と感染症の情報を分析し、感染拡大期や指数拡大、感染減少の詳細なケースの主なパラメーターを調べた。遺伝子変異の増加は、アジア各国の感染症例での指数関数の増加に直接先行することが判明した。
研究責任者のバート・ワイマー氏は、コロナウイルスの新しい変異の出現にともないその新たな感染爆発が発生すると指摘した。
同様に分析では、予防措置が緩和されたことで多くの人々が感染し、その結果規制が導入された後に、指数関数的増加がスーパー増殖の個別のケースに変わったことが示された。
この間、欧州連合(EU)がコロナウイルスの第3波の初期段階にあると報じられた。また、NHKは日本の厚生労働省はすでに感染の第4波に備えていると伝えている。
関連ニュース

